昨日も今日も台風一過後の晴天に恵まれている...にもかかわらず道路の水量は増えている。
初日は面白くて、あちこちで写真を撮りまくったりしていたけれど、もう飽きてしまった(笑)
だから今日は写真はない・・・
対向車の立てる引き波にハンドルを取られるとちょっと運転しにくいとかエンジンの回転数を落とすと、マフラーから水が入って止まりやすそうだから、ずっと一速のままで極力回転数を落とさずに走るとか(笑)
あんまりに日本に帰ったときに役には立ちそうにないスキルばかりが身についた。
そういえば、このすぐ近所にワニ園ていうのがあって、そこも水があふれてしまってワニが35匹だか逃げてしまって行方不明だそうだ(笑)
まだ100匹ほど残っているそうだけれど、それも水の状況でどうなるかわからないらしい。
いったいどんな大きさのやつが逃げたのかわからないけど、この近所でも少し深いと底が全く見えないから、その辺を歩いていてもわからない。
見つけたら写真を撮ろうとか思っていたけれど、残念ながら今のところ出会っていない(笑)
バイクで走っていたらワニを踏みました、とか、自分だったら嫌だけど話としては面白いなぁ...
あんまりにも何もすることがないので、フィフォンと今後のことについて話し合った。
自分の英語力のなさにつくづく嫌になりながら、議論を重ねたんだけど、日本語なら当たり前に言えることが、英語だと本当にうまく話せない...根本的な語彙数の少なさの問題であることは明らかだ。
まぁ、それはさておき自立して孤児院を運営するために何をするのか、という問題に対していくつかのアイデアを出してみた。はやりのマイクロクレジットもその一つなんだけれど、