今回はHUGS Agricoの株主でもあり取締役も勤めていただいている加藤さんと、その25年来の親友でもあり同じくHUGS Agricoの株主となっていただいている鯉さんと一緒に、中国は深センに視察に訪れました。僕も香港には何度も行ったことがあるのですが、そこから車でたった1時間の深センには行ったことがなかったので非常に楽しみな初訪問となりました。
実は加藤さんと鯉さんは、前回の世界一周ツアー以来となる今回のアジアツアーにもシエムリアプを組み込んでくれていて、今月の初旬にもカンボジア辺境ツアーを僕もご一緒させていただいたばかりでした。
こちらは加藤さん@タイ・カンボジア国境沿いの、数年前にも世界遺産の帰属を巡って爆弾が飛び交う紛争になったプレアヴィヒア寺院の絶景ポイント
シエムリアプまでの日帰りは結構キツイので、その夜はこれまたタイとの国境沿いにあるカジノホテルに宿泊。まだ絶賛建築中なのに堂々と営業中ですw
その時一緒にカンボジアに来られていたのが、深セン在住9年、もはや「日本語と日本文化をよく理解している中国人」黒木さんでした。で、僕はその3氏が一旦カンボジアを後にしてミャンマー・バンコクと訪問後の香港で合流と相成ったわけです。さらに香港ではもう一名、ちょっと見た目が濃すぎる我々のメンツに唯一爽やかな風を吹き込んでくれた草刈さんも東京から合流。
この僕たちの深セン視察を徹底的にアテンドしてくれた黒木さんは、日本向けの建築・インテリア用品などを小ロットからのオーダーメイドに対応するというビジネスを深センにて展開しています。ところが最近は円安と中国国内の物価上昇のダブルパンチで、今までの事業戦略を軌道修正する時期に差し掛かってきていると言われていました。それもそのはず、中国元に対しての日本円の下落率はおよそ30%、これはつまり今までと何にも変わってないのに中国製品の価格が30%上昇したのと同じ事です。さらには中国人の人件費が高騰し物価が20%以上も上昇しているので、多くの製品が日本円を基準にして考えた場合1.5倍も高くなってしまっているようです。しかも中国国内の物価上昇はまだまだ続きそうな勢いです。
特にこの深センという場所は、たった三十数年前まで非常に貧しい漁村で人口も3万人程度しか居なかったそうですが、香港に近い沿岸部という立地に目をつけた当時の中国指導部による積極的な開発によって、現在は人口一千五百万人を要するメガシティーとなり、貿易コンテナ取扱高も世界第4位(東京は世界第23位)に付けています。地方の一都市の人口がカンボジアの全人口に匹敵するとは、さすが中国恐るべしですねw そのような事情を背景に深センは中国でも最も平均所得が高い地域ともなっています。
僕は常々、せっかく日本を飛び出したのだから、日本以外のマーケットを出来る限り開拓したいと考えて来ました。可能な限り世界をフラットに見て、一番利益が生まれる可能性の高い場所にマーケットを求めていく、といったことにチャレンジしたいと思い続けてきました。そういった意味からも、中国はカンボジアのような後進国から見ると恐ろしく巨大で且つ無限の可能性が広がるフロンティアです。日本がアメリカに輸出することによって爆発的な成長を手にしたように、カンボジアなどの弱小国家は中国に様々な物を輸出することによって大きな成長を手にすることが出来るはずです。そしてもちろんそれを行うHUGS Agricoも計り知れない恩恵を被ることになるでしょう。
さぁ、これかも益々頑張ろう。っていうか、中国語も話せるようになりたいな〜。。。黒木さん、中国語ペラペラでカッコ良かったですw
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