努力無しでバイリンガルになる方法

どうも最近はカンボジアとタイの国境地帯をウロウロするという、まぁ平たい言葉で言うところの『ドサ回り』ばかりしています。 一昔前だとゲリラか何かに間違えられそううな行動範囲ですが、今はどこもかしこもただの素敵なド田舎ばかりです。

で、どうしてもこのあたりでビジネスしようとすると、国境を越えて出たり入ったりする必要に駆られるわけで、ちょっとした人々はみんな当たり前のようにタイ語とクメール語、時たま英語なんかを話しちゃったりするわけです。

要するにみんなどいつもこいつもバイリンガルが当たり前っつー話ですねw

日本じゃ未だに「英語が話せる」とか「バイリンガルです」なんていうと、『スゴイね~』とか言われちゃったりするわけですが、はたしてそれがスゴイことなのか、と。だってここいら辺りでは、ちょっとした百姓のオヤジでさえもバイリンガルだったりするわけですから、そんなもん全くスゴクないわけですよ。

なんでスゴクないかっていうと、誰も別に勉強したわけでも努力したわけでもなく、ただそういう環境にあるから自然と話せるようになっただけで、頭の善し悪しとか特別な才能とか血のにじむような努力であるとか、なんかそういうスゴイっていう理由付けになりそうなモノが全く見いだせないからなわけです。

反対に、頭がいいはずで、とってもたくさん勉強して、さらには駅前留学だのSkypeレッスンだのとあらゆる方法に金までかけている、日本の人々はいつまでたっても英語が苦手なまま・・・。 だからみんなバイリンガルになったりするのは、きっと物凄い努力と才能のなせるワザんだろうなんて、勝手な想像を働かせてしまうんだろうな~、なんて僕は思ったりします。

でも、本当のところ英語が話せるとかバイリンガルであるってことと、才能や努力やオツムの出来とは全く関係がありません。 環境の問題なだけなのです。
もし環境を整えず、努力だけで英語(っていうかそれ以外の言語でも同じ)が話せるようになった人がいたとすれば、その人は怪物的に頭がいい人です。

天才です。

真似しろって事自体が無理です。 あぁ、もちろんあなたが天才だと言うのなら話は別ですが・・・。だからもし、あなたが英語(もちろん、それ以外の言語でも同じね)が話したいと本当に思っているのならば、自分の環境を変える以外に方法は無いと言っても過言ではないと思います。 もっと言うと、自分は環境を変えてまで英語を話したい、もしくは話さなきゃいけないのか、ってことをじっくりと考えてみることをお勧めします。

もしじっくりと考えて、どうしても英語が話したい、話せるようになりたいのならば、辞書を買ったり、教材を買わされたりする前に、どうすれば自分が英語を話さなければならない環境になるかと考えてみるほうがはるかに早道です。
例えば短期留学も最も効果的な方法だと思います。最近はフィリピンへの留学が流行りつつあるようで、かなり料金も安いようですし、いずれ海外で働きたいとか思っている人には良い投資になるんじゃないでしょうか。

僕自身の経験で言うと、最低3ヶ月は行くことをお勧めします。そうすりゃ誰でもびっくりするくらいに話せるようになることうけ合いです。ってなわけで、どうしてもバイリンガルになりたいみなさん、努力は今すぐやめて、環境設定に注力してくださいね~♪

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前回の続きのお話・・・

先日のエントリ、こんな感じでやってます♪ の続きです。

キャッサバっていう作物は高温乾燥に強い、貧者がたくさん住む灌漑設備も整っていないような土地に適した、とっても素晴らしい作物なのですが、さらにありがたい事に芋(根の部分)を収穫したあとの茎の部分を地面に挿せば、またグングンと育って芋を作ってくれるという、もうなんて言うか、コストパフォーマンスに優れまくりの憎いヤツなのです。

土地に適した品種のキャッサバの茎をはるばるタイの国境を越えて仕入れてきます。

それを農民が手作業で作付けに適した長さにカット。
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トラクターで畝を作って、これまた後は全て手作業。 近隣の農家にとっては日雇い仕事で家計の助けになったりする、っていうか働きに来るのはほぼ女性か子供。。。

