先日のエントリ、こんな感じでやってます♪ の続きです。
キャッサバっていう作物は高温乾燥に強い、貧者がたくさん住む灌漑設備も整っていないような土地に適した、とっても素晴らしい作物なのですが、さらにありがたい事に芋(根の部分)を収穫したあとの茎の部分を地面に挿せば、またグングンと育って芋を作ってくれるという、もうなんて言うか、コストパフォーマンスに優れまくりの憎いヤツなのです。
土地に適した品種のキャッサバの茎をはるばるタイの国境を越えて仕入れてきます。
トラクターで畝を作って、これまた後は全て手作業。 近隣の農家にとっては日雇い仕事で家計の助けになったりする、っていうか働きに来るのはほぼ女性か子供。。。
で、作付けしたてのキャッサバがこれ。
地面に棒が刺さっているだけ(笑) なんじゃこれってかんじですね
ここまでは順調のようです。が、高温乾燥に強いキャッサバの強敵は多すぎる水分。カンボジアはただ今雨季真っ只中、そして今年は例年に無い強烈な雨量・・・
粘土質のカンボジアの未舗装道路が濡れると、まるでネバネバのボンドの上を歩いているかのような状態なります。
こうなると、もはやトラクターを呼んでくるしか脱出の方法はありません
地面が乾いているからと油断しても命取り。 地中が水分をたっぷり含んでいると急に道路が崩れます。
っちゅーか、ブルドーザーが地面にめり込むとかはさすがに勘弁してくれと・・・(笑)
そしてこれにはもう絶句するしか無かったorz 「池の中でUターンしようとしたらキャタピラが外れちゃいました」ってオイオイw 少し先の出来事に対する想像力が欠如しているとしか言い様のないこの始末。
カンボジア農業は毎日がアドベンチャーですが、現在こんなこと一緒にやってみたいなってな仲間を鋭意募集中です。
東北で原発や津波被害で農地を失ってしまった農家の人達とか、いっそこっちで新たな農業フロンティアにチャレンジしませんか?
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農道の整備も必要かもしれなせんね。
農業+土木建設業。
カンボジアは規制が少ない分、自由度が高いので魅力がありますね。
ただ、コモディティビジネスに共通して言えることですが、規模の経済性での勝負ということになると思います。
つまり、量が取れないと話にならない。
生産性を上げるということが重要。
今は総務省の事業に参加していて動けませんが、個人的には興味ありです。
日本の現代農業を持ち込んだら面白いのかなと。
佐々木
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>isaさん
農道も水路も何もかも、手探りでやらなきゃならないから、やり甲斐だけはバカほどありますよ(笑)
確かにあらゆる選択肢に於いて自由度が高い(そのかわり全てが自己責任)なので、こういうのが好きなタイプの人には面白くて仕方ないはず。
気が向いたらぜひ♪
ピンバック: 農場風景の映像 | 北浦健伍の「僕、カンボジアで農業始めちゃいました」