今年の3月と5月に連続してカンボジアに訪れて、うちの孤児院でもボランティアをしてくれたカンボジアフリークにめぐっていう女の子がいる。今年新卒で社会人になったばかりの『うら若き乙女』にもかかわらず、前回僕に持ってきてくれたおみやげが『さんまの蒲焼とさば味噌煮の缶詰』っていうんだから、結構いけてるセンスをしている(笑) おかけでこの前、夜通し強烈な雨が降る中停電になってしまい、家の中に食べるものが無くて危うく餓死寸前のところを救われた・・・
で、以前からめぐの提案で孤児院の子供たちが食べている食事や、寝泊まりしている場所などを写真に撮ってアップしてはどうかという提案を貰っていたんだけれど、まぁ僕がサボっていたのもあって全然やってなかった・・・なので今回は孤児院の中では宴会部長の肩書きを封印しているフォフォンに頼んで、何枚か写真を撮ってもらったので見てもらおうと思う。
まずは朝食。以前は雨ざらしの下で調理して、教室で食事をとっていたんだけれど、去年ポールとサラのお父さんが食堂をプレゼントしたので、今はこうやってかなりいい環境で食事ができるようになった。
(参照)
ピュアなエネルギー
http://hugs-int.com/kengo/archives/952
カンボジア人の食事に占める白米の量は相当なもんだ。ようはこのおかずと白米のみで、お腹を一杯にするっていう感じ・・・
栄養学に詳しいわけではないけれど、圧倒的にタンパク質が足りないと思う。だから貧しい家の子供は本当に身体が小さい・・・グリコや森永あたりがプロテインを提供してくれないだろうか??
こちらは夕食の献立だ。毎日三度の食事を女の子が交代で調理している。もちろんガスコンロなんて無いので、先日のエントリー『超新鮮 地鶏の焼き鳥』で載せたような七輪で50人分を調理する。
肉が無いと生きていけない僕にとっては、この食事内容はかなり厳しいんだけれど、彼らにとっては毎日の日常なんだよな~・・・育ち盛りの子供たちなので、もうちょっとしっかりと栄養のある物を食べさせられるようにしたい所だ。
こちらは就寝風景。各教室に別れて床に布団をひいて寝る。今は雨季に入って朝夕が若干涼しくなってきたけれど、乾季の最後の方(4月くらい)は本当に暑い。もちろん扇風機もエアコンも無いので殆どみんな全身『汗も』だらけになっていた。
実はカンボジアの伝統的な建物は高床式の木造建築だ。これだと空気が循環するのでそんなに暑くなく過ごすことが出来るのだが、そこにこのような西洋式建築スタイルを持ってくると、そのような生活の知恵が使えなくなってしまう。密閉されているから暑い、だからエアコンやファンが必要になる・・・ところがエアコンを付けたところで今度はこの周辺の電気の容量が少なすぎてマトモに作動しない。さらにもし作動したところで電気代が高すぎて使えない・・・机上の計算と現実が違うのは、そういった部分だ。
それでもそんなこととは関係なく、いつも子供たちの笑顔は果てしなく明るい。我々が彼らを救っているのか、はたまた彼らに救われているのか・・・ぜひ9月に彼らに実際に会って感じてみてください!!
2010年9月3~7日
将来、カンボジアが日本のような豊かな国になることを目指すスタディーツアー
http://www.smile55.org/