ねじれてます

先日の参院選で民主党が大敗した・・・で、衆院で3分の2議席を連立でも確保していないから、参院で否決されて衆院に差し戻された法案の審議を、可決することが出来ない。完全に日本の政治が停滞することになってしまったわけか・・・まぁこれは自民党が、とか民主党が、とか言う前に、国家運営というシステムそのものが、時代にマッチしていないというなによりもの証拠なんだろうし、やればやるほど深みにはまっていくようにしか感じられないんだけれどな。

だいたい社会というものは成熟していくたびに規制が緩くなって、自由になっていくべきもののはずだ。人間(というか生き物全般)が生まれてから死ぬまでの過程を考えれば、すぐに解ることだと思うんだけれど、まず生まれたての赤ん坊の時は完全保護の対象だ。嫌がっても強制的に食事を取らせ、病院に連れて行き、と常に目を離さずに何から何まで世話しなければいけない。ここで赤ん坊に自由を与えても戸惑うだけで何も出来ず、大変な結果を生んでしまうことになる。

そしてだんだんと成長し子供から大人になる過程で、自分で自由に行動出来る範囲が広がっていき、お小遣いの中から好きなものを選択する自由が与えられたり、レストランで食べたいものを選択させてもらうことが出来るようになったりする。でも、まだまだ学ばなければならないことがたくさんある状況の中なので、全てが実践練習を兼ねているような半分以上保護されている状況の中で行われる。事実、法律上も未成年者の法行為は成年者の同意を要するというのも、そういったことの現れだろう。そうやって大人になるということは、自由になるということは、そのような保護のもとから抜けだして、自分で考えて自分で選択するという生活をするということだ。

社会というのも、この人間が集まって形成されている以上、同じ原理が適用されるはずだ。すなわち成熟するということは自由になるということで、そのかわり保護されなくなるということだ。では今の日本の方向性はどうだろう?そんなにたくさん保護しなければならない人々が暮らしているというのなら、日本にロクな大人は殆ど存在していないということになる。でも僕はそうではなくて、たくさんの大人が自由に自分の人生を選択しようとしているのに、いつまでも子離れ出来ない親のようにあらゆる事に介入し続ける政府が問題なのだろうと思う。改正貸金業規制法など、その顕著たる例だろう・・・消費者の保護という名のもと、消費者が自由に借り入れを起こして経済活動を行う自由を、国が介入することによって完全に奪い去ってしまった。

衆参両院の『ねじれ』ばかりに注目がいっているけれど、本当のねじれはこの『自由と保護』という矛盾する概念に起こってしまっている。保護される、ということは自由を奪われる、ということだ。そこに違和感を感じ始めている人々が沢山いるからこそ、日本の閉塞感も日増しに高まり今のような状況に陥っているのだと思う。だから、いかに人々を成熟させて自由をバックアップするか、ということに国家運営の焦点を当てない限り、自民党だろうが民主党だろうが誰が首相になろうが、さして意味のない話になるだろう。口うるさく言う親の顔がちょっと変わるだけだ・・・。

でもそれはすなわち『国家を運営している人々の飯の種が無くなってしまう』ということにもつながるので、まぁ残念ながら自分たちで変えることは出来ないだろうな~

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じゃぱん DAY

シェムリアップに数多く存在するホテル群(本当に多すぎるくらいホテルが存在している)の中でもとりわけ有名なホテルの一つにHOTEL DE LA PAIXがある。



HOTEL DE LA PAIXはシェムリアップ髄一の繁華街、パズストリートから最も近い高級ホテルだ♪ そのHOTEL DE LA PAIXとマスターカードの合同チャリティー事業の一環として、我がChres孤児院に25台の自転車を寄付して貰える運びとなった。



ママチャリで究極のオフロードを駆け抜ける、という作業を日々余儀なくされている子供たちにとって、新たな相棒の登場は非常にありがたい話であると同時に、そのイベントに孤児院まで駆けつけてくれたゲストとのふれあいも又、新しい刺激をうけることにも繋がる重要なイベントだ♪ 



まずはお決まりの記念撮影をこなす作業からスタートする(笑)



実は今回非常に面白かったのが、参加者の殆どが何らかの形で日本と関係の深い人々だと言うことだった。もちろん僕は日本人(いつもそうは見てもらえないが・・・)ということは当たり前の話として、今回カンボジアを訪ねてくれているまっちゃんとその友人のマサミくんという日本人3人組。そうしたところで急に日本語で挨拶をされてびっくりしたのが、日本在住のミャンマー人マウンさん。完全に日本語ネイティブの発音だったので、てっきり日本人かと思うと『違う』というので再度びっくりさせられることになった( ̄□ ̄;)!!


