カメラに向かって話すって難しいのねw

えー、本日はプレゼンテーションの撮影を行いました。僕がHUGSに来ていただいたお客様に対していつもやっているプレゼンテーションを、HUGSのサイトでも見ていただけるようにと思い、文字通り映像のプロフェッショナルであるシンペイちゃんに全ての段取りをしてもらって撮影に挑みました。

はい、室内に照明用ライトまで持ち込んで超〜本格的です。DSC_0389

僕はいつも、今まで何度も何度も繰り返して話してきたプレゼンですし、そもそもアドリブで話をするのも得意なほうなので、さらっと簡単に事が進むと思っていました。ところが・・・。いやぁ、誰も話を聞いている人が居ないという状況で、しかも自分にガッツリと照明が当たっている状態で噛まずに話すというこの難しさ。

一体どんな表情をすればいいのかわからない。どこを見て話せば自然なのかもわからない。。。いやぁ、どんなことでもやってみなければわからないものですね〜。カメラをしっかりと見ながら生放送で、一言一句間違えること無くニュースを読んでしまうアナウンサーの皆さんを心の底から尊敬した瞬間でしたw

さて、今回の映像は近日中にシンペイちゃんが編集して、HUGSウェブサイトにアップしてくれる予定です。またこのブログなどでアナウンスしますので、僕が噛みに噛みまくった末に作成されたプレゼンムービーをぜひ御覧ください。DSC_0393

P.S. これでまたシンペイちゃんがオフィスの床で寝るという生活を継続させてしまった。。。ブラック企業でゴメンw

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深センに行って来ました

今回はHUGS Agricoの株主でもあり取締役も勤めていただいている加藤さんと、その25年来の親友でもあり同じくHUGS Agricoの株主となっていただいている鯉さんと一緒に、中国は深センに視察に訪れました。僕も香港には何度も行ったことがあるのですが、そこから車でたった1時間の深センには行ったことがなかったので非常に楽しみな初訪問となりました。

実は加藤さんと鯉さんは、前回の世界一周ツアー以来となる今回のアジアツアーにもシエムリアプを組み込んでくれていて、今月の初旬にもカンボジア辺境ツアーを僕もご一緒させていただいたばかりでした。

こちらは加藤さん@タイ・カンボジア国境沿いの、数年前にも世界遺産の帰属を巡って爆弾が飛び交う紛争になったプレアヴィヒア寺院の絶景ポイント
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シエムリアプまでの日帰りは結構キツイので、その夜はこれまたタイとの国境沿いにあるカジノホテルに宿泊。まだ絶賛建築中なのに堂々と営業中ですw
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その時一緒にカンボジアに来られていたのが、深セン在住9年、もはや「日本語と日本文化をよく理解している中国人」黒木さんでした。で、僕はその3氏が一旦カンボジアを後にしてミャンマー・バンコクと訪問後の香港で合流と相成ったわけです。さらに香港ではもう一名、ちょっと見た目が濃すぎる我々のメンツに唯一爽やかな風を吹き込んでくれた草刈さんも東京から合流。

この僕たちの深セン視察を徹底的にアテンドしてくれた黒木さんは、日本向けの建築・インテリア用品などを小ロットからのオーダーメイドに対応するというビジネスを深センにて展開しています。ところが最近は円安と中国国内の物価上昇のダブルパンチで、今までの事業戦略を軌道修正する時期に差し掛かってきていると言われていました。それもそのはず、中国元に対しての日本円の下落率はおよそ30%、これはつまり今までと何にも変わってないのに中国製品の価格が30%上昇したのと同じ事です。さらには中国人の人件費が高騰し物価が20%以上も上昇しているので、多くの製品が日本円を基準にして考えた場合1.5倍も高くなってしまっているようです。しかも中国国内の物価上昇はまだまだ続きそうな勢いです。

