カンボジアでこういった事をやっていると、よく聞かれる質問の一つが「どうして日本にも困っている人がたくさんいるのに、先に他所の国の子供を助けたりするの?」というものだ・・・もう少し視野を広く持ってもらうことができれば、僕は決して他所の国のためにだけやっているのではなく、必ず日本のためになると思って活動していることがわかってもらえると思うんだけれど、そのあたりを今日は少し説明させて欲しいと思うのであります。
ちょうどこの記事を書こうとしていたタイミングで、僕が今一番ハマっている漫画『さぶろうくんシリーズ』を描いているのらVさん が、彼女のブログで僕の言いたいことを全て書き尽くしてくれているので、そのブログから盗用引用します(笑)
(参照)
・【政】Noraの楽しい外交教室【本編①】
http://ameblo.jp/krakens-noir/entry-10484069139.html
・【政】Noraの楽しい外交教室:日本のリーダーシップ
http://ameblo.jp/krakens-noir/entry-10486598445.html
この記事の中でのらVさんは、『日本は西洋が世界のただひとつの秩序だったときからよくも悪くもつきあってきたのです。他のどのアジア諸国よりも多くの、そしてたくさんの摩擦や衝突、大国としての責任を守ってきた誇りある国です。』と書いていますが、これは全くそのとおりで、今、我々日本人が望むと望まざるとに関わらず、他国の人々は日本人をあらゆる部分で一番経験豊富な人々だとみなしている。
それはどういう事かと言うと、戦争と敗戦後の焼け野原から、高い教育水準と緻密な製品づくりで世界有数の経済大国へ大復活を経験しているのは、日本だけだということだ。そしてあらゆる国の人々は、その日本を手本にして学ぼうとしているわけで、『まず先に結果を見せて人にお手本を示すのがリーダーという存在』だとすれば、もうすでに日本はずいぶん以前から、世界のリーダーになってしまっているという事です。
ただし一番の問題点は、我々自身にその自覚が無いってことなんだけれど・・・( ̄_ ̄ i)
そもそもリーダーと言うのは、「黙って俺について来い」とか、「俺の言う事聞かねぇ奴はぶっ殺す」なんていう馬鹿を言う奴の事を指すのではない(笑)・・・゛(`ヘ´#) これはリーダではなく「猿山の大将」なんだけれど、なぜか日本ではこういったタイプのことをリーダーと言うんだと勘違いされている・・・だから僕はリーダーになんかなりたくないとか、日本はアジアのリーダーになれないとかっていうような、頓珍漢な発言が方々で聞かれるのだろう。
人より先に何らかの経験を積んでいて、それを良いお手本として人に示すことが出来る人は、全てリーダーだし、日本人全員が世界中でその権利をしっかりと持っている。なぜなら我々はすでに彼らにない経験を、常にしながら生活しているのだから。
そしてそれはけっして『単に経済的に恵まれているから』という理由だけでもない。
例えばもし、日本が今と同じような経済力を持っている原因が石油のおかげだったらどうだろう?
『お前も真似して地面でも掘ってみたら、石油が吹き出て大金持ちになるかもよ♪』とでも人(他国)に言うのだろうか?(笑) こんなのじゃ誰も参考にも手本にも出来やしない・・・
資源も武力も持たない国で、なおかつ安全で経済的にも豊かな国に住んでいる日本人だからこそ、人に指し示すことができる手本がたくさんあることに、みんなもっと気がつくべきだろう。そして常に自分が誰かの手本として見られているかもしれない、というのは翻って自分にとっても大きな成長の原動力にもなる。
我々が今、こうやってどこの国でもパスポート一つで自由に出入することが出来ているのは、けっして自分自身が努力したからではない。日本人だからといっていきなり信用されたり尊敬されたりするのも同様に、なんら自分自身の努力の賜物でも何でもない。全て今まで日本のために頑張ってきて、信用と信頼を勝ちとって来てくれた多くの方々のおかげだ。
そしてこれは、日本の形には見えない大きな大きな財産の一つだと思う。
その財産を守り、さらに大きく増やすことが出来るようにすることもまた、日本のためになる活動だと僕は思っているし、みんなにももっと「自分もすでに世界中から、リーダーとして見られているんだ」という自覚を持って、誰かのお手本になることを楽しんで欲しいと心の底から思います。
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