カンボジア風

現在進めているティラピアの養殖ビジネスの情報収集のために、うちからそんなに遠くないけれど一体どこなのか全然わからない場所にフィフォンに連れていかれた。 どうやらここの地主が建築資材として土を掘って販売しているらしく、その穴ぼこを養殖用の池として有効活用しようということが一番の目的で、魚の養殖事業を行っているらしい。

うちの池とは違ってかなり巨大だ、が、これでは全く水質が良くないということは素人の僕でもわかる・・・もっと緑色をしていなければならないはずだ。池の水質安定と魚の餌になるということもあって、鴨を一緒に飼っている人も多い。ウチの場合は豚の糞を活用しようと考えているんだけれど、ここの場合はスタンダードに大量の鴨を飼っていた。ひよこのうちはとても可愛いのだけれど、匂いがかなりするのが難点だ・・・

色んな人が入れ替わり立ち替わり鴨を仕入れに来るんだけれど、仕入れた鴨を運ぶのもやはりバイクだ♪この国ではバイクで運べないものはどうやら存在しないらしい。。。次回の機会にでも紹介するけれど、豚ですらバイクで運ぶ(笑)

もう最初このようなバイクを見かけたときは結構衝撃的だったけれど、今ではすっかり日常の風景になってしまっている・・・慣れとは恐ろしい。
では、この状態に行き着くまでを動画で紹介しましょう♪

途中あまりにも匂いがきつくて頭が痛くなってきたので、場所を変えると自分の養殖池で投網漁をしている人々を見かけた・・・いくらなんでも非効率すぎるだろう(笑)なんで自分の池で『漁』をしなければならないのか、説明を聞いてみたけれどサッパリ理由は理解できなかった・・・(^▽^;)

しかも写真でも判るとおり、投網と一緒に自分も飛び込んでしまうんだからもうコメント不能だ(* ̄Oノ ̄*)

やっぱりモトクロのバイクはこういう風景が似合う、ってことでちょっといい感じの写真を撮ってみました♪ 結構若者の憧れでもあるので、人気者の気分を味わえたりもします( ´艸`)

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教科書サンキュー

今、うちの孤児院の運営支援プログラムを作成してもらっている松ちゃんと、友人のまさみくんから日本の小学校で使っている教科書の差し入れを頂いた♪ そう言えば以前、このブログを読んだ読者の人から「ぜひ要らなくなったランドセルなどを学校で集めて送ったりしたいので、その打ち合わせをさせて欲しい」と言われ、スカイプでここまでの色んな経緯を説明した後で「ランドセルはこちらでは使わないから、もし良かったら要らなくなった教科書が欲しい」と伝えた。「教科書を送るだけではなくて、あんなこともこんなこともさせて欲しい!」ってな話だったので、子供たちにも「日本から教科書が届くよ!」と伝えてあったのに、それっきりこれっきり連絡が無くなった・・・別に強制ではないんだから無理して何かしてもらう必要は全くないんだけど、せめて「やります!」と断言したのな「やっぱりやめときます」ということも一言ぐらい言って欲しいもんだと思う。。。すごく良いことブログには書いている人なんだけれど、こういうのって本当に残念だ。

さて、そんなこともあって長らく子供たちとの約束を果たさないままになってしまっていたので、松ちゃんがカンボジアを訪れる際にお願いをして、国語、理科、算数の教科書1年生から6年生の分まで購入して持ってきてもらった。こちらでは(というか海外のほとんどの日本語学校では)『みんなの日本語』という教材を使用している。なんでだろうか、どうにもしっくり来ないので僕はあまりその教科書を使って教えたことがない。どうせ日本語を覚えるなら、日本の子供たちが勉強しているモノのほうがいいんじゃ無いかと思ったのと、算数や理科も日本語で学習すれば一石二鳥だよねとも思ったのも日本の教科書を手に入れたいと思った理由の一つだ♪

もちろん松ちゃん、まさみくんにも孤児院での日本語の先生を体験してもらったし、思いのほか日本語の上手い連中が何人かいて驚いていた。この教科書で次回会うときにはもっと日本語が上手が奴が増えている予定だ(°∀°)b

