明日は先日日本に帰国したときにイチローさんから紹介していただいた、日本ポリグルの方がうちの孤児院の水質改善のために直接出向いてくれることになった。
(参照)
安全な飲料水・日本ポリグル
http://hugs-int.com/kengo/archives/1246
これを皮切りにうちの子供達、そして近隣の住民の人々、更にはダラの村などの他の地域の人々にも安全な水を提供出来るような仕組みづくりが出来ればいいと思ってる。 先日もイチローさんとせいきゅんが、なんとかこれをビジネスの仕組みに落としこんで永続的なモデル(最近流行りのサスティナブルっちゅーやつね♪)にできないか頭をひねってくれていたようだ。
それぞれが色々な場所で銘々に想いを巡らせながら、それが一つに融合して進歩していくっていうことを目の当たりにし、あまつさえその輪の中に自分が入っている事を体感出来るのが非常に心地良い。 願わくば、もっと自分にこの流れを加速させる力が欲しいもんですね。
さて、先日ちょこっとツイッターにも書いたんだけど、以前からこのブログにも書いているように経済的な貧しさと幸せは全く別次元の話なのに、やはりよく見かけるのは『途上国の人々は貧しい暮らしをしているのに幸せそうに見える』というようなニュアンスの発言だ。これってどうしても金銭と生理的体感が全く違う次元の話だっていうふうに考えられないんだろうか。
例えばもし誰かが『あいつ金持ちなのに寒がっている』とか『この人貧乏なのに眠そうだ』なんて言ってたら、絶対バカだと思われるはずなんだけどね(笑) 幸せっていうのはそれぞれの人の脳みその中の生理現象なんだから、そもそも他人が見て幸不幸を判断してもあまり意味が無いと思うわけですよ。
そんな他人の感覚を自分のモノサシ(しかも経済的な)で計ってしまうこと事態が浅はかだし、そんなことしている以上何をやっても自己満足の域を出ないと思うんだよね。 そんなこと言ってるより「お前のこと稼がせてやるから幸せかどうかは自分で判断しなさい」って言っているほうが、よっぽど筋が通ってるよね。
僕が思うにこういった人たちは『自分が幸せかどうかを他人目線で考えてしまう』から起こる現象なのかも知れない。 年収がいくら以上だとか、大学がどこを出たとか、貯金がいくらあるとか、その他職種・勤務先・身長体重・・・最近だとツイッターのフォロワー数とかミク友の数とか(笑) 常に自分がどの位置にいるか指標が有って確認できないと、自分の幸不幸が判断できない。そういう人は、この幸せとかいうモノは決して他者が判断するようなモノ、若しくは頭で考えるようなモノではなくて、自分自身の感覚、すなわち感じるモノだということを知ることが重要なんだろうと思うんだけど。
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全く以って烈しく同意します。
〇〇が無いと幸せじゃない=〇〇があれば幸せになれる←あぁ、勘違い・・・やんね。
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>メキシコのNoryさん
禿同ありがとうございます♪
〇〇というのが必要条件であるかも知れませんが、十分条件では決してないですよね。
まぁ人は(もちろん僕も含めて)みんな勘違いしながら生きているものですが、せめて自分が勘違いしていることを知っているっていうのが、楽しく生きていく秘訣なのかもですね(笑)
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先日、読者登録して頂きありがとうございました。
日本ポリグルは、以前TVで見たのですが、その時は凝集剤を手作業で入れて使う感じだったのですが、下記URLのように、中規模施設で「浄水装置」としての利用も始まっているとのこと。
http://www.poly-glu.com/company_profile/BGhoukoku1.htm
★そちらで検討されている浄水方法は、どちらになりそうか、ご存知でしょうか?
先程、カンボジアの井戸掘り支援について検索していましたが、数多くのNPOによる支援、旅行会社による井戸掘りツアーが行われているんですね。
そして、その一部が砒素汚染という悲劇を生んでいることを、下記の詳しい解説で知りました。
■善意の井戸で悲劇~カンボジアのヒ素中毒
<その1> (その3まであります)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65228868.html
★シェムリアップは砒素汚染が少ないと、下記団体(以前の記事で、地雷の近くに学校が建てられ、使用されていないと紹介されていた団体です!)の記事に載っていましたが、その通りなのでしょうか?
(近くの井戸水を飲み始めた地域で、中毒患者が出たという話は聞かないでしょうか?)
http://www.schec.org/report/no/13.html
いずれにせよ、これまでは、きちんとした水質検査・浄化措置が十分ではなかった(安易な善意(井戸堀り支援)が多かった)と思います。
なので、ヒ素中毒等の予防(=水処理先進国の日本からの責任ある支援)のために、現在使われている(未検査の)井戸水の検査や、KENGOさん達が進めているような、今後の適切な飲料水確保のための活動などを支援していきたいです。
最後に、既にご存知かもしれませんが、役に立つかもしれないと思った団体の情報です。
■アジア砒素ネットワーク
http://www.asia-arsenic.jp/top/
■TFSR-Kyoto(自立のための道具の会・京都)
http://tfsr-kyoto.jimdo.com/
(海外での活動のページに調査報告PDFがあります・・・協同する団体を募集中らしいです)
※長文失礼致しました。
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>わらわら@HSPさん
貴重な情報をありがとうございます。
現在うちの孤児院で考えているのは最も簡易な方法で、貯水タンクの中でポリグルを撹拌して不純物を沈殿させ、その上澄みを濾過して飲料水にするといった方法です。
実際にこれを今後も続けていくためには、そのための資金を捻出する方法も考えなくてはならないですし、まだもう少し本格運用には時間がかかりそうです。
また色々な団体の井戸掘りの件に関しても、問題はたくさんあるようです。 実際にお金を出す人はろくに調査もせずに(というかそこまで普通はできないですよね)、現地のエージェントに言われるがままに任せてしまっているというのが現状だと思います。 「何もやらないよりはよっぽどマシ」という考え方のもと、せめて自分に出来ることをすることは尊いことでもありますが、最後までしっかりと関わることができないのなら、中途半端に何もしないほうがいいのでは無いかとさえ最近は思うようになりました。
これがビジネスになるとそんなことが起こるはずもなく、もっとしっかりと事前に調査もするでしょうし、なにより人の役に立たなければ儲かることもありません。 責任の所在も明確になりますし・・・ こう行った理由で僕は常々全ての活動にビジネスソリューションを重ね合わせて考えることを提案しているわけです。
シェムリアップヒ素中毒に関しては僕ももっと調査をしてみないと一概には言えないので、今後状況がわかりましたらまたこのブログでお知らせしますね!
今後ともよろしくお願い致します!