秀逸なブログ記事紹介

ちょっと秀逸なブログ記事を見つけたので紹介がてらに自分の考えも書いてみる。

(参照)
日本に貢献すること、世界に貢献すること
http://yokichi.com/2010/11/post-293.html

実は僕も今のようにカンボジアに来る以前に色々な人に自分の計画を話した際「なんでカンボジアなの?日本にもたくさん困っている人がいるし、今は日本も貧困問題がある。助けるなら日本人のほうが先なんじゃないのか」というようなニュアンスのことを何度も言われたことがある。

最近は、僕がやっていることに興味がある人以外と話をする機会が少ないから、こんな馬鹿な事を言われることは無くなったけれど、実際にこういう意見の人がたくさんいる事実には変りはないだろう・・・

僕が思うにこういう事を言う人っていうのは、得てして「こうじゃなければならない」と考えてしまいがちな人だと思う。  要するにどこかの誰かが決めた『常識』に、殊の外縛られてしまっている可哀相な人々だ。

我々は日本人なんだから日本に住む日本国籍を有する日本人のことを助けなければならない。 日本人なんだから日本の学校を卒業し、日本語を話し、両親とも日本人で、そのまた両親も日本人で、もちろん結婚するのも日本人でなければならない。 会社の社長や筆頭株主や国会議員や、ましてや首相なんてものが外国人(元外国籍であってもだ)になるなんて許されない。

なんでみんなそんなもんに縛られるんだろう? 常識なんて常に移り変わるものだし、はっきり言ってこの世に絶対にこうでなければならないなんてものは存在しないのに。

別にアフリカの国で頑張っているからエライとか、日本で活躍してるからすごいとか、カンボジアだから特?だなんていうことも一切ない。 ボランティアをしているから尊いとか、社会貢献をしているから素晴らしいとかいう考え方も全くの間違いだ。

どこで何をしようが、その人がそれぞれ自分が一番能力を発揮できると思う場所で、楽しく頑張ることが出来ればそれが最高なんじゃないだろうか?

だからどうか僕の大好きな日本の人々は、誰かが決めたちっぽけな常識の枠の中に自分をはめ込んで、本当は常識の外でイキイキと活躍している人が羨ましいのにそこから抜けだそうとしない自分に言い訳ばかりして、そして何よりそれを自分が一番分かっているからこそ、人にそこを指摘されるとムキになって理屈をこね回し反論し、さらに自分の殻に閉じこもっていくような面白くも生産性も何にもない人生にサヨナラを告げて、誰のためでもなく自らのために素敵な人生を歩んでほしい。

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間違ったモノサシの使い方

明日は先日日本に帰国したときにイチローさんから紹介していただいた、日本ポリグルの方がうちの孤児院の水質改善のために直接出向いてくれることになった。
(参照)
安全な飲料水・日本ポリグル
http://hugs-int.com/kengo/archives/1246

これを皮切りにうちの子供達、そして近隣の住民の人々、更にはダラの村などの他の地域の人々にも安全な水を提供出来るような仕組みづくりが出来ればいいと思ってる。 先日もイチローさんとせいきゅんが、なんとかこれをビジネスの仕組みに落としこんで永続的なモデル(最近流行りのサスティナブルっちゅーやつね♪)にできないか頭をひねってくれていたようだ。

それぞれが色々な場所で銘々に想いを巡らせながら、それが一つに融合して進歩していくっていうことを目の当たりにし、あまつさえその輪の中に自分が入っている事を体感出来るのが非常に心地良い。 願わくば、もっと自分にこの流れを加速させる力が欲しいもんですね。

さて、先日ちょこっとツイッターにも書いたんだけど、以前からこのブログにも書いているように経済的な貧しさと幸せは全く別次元の話なのに、やはりよく見かけるのは『途上国の人々は貧しい暮らしをしているのに幸せそうに見える』というようなニュアンスの発言だ。これってどうしても金銭と生理的体感が全く違う次元の話だっていうふうに考えられないんだろうか。

例えばもし誰かが『あいつ金持ちなのに寒がっている』とか『この人貧乏なのに眠そうだ』なんて言ってたら、絶対バカだと思われるはずなんだけどね(笑) 幸せっていうのはそれぞれの人の脳みその中の生理現象なんだから、そもそも他人が見て幸不幸を判断してもあまり意味が無いと思うわけですよ。

そんな他人の感覚を自分のモノサシ(しかも経済的な)で計ってしまうこと事態が浅はかだし、そんなことしている以上何をやっても自己満足の域を出ないと思うんだよね。 そんなこと言ってるより「お前のこと稼がせてやるから幸せかどうかは自分で判断しなさい」って言っているほうが、よっぽど筋が通ってるよね。

僕が思うにこういった人たちは『自分が幸せかどうかを他人目線で考えてしまう』から起こる現象なのかも知れない。 年収がいくら以上だとか、大学がどこを出たとか、貯金がいくらあるとか、その他職種・勤務先・身長体重・・・最近だとツイッターのフォロワー数とかミク友の数とか(笑) 常に自分がどの位置にいるか指標が有って確認できないと、自分の幸不幸が判断できない。そういう人は、この幸せとかいうモノは決して他者が判断するようなモノ、若しくは頭で考えるようなモノではなくて、自分自身の感覚、すなわち感じるモノだということを知ることが重要なんだろうと思うんだけど。

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身も蓋もない(笑)

先日、日本に戻った際にざくっと読んだ本の紹介でもしてみよう。外国、しかもあまり日本人が大量に済んでいない場所に暮らしていると、一番困るのが『日本語書店が無いこと』だったりする。 電子書籍がもっと普及してくれればいいんだが、僕はもともと本屋の中をブラブラするのが好きだったりするので、日本食レストランなどは無くても構わないから誰が本屋を初めてくれないかな~。

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ツイッターのフォローもさせてもらっている藤沢数希の本。実は上の『残酷な世界で・・・』は藤沢氏もおすすめしている。
で、この2冊に共通しているのは『身も蓋も無い』っていうことですよ。人生に迷っている人、下手に『心のなんちゃら・・・』みたいな本を読むより、よっぽど精神的にも楽になること請け合いです。
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