カンボジアからモザンビークに行くついでに、南アフリカのケープタウンに立ち寄ってみた話を聞いてくれ

AGRIBUDDYが日経フィンテックのイベントNikkei FinTech Conference 2016で最優秀賞をいただいた際に、多くの方々から「むちゃくちゃ面白い人が居るから紹介したい」と言われていた、モザンビークで銀行を作ろうとしている合田さん。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/071400623/?ST=smart&P=3&rt=nocnt

9月にご自身でシェムリアプにご訪問いただき、その後も現地で『モザンビーク北部訛りのポルトガル語』を操りながら奮闘している関さんや、UCCのコーヒープランテーションの礎を築いた三本木さんにも訪れていただいていたので、僕もモンザンビークに交換留学よろしく訪問させていただきました。

せっかくアフリカまで行くんだから、ついでに以前からずっと行ってみたいと思っていた南アフリカのケープタウンにも足を伸ばしてみました。

山と海が一気に見渡せて、風光明媚で治安も良いと聞いていたケープタウンですが、されとてアジアよりは色々とハードルが高そうなイメージが拭いきれないアフリカ。しかも南アフリカといえば世界的に『リアル北斗の拳』を地で行く治安の悪さで名高いヨハネスブルグを抱えている国なので、それなりの警戒心をいだきながらの訪問となりました。が、色々と事前の設定が間違っていたことに気づきまくりの旅になりました(っていうか、僕の事前設定が合っていた試しが無いという噂も有るのですが・・・)

まず第一に、モザンビークに行くのにケープタウンは全く『ついでの距離』では無かったこと。合田さん率いるチーム「日本植物燃料」のみなさんが居られる訪問目的地のペンバは、モザンビークとタンザニアの国境近くに位置するのですが、ケープタウンからは直行便が存在しておらず、ヨハネスブルグ経由で7時間半も掛かる距離でした。日本から7時間半あればハワイやオーストラリアに行ける距離なので、全く『ついで』の距離では無かったです。同じアフリカ大陸南部の国同士なのにこの距離感、アフリカ大陸デカイです。

さらにケープタウンは、本当に風光明媚で自然が豊富で治安が良くて気候が素晴らしくて、まるでアメリカ西海岸ベイエリアの超高級住宅街を彷彿させるような場所でした。僕が宿泊した場所は、ケープタウンでも屈指の高級住宅街キャンプスベイというエリアなのですが、ここには海と山を最高のシチュエーションで同時に見渡すために趣向を凝らした家が並んでいます。一軒家を買おうとするとお値段は最低で3億円くらい。そんな豪邸を宿泊施設に使っている物件に泊まってみたところ、1泊1万円少々の超お値打ち価格。
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こんな素敵な場所に家族と一緒ではなく、ひとりぼっちで行ってしまったことに若干後悔してしまいました(笑)

余りにも清々しいので、基本的に走ったりしないことを是としている僕ですが、朝からランニングとかしてみました。5分で大西洋に面したビーチに到着すると、そこではロードバイクをかっ飛ばしている団体、ものすごいペースで坂を駆け上がっていくランナー、ビーチで瞑想をしている人々。みんなやたらめったら健康的w

夕暮れ時も色気たっぷり
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ここからタクシーで10分ほど行くと、ウォーターフロントという最もホテルの価格が高いエリア。ディズニーランド的な船とテーブルマウンテン。あまりにも上手くまとまりすぎていて、途上国の暮らしに慣れきってしまった僕にはなんともケツの座りが悪かったのが難点ですねぇ・・・。
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当初はケープタウンで2泊して、ヨハネスブルグも怖いもの見たさで1泊寄ってみる予定をしていたのですが、誰に聞いても「あんな場所に何しに行くの?」「行っても危ないだけで見るもの無いよ」「っていうか、もう喜望峰とか行ったの?」とボロカスに計画をディスられたので予定を変更して3泊をケープタウンで過ごし、「ヨハネスブルグに行く前に希望峰に行くでしょ、普通は」と言ってくれた出稼ぎジンバブエ人が運転するUberをチャーターして、小学生のころに習った覚えの有る喜望峰に行ってみることにしました。
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インド洋と大西洋がぶつかっている場所、らしい。左がインド洋、右が大西洋。波が低いときだと、水温の差のせいで明確に色が違って見えるそうだ。
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野生のペンギンとアシカ
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ペンギンって南極の氷の上にのみ居るものだと思っていたけれど、ケープペンギンは森のなかに居たりするらしい。

いやマジでケープタウン、素晴らしかったです。こんな場所に暮らしてみたいなと思った反面、僕には色々と健全すぎて、やっぱり現実的には旅行で来るくらいが性に合っているかもしれないですねぇ。

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ウガンダに驚き。。。

いやはや、ふと気がつけば約ひと月もブログを更新してなかったよ。これは限りなくこのままブログを休止してしまう悪しき兆候なので、カンボジア総選挙前でやることが何もないこのタイミングを狙って、しれっと随分前のアフリカ旅行の話の続きを書いてみようと思います(笑)