ところで最近iPadのおかげで、紙の書籍を裁断してPDF化して電子書籍化してしまう、いわゆる自炊というのが流行っているようだけれど、ここカンボジアでも似たような事をする伝統(笑)がある。まぁ、あまり大きな声では言えないのだが、要は本を裁断してPDF化する代わりにコ◯ーしてしまうという技術だ。何故か一冊の本から何冊もの・・・・(以下略)

松ちゃん、まさみくん、今回は本当にありがとう!!
9月に日本に行ったときに、みんなの日本語能力がとても高かったとしたら、間違いなく君たちのおかげです

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食事風景

今年の3月と5月に連続してカンボジアに訪れて、うちの孤児院でもボランティアをしてくれたカンボジアフリークにめぐっていう女の子がいる。今年新卒で社会人になったばかりの『うら若き乙女』にもかかわらず、前回僕に持ってきてくれたおみやげが『さんまの蒲焼とさば味噌煮の缶詰』っていうんだから、結構いけてるセンスをしている(笑) おかけでこの前、夜通し強烈な雨が降る中停電になってしまい、家の中に食べるものが無くて危うく餓死寸前のところを救われた・・・

で、以前からめぐの提案で孤児院の子供たちが食べている食事や、寝泊まりしている場所などを写真に撮ってアップしてはどうかという提案を貰っていたんだけれど、まぁ僕がサボっていたのもあって全然やってなかった・・・なので今回は孤児院の中では宴会部長の肩書きを封印しているフォフォンに頼んで、何枚か写真を撮ってもらったので見てもらおうと思う。

まずは朝食。以前は雨ざらしの下で調理して、教室で食事をとっていたんだけれど、去年ポールとサラのお父さんが食堂をプレゼントしたので、今はこうやってかなりいい環境で食事ができるようになった。

(参照)
ピュアなエネルギー
http://hugs-int.com/kengo/archives/952

カンボジア人の食事に占める白米の量は相当なもんだ。ようはこのおかずと白米のみで、お腹を一杯にするっていう感じ・・・

栄養学に詳しいわけではないけれど、圧倒的にタンパク質が足りないと思う。だから貧しい家の子供は本当に身体が小さい・・・グリコや森永あたりがプロテインを提供してくれないだろうか??

こちらは夕食の献立だ。毎日三度の食事を女の子が交代で調理している。もちろんガスコンロなんて無いので、先日のエントリー『超新鮮 地鶏の焼き鳥』で載せたような七輪で50人分を調理する。

肉が無いと生きていけない僕にとっては、この食事内容はかなり厳しいんだけれど、彼らにとっては毎日の日常なんだよな~・・・育ち盛りの子供たちなので、もうちょっとしっかりと栄養のある物を食べさせられるようにしたい所だ。

こちらは就寝風景。各教室に別れて床に布団をひいて寝る。今は雨季に入って朝夕が若干涼しくなってきたけれど、乾季の最後の方(4月くらい)は本当に暑い。もちろん扇風機もエアコンも無いので殆どみんな全身『汗も』だらけになっていた。

実はカンボジアの伝統的な建物は高床式の木造建築だ。これだと空気が循環するのでそんなに暑くなく過ごすことが出来るのだが、そこにこのような西洋式建築スタイルを持ってくると、そのような生活の知恵が使えなくなってしまう。密閉されているから暑い、だからエアコンやファンが必要になる・・・ところがエアコンを付けたところで今度はこの周辺の電気の容量が少なすぎてマトモに作動しない。さらにもし作動したところで電気代が高すぎて使えない・・・机上の計算と現実が違うのは、そういった部分だ。

それでもそんなこととは関係なく、いつも子供たちの笑顔は果てしなく明るい。我々が彼らを救っているのか、はたまた彼らに救われているのか・・・ぜひ9月に彼らに実際に会って感じてみてください!!

2010年9月3~7日
将来、カンボジアが日本のような豊かな国になることを目指すスタディーツアー

http://www.smile55.org/

 

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