さらに今度はどこからどう見ても日本人に見える女性が一人。日本人ですかと問いかけてみると、ブラジル人だと言う・・・でも完全にブラジル日系人の両親から生まれた3世なので、日本人に見えて当然と言えば当然だ♪ だが彼女は全く日本語を話すことが出来ない。なんだか面白い展開だなぁとか思っていたところ、お次はイギリス人の男性が僕に自分の彼女を紹介してきた。


「僕の彼女は日本人とイギリス人のハーフなんだよ♪」


えっ!?そうなんだ!!とか思いつつ話をしてみると、これまた流暢な関西弁を操ってくれるじゃないですか・・・(=◇=;) なんでも神戸に住んでいた時期があったらしく、かなり忘れてしまったと謙遜している日本語は、まごう事無きレベルで僕と同じスタイルの関西弁を駆使している(笑)


そんな不思議な日本つながりのみんなに子供たちが最も熱く語った話は、もちろん「僕たちみんなで日本に行くことになっているんだ♪」という話題だ。どこかの”素晴らしい評論家”の人々が何を想ってどう言っているのかは知らないけれど、子供たちが今最も楽しみにしているイベントなのだから、ある意味当然その話題になるに決まっている。むしろ僕がさらに驚かされたのは、それを聞いた人々の反応だった。


「一体どんな企業の人々がこの企画のサポートをしているんだ?どうすればそんなことを実現することが出来るんだ??」


「もっと詳しく話を聞かせて欲しい!!」


どうやら今回のディズニープロジェクトに異常なまでに拒否反応を示しているのは、僕達と同じ価値観を持つはずで絶対的理解者でもあり良き仲間であるはずの、同じ日本で生まれて日本に住んでいる日本が大好きな日本人だけのようだ・・・なんでなんだろう??


せっかく同じ時代に同じ地域で生まれたんだから、多少考え方が違ったとしても、もっと頑張ろうとしている仲間を応援できるような日本人でありたいな・・・




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地雷博物館

現在うちの孤児院のボランティアスタッフの相互連絡やスケジュール管理、更には子供たちの情報の共有化に向けて運営支援プログラムを作成中だ。 もちろん今流行りの『クラウドコンピューティング』というスタイルをとっている♪ っていうか情報をサーバー上で共有するのって、何も今に始まったことではないとも思うんだけれど、なんで急にクラウドとか言う言葉に注目が集まっているのかよくわからない。たぶんグーグルさんのマーケティングの巧みさのなせる技なのだろう・・・


で、その支援プログラムをボランティアで作成してくれている『まっちゃん』が今回友人を連れてカンボジアに初上陸してくれた。自分のやっている行為が実際にどのような人々の役に立っているのかを自分の目で確かめて感じて欲しかったし、さらにもっと興味を持って欲しかったら以前からずっとカンボジアに来るように営業をかけていた。で、シェムリアップ・カンボジアといえばまずはアンコールワットに行かなければ話にならない。せっかく行くなら日の出を見てもらいたいということで、ダラに朝の4時半にまっちゃんたちを迎えに来るように頼んでおいて、僕はその時間は熟睡することに決めていた(笑)そして朝8時ころにショートメッセージの着信音で目覚めた僕は、その内容を見て思わず笑ってしまった。


僕のバイクのエンジンの調子が悪くて朝迎えに行くことができなった。ごめん。どうすればいい?


いやいやダラくん、お前、明らかに寝坊でしょ?(笑)でも、その前々日の日中の炎天下の下、養殖池の工事にずっと立ちあって、その後ディズニープロジェクトの渡航許可を得るためにプノンペンまで片道バスで6時間かけて誓約書にサインをしに行って、一昨日の夜中にシェムリアップに戻ってきたダラ。夜中に家まで帰る足が無かったから半野宿で朝まで時間を潰し、友人のトゥクトゥクを借りてまっちゃんたちを迎えに空港まで行って、そのまま昨日の夜遅くまで付き合ってくれたキミを誰も責めることはしない。そこで「ゴメン、寝坊しちゃった♪」とか言わないところが、カンボジア男子のプライドなんだな~と思った。


アンコールワットの次に外すことの出来ない名所といえばなんといっても地雷博物館。これも又カンボジアのリアルな一面なので、自分の目で見て色々と感じてみて欲しいということで、まっちゃんたちにも同行してもらった。



信管を抜いた地雷たち・・・実は今のルールでは地雷を発見すると爆破処理をしなければならないので、このような展示品を新たに増やすことは不可能だ。



こちらはミサイルかロケットランチャーの不発弾。僕、あまり兵器に詳しくないので間違ってたらゴメン。



まぁ、こんな感じの障害者が数多く存在するのも残念ながらカンボジアの側面の一つだ。



こちらは対戦車地雷。こんなもんが爆発すると人間なんてひとたまりもなく粉々になってしまう・・・



このディスプレイ、なんだかとってもシュールだ。ちゃんとハンモックで寝ているやつがいるのが妙にリアリティーがあったりする(笑)



この地雷博物館のオーナーがアキ・ラといって、元ポル・ポト軍の少年兵として地雷を埋めていた人物なんだけれど、地雷撤去に関しても右にでるものがいないというエキスパートだ。彼は元々個人でナイフ一本を頼りに5万発の地雷を撤去してきた。ここに展示されているのはその時彼が撤去してきたのもだ。ところが上にも書いたように、今の世界ルールでは地雷の撤去にそうような方法を使うことは安全上許される行為ではなく、ここカンボジアもそのルールに則って撤去作業をしなければ、NGO団体として地雷撤去作業をする許可自体が取り消されてしまう。ただ、その『安全のためのルール』を制定しているのは、このような地雷を製造して販売している国々でもあるのだけれど。


「僕と同じようなスキルを持った人間が10人いて、僕が元々やっていた方法で撤去作業を行うことが出来るなら、10年でカンボジアの地雷を全て撤去することが出来る」とアキ・ラは言う。でも、今のルールに従ったやり方ではその何倍もの時間と費用が嵩むということは言うまでもない・・・
(参照)
http://hugs-int.com/kengo/archives/947



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