特にこの深センという場所は、たった三十数年前まで非常に貧しい漁村で人口も3万人程度しか居なかったそうですが、香港に近い沿岸部という立地に目をつけた当時の中国指導部による積極的な開発によって、現在は人口一千五百万人を要するメガシティーとなり、貿易コンテナ取扱高も世界第4位(東京は世界第23位)に付けています。地方の一都市の人口がカンボジアの全人口に匹敵するとは、さすが中国恐るべしですねw そのような事情を背景に深センは中国でも最も平均所得が高い地域ともなっています。

僕は常々、せっかく日本を飛び出したのだから、日本以外のマーケットを出来る限り開拓したいと考えて来ました。可能な限り世界をフラットに見て、一番利益が生まれる可能性の高い場所にマーケットを求めていく、といったことにチャレンジしたいと思い続けてきました。そういった意味からも、中国はカンボジアのような後進国から見ると恐ろしく巨大で且つ無限の可能性が広がるフロンティアです。日本がアメリカに輸出することによって爆発的な成長を手にしたように、カンボジアなどの弱小国家は中国に様々な物を輸出することによって大きな成長を手にすることが出来るはずです。そしてもちろんそれを行うHUGS Agricoも計り知れない恩恵を被ることになるでしょう。

さぁ、これかも益々頑張ろう。っていうか、中国語も話せるようになりたいな〜。。。黒木さん、中国語ペラペラでカッコ良かったですw

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試験農場

HUGS Agricoでは運営している農場とは別に4ヘクタールの試験農場を所有しています。ここでは、現在灌水コントロールシステムの実験を開始しました。カンボジアの様に雨季と乾季がハッキリと分かれている国では、乾季の間に作物が成長できる水分を確保することが、高収穫量・高収益をもたらせるのでは無いかという仮説の下での実験です。

まずは裏に流れている小川を掘って、乾季の少ない水量でも貯水出来るようにします。
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例えば現在主力で栽培を行なっているキャッサバは乾燥した条件下でも非常に強い作物ですが、やはり最低限の水があることが萌芽の条件ですし大きく成長もします。ですので通常、作付を行うのはちょうど今の様な雨季が始まる時期、もしくは雨季が終わったばかりでまだ土中に水分が残っている時期になります。これを潅水システムを組み込むことによって、乾季の真ん中に作付して萌芽させることが出来れば収穫時期をコントロールすることにも繋がり、さらに収量もアップして収益が大幅に増える可能性を秘めています。

また世界中で飼料原料として広く使われているトウモロコシも、4ヶ月で収穫できるのにもかかわらずカンボジアでは年間2回しか栽培を行いません。しかもそのうち一回は雨季の到来が一週間でも遅いと全滅します。これもキャッサバと同じく乾季には発芽しないからなのですが、これに潅水システムを導入することによって年3回の栽培を可能にしたいと考えています。

もう一つの問題はコストがどれくらい掛かって、どれくらいの収益増に繋がるかという、いわゆる費用対効果の試験も兼ねています。カンボジアの様な国ではどのような文献を調べても有用なデータがそもそも存在せず、近隣農民の言う数字やデータは全くデタラメですw ならば自分たちでデータを取るしか方法が無いわけですが、反対に誰も持っていない生きたデータという大きな財産を手にすることにもなるわけです。

この潅水システムに関して世界で一番先端を走っているのがイスラエルです。彼らは砂漠の真ん中という悪条件に国が位置しているにもかかわらず、周囲全域が敵国に囲まれているので、食料自給率を上げることはまさに生死を分けることにも繋がる命題です。この無理難題を点滴潅水システムという、水を徹底的に効率的に使う方法を編み出すことによって克服し、食料自給率を94%まで引き上げさらには農業輸出国にまでなりました。

カンボジアはイスラエルに比べればはるかに農業特性には恵まれているはずです。極端に言えば「何もしない農法」ですらある程度の収量を確保出来てしまいす。だから今まで多くの人が何も工夫をして来ず、ポテンシャル任せの原始的な農業を行なっているのが現状です。僕たちは、このカンボジアの優れたポテンシャルに最先端テクノロジーを導入したいなと、そんなふうに考えています。

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