念願のアフリカ初上陸

僕は現在、初めてのアフリカ大陸に来ています。今回は合計12日間で東アフリカ5カ国を駆け抜けてしまおうという計画のもと、僕の目標は「アフリカ大陸のカンボジアのような存在を見つける」ということです。って、これでは意味わからないですよね(笑)

えー、実は今でこそカンボジアのことを訳知り顔で語ったりしていますが、僕もカンボジアに初めて来る前まではこの国が”危険”で”貧しくて悲しい国”、そして地雷があちこちに埋まっていて、ロクデモナイ国だというような認識しかありませんでした。はい、日本の多くの皆さんと全く同じか、もしくはそれ以下の認識でした。。。それがまさかこんなに快適に住めて将来への可能性もあるなんて、全く思いもよらないことだったのです。何事も実際に自分の目で見て体験してみるまでわからない、ということをこの時改めて強く感じた僕は、また別の場所でもこういった「自分のステレオタイプなイメージでは想像もしていなかった現実」が進行している国を探したいといつも思っているのです。

で、ブラック・アフリカ初上陸の地となったのは、エチオピアの首都アディスアベバ。

僕の乏しいエチオピアのイメージは、ズバリ難民。そうです、僕の小学生の頃のテレビでよく放送されていて聞き覚えのある難民、それがカンボジア難民とエチオピア難民でした。双方とも真っ黒で、目だけがギョロギョロしてガリガリでお腹だけがポッコリと膨らんだ子供。そして泣く気力も無く、顔や目にはハエがたかっている。。。ただただそんな悲惨なイメージしか無い国です。

今回はスターアライアンスのマイレージを使っての旅なので、エチオピア航空を利用することになったのですが、ハッキリ言って本当にちゃんと整備されてんかよ、とちょっと不安になるくらいのマイナスイメージからのスタート(笑)

前置きはこれくらいにして、現実のアディスアベバはと言うと・・・。photo (2)

色んな意味で僕がイメージしていたブラック・アフリカではありませんでした。アフリカというよりアラブの一国と言ったほうが、僕的にはすんなりと受け入れられる感じです。何がどうとはうまく言えないのだけれど、人々もアラブ人の肌の色を濃くしたような感じで、黒人というには全然違います。街の雰囲気というか空気感もアラブと言ったほうがしっくり来ます。IMG_0278

多分、というかこれは僕の勝手な想像ですが、アラブ文化の西南の端っこでブラック・アフリカ文化とミックスしているのがエチオピアなのでは無いだろうかと思う次第です(笑)アラブ文化の東の端っこはもちろんインド、こちらはアラブとアジアが混じった感じかな〜なんて思います。

ちなみにアディスアベバのクラブに遊びに行こうと思い、シェラトンホテルにあるクラブに行ったのですが、スニーカーでは入れないと丁重に入場をお断りされました(笑)photo

photo (1)

あちこち歩きまわる旅をするのに、まさか革靴なんて持ってきていない僕は入り口で恨めしそうにクラブに出入りする人々を眺めるだけ。これがまた、みんなスーツやドレスでバチッと決めて遊びに来ていて、間違いなく僕がそのエリア一帯で一番みすぼらしい格好をしていることに気づいた僕は、今度からの旅は革靴も持って来ようと心に強く誓ったのでした。

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農地と食糧の未来

先日、カンボジアならではのバタバタに巻き込まれながらも(バタバタについて詳しくはこちら→洋行カンボジア)、撮影した僕のプレゼンテーション映像が出来上がりました。今回はその第一部、ということで様々なデータを見ながら、世界の人口や農地、食糧について未来はどうなっていくと予測されるのか、ということについてお話させていただきました。

実は僕も数年前までは、日本という国は豊かな四季、水、土壌などあらゆる環境に恵まれた世界的にも有数の農業国家である、と思っていました。ところがその真実は、世界最大の農業貿易赤字を抱える国、だったのです。特に僕たちが日常口にしている様々な農作物の多くが、日本国内では生産すら出来ず100%輸入に頼っているものも多数存在しています。しかも外国産の農作物には、決して安全では無いようなものが混じってしまうこともあり得ます。

そう言うと、多くの人はもっと日本国内の農業政策に力を入れるべきだ!と主張しますが、僕は日本の高い地価や人件費、そして現在の法整備や様々な利益構造など、簡単に解決出来ない問題が山積しているので、すぐに何かがドラスティックに変化することは無いと思っています。だからこそ、多くの人に海外での農業にもっと興味を持っていただきたい。海外で安全な食糧を生産し調達することの可能性に注目して貰いたい、と考えているのです。

次回のこのプレゼンテーションでは、日本以外の国々の投資家たちが、これからの農地や食糧の未来をどう捉えているのか、ということを実際の彼らの投資行動から推測していきます。ぜひ御覧ください。

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The 面接

今日は1人のカンボジア人と面接をしました。通常面接するには履歴書なるものが必要になるのは、どこの国もきっと同じなのだろうけれど、ここカンボジアはこの履歴書が若干クセモノです。誰も彼もが英語でびっしりと学歴職歴経験得意技に必殺技まで、あれやこれやと物凄い豪華な内容が書き込まれた履歴書を持参します。もうこの履歴書に比べれば、日本人の履歴書なんて内容が薄すぎて本当に働きたいという想いがあるのか、と問いただしたくなるくらいの出来栄えです。

ただし、自分で書いたのであれば、の話ですが・・・

そうなのです。どうやらカンボジアでは履歴書はそれ専門に作ってくれる業者が居て、定型フォーマットに入力するだけで超立派な履歴書が出来上がる仕様になっているらしいのです。しかも1人で行動するのが苦手なカンボジア人は、友達に付き添ってもらって面接とかもざらにありますw なので、明らかに自分で工夫して制作している、なんてのが分かる履歴書を持参するだけでも相当ポイントアップなレベルの人々がまだまだ多いのが、この国の大卒人材募集の実態でもあります。

さて、そんな金太郎飴のような履歴書を持参する連中が多々いる中に、1人キラリと光る(要するに自作の履歴書w)人材が混じっていました。しかも当初はHUGSの裏ボスさやか嬢にサクサクと面接者を一刀両断にぶった切ってもらっていたにもかかわらず、この彼は「自分をどうしても直接社長に売り込みたいから、もう一度直に会って交渉させてくれ」と説得してしまい、今日の面接に至ったのでした。

で、その彼はどうだったかというと、いや、もしかすると面白いかもしれないなと。基本的に僕以外は良い人が揃いすぎているHUGSに於いては、これくらいちょっとアクが強いカンボジア人が居ても良いかもしれない。なんてたって一時間僕とさやかの前でしゃべりっぱなしw 絶対に貫いているポリシーが「例え10mの距離でも歩かないで車に乗る」なんだから、相当イッちゃってるよね。その理由が「外国人は歩いていようが、汚いカッコしてようが問題無い。そういう文化だから。でもカンボジア人はすぐに人を見下すから、ちょっとでもこの暑い中を歩いている姿を見られると、もう周りが勝手なことを言い出す。だから自分は歩かない。」なんだって。

なんかこういうバカっぽくてロジカルなこと言ってみるのも、これまた面白いから雇ってみようかな〜と思ってます。

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