で、作付けしたてのキャッサバがこれ。

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地面に棒が刺さっているだけ(笑) なんじゃこれってかんじですね

そして現在・・・
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ここまでは順調のようです。が、高温乾燥に強いキャッサバの強敵は多すぎる水分。カンボジアはただ今雨季真っ只中、そして今年は例年に無い強烈な雨量・・・

粘土質のカンボジアの未舗装道路が濡れると、まるでネバネバのボンドの上を歩いているかのような状態なります。
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あらゆる場所でこんな惨事が
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僕達の車もしょっちゅうこんな具合に(笑)
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こうなると、もはやトラクターを呼んでくるしか脱出の方法はありません

地面が乾いているからと油断しても命取り。 地中が水分をたっぷり含んでいると急に道路が崩れます。
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っちゅーか、ブルドーザーが地面にめり込むとかはさすがに勘弁してくれと・・・(笑)

 

そして・・・・・・・
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そしてこれにはもう絶句するしか無かったorz  「池の中でUターンしようとしたらキャタピラが外れちゃいました」ってオイオイw 少し先の出来事に対する想像力が欠如しているとしか言い様のないこの始末。
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カンボジア農業は毎日がアドベンチャーですが、現在こんなこと一緒にやってみたいなってな仲間を鋭意募集中です。

東北で原発や津波被害で農地を失ってしまった農家の人達とか、いっそこっちで新たな農業フロンティアにチャレンジしませんか?

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こんな感じでやってます♪

さて、僕達はキャッサバというタピオカやバイオフューエルの原料になる芋の一種をカンボジアで育てています。

現在約220ヘクタール(東京ドーム50個分くらい)の荒地を開墾して農地にする、という作業からスタートし、約10ヶ月後の収穫で大きな利益が出ることを目指しているわけですが、今日は文章を書くのがめんど写真の方がなにかとわかりやすいので、これまでの作業の様子なんかを紹介したいなと思っています。

【ここに行き着くまでのお話は・・・】
文明の利器
http://hugs-int.com/kengo/

僕達が荒地と言っているのは、全域こんな感じのブッシュになっているような場所で、要は誰もが手をつけずに放ったらかしになっている土地です。

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で、これをブルドーザーなどの重機を使って更地にしていくのですが、当初工事会社にお願いして来てもらったブルドーザーがこれ(笑) こんなの一台でいったい何をするんだと・・・。

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ちなみにこれ一台で100ヘクタールの作業をするのは、10メートル四方の白い紙をシャープペンシル一本で真っ黒に塗りつぶすような感じと、いえばイメージしやすいでしょうか。
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まぁ無理ですね

ってな訳で、途方にくれる私たち(笑)
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結局もっと大きなブルドーザーをすぐに持っている業者が見当たらず、自分たちで購入することになりました。

はい、やっぱりせめてこれくらいは無いと安心して作業を見守る気持ちにすらなれません(笑)
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でもここはやはりカンボジア。 新品を買えばともかく中古の質は、わかり易い言葉で言えば「最悪」  いたるところが壊れます。 いやマジでアホほど壊れます。

ボルト一本が折れてしまっただけでも、部品を探したりメカニックを現地に派遣したりなんだかんだ諸々で1週間とか平気で過ぎ去って行きます。
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ブルドーザーの調子が良ければ、運転手もこんな感じのハイテンションで作業をしてくれるので、見ていても気持ちがいいのですが、まぁどっちかっていうとそういう日は少ないわけです(イメージ写真に付き、実際の作業の様子とは一部違うことをご了承ください)
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で、ブッシュをブルドーザーで綺麗にするとこんな具合。

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あちこちに木の根っこや枝が散乱している状態なので、近所に住む農民を大量に集めて人海戦術で拾い集めます。
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こんな感じに
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それを燃やす。 この場合の天敵は雨。 そう、ここ東南アジアは雨季と乾季があるので、雨季に入ってしまうとあらゆる作業の効率が悪くなってしまうのです。(実際にその後雨季にずれこんで大変な目に合わされるわけですが、それは後述)
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ほんでもって、これがキャッサバの苗木。
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ここからいよいよキャッサバの作付けが開始されるわけですが、次回に続く♪

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