ザンジバル島を定期航空路線の飛行機に乗って後にした僕たちは、ダル・エス・サラーム空港でもう少し大きな飛行機に乗り換えてからウガンダに向かいました。IMG_1286

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もはや僕の中ではウガンダなんて「誰かそこ出身の芸能人が居なかったっけ?」といった程度の情報しかありません。ネットで調べてもゴリラに会いに行くツアーがどうこう、とか、次に行く予定のルアンダ(こちらはもっと情報が少なかったが)とほぼ変わらないような内容のものしか見当たりませんし。いわゆる完全ノーマークで、たまたま東アフリカを周遊しようとしたら近くに有ったから、という理由の一点のみを以って行くことを決めた国、でした。

ところが。。。。

なんでもウガンダって国は、第二次世界大戦中に当時は宗主国でも有ったイギリスからアフリカの真珠などと呼ばれていて、ドイツ軍の猛攻に耐えかねたチャーチル首相がロンドンから一時首都を移動させることすら考えた場所だったってことで、そりゃぁもう、とっても緑が美しくて僕が想像していたアフリカイメージの「汚い、危険、乾燥、暑い、ひび割れた台地」なんてものがどこにも見当たりません。IMG_1297

っていうか、空港から首都のカンパラまでの30キロの区間にゴミなんて全く落ちていない。道の横は巨大なビクトリア湖が見えていてこれまたとっても美しい。しかも標高1600mくらいの高地にあるため、夜になると涼しくて上着を羽織るような快適な気温。人々はみんななんだか物静かで物腰も柔らかい。肌の色はエチオピアでは茶褐色、タンザニアは僕たちがよく見かけるような黒だったのに対し、ウガンダの人は本当に黒い。なんていうか黒褐色とでもいうのだろうか、明らかにまた違った人種で、やっぱり一括りにアフリカ人とか言ってちゃダメだなぁなんて思ったりしました。

未だに国家レベルでは、神の抵抗軍LRA(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E3%81%AE%E6%8A%B5%E6%8A%97%E8%BB%8D)との紛争も完全には解決しておらず、国土の一部には外務省から渡航延期勧告が出されていたりしているけれど、首都カンパラとその周辺に関しては非常に穏やかで、治安も良くそして美しく何よりもこれから伸びるという勢いに満ちた国でした。

この周辺の雰囲気なんて、シンガポールの郊外とかマレーシアのどこかだって言われても信じてしまいそうな感じです。カンボジアは完全に負けてますね。。。IMG_1304

首都近郊の見どころとしては、ナイル川の源流があるジンジャという場所があり、ここまでの道のりには広大な茶畑とサトウキビプランテーションが広がっています。カンボジアで農業をやっている僕としては、これに関してもウガンダの将来性に興味津々です。IMG_0389

この景色なんて人が写ってないとまるでカンボジアの農村部ですねIMG_0395

こうやって人が移りこむと全く違いますが(笑)IMG_0398

ナイル川源流の湖畔はウガンダ国内のみならずアフリカはおろかヨーロッパ諸国の成功者たちの別荘地になっています。IMG_0401

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もうすでにこの周辺の地価も結構いいお値段を言ってました。今後もっと値上がりしても全く驚かないので、お金持ちの人買っておけば良いかもです(笑)

というわけで、最後はいつものご当地ビール、今回もやっぱりそのままズバリ「ナイルビール」IMG_1298

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アフリカンビーチリゾート

実はタンザニア最大の都市(首都だと思っていましたが違うそうですw)ダル・エス・サラームに到着したのが日曜日だったのだけど、街中どこもかしこもシャッターが閉まっていて、さながら日本の元日の様に何もすることがないという状況でした。IMG_1233

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IMG_1247ここは毎週日曜日になるとこんな風に街中の店が休んでしまうのか、今回が特別だったのかは結局わからずじまいだったのですが、あまりダル・エス・サラームという街に魅力を感じなかったことも有り急遽予定を変更してタンザニアの離島ザンジバルに向かうことにしました。IMG_0298

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このザンジバルという島は元来タンザニアとは別の国だったらしく、今でもダル・エス・サラームから船で到着するとパスポートのチェックがあり入国のスタンプを押されます。ちょうど中国本土から香港に行く時の様な感じと言えば良いでしょうか。IMG_0305

ザンジバルの港町は、ストーンタウンという細い路地が複雑に入り組んだ100年以上前の建物が密集した所で、世界遺産として登録されている街でもあります。そして住民はほぼ全員がイスラム教徒。もう、何もかもが異国情緒ありまくりで、着いた瞬間から来てよかったと思わせる場所でした。IMG_0313

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白い砂のビーチとそよ風の吹く青い空 。。。これまた僕がイメージしていたアフリカとは全く違うものです(笑)IMG_0326

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タンザニアといえばキリマンジャロ。カンボジアのアンコール・ビールと同じく、最もわかりやすいネーミングのビールにはついつい惹かれてしまいます。要するに典型的なミーハーですね(笑)photo

ちなみにこちらはさらにミーハーにキリマンジャロ・ウォーターw 六甲の水の様に、実際にキリマンジャロの水を使用しているのかどうかは全くの謎、です。IMG_1243

 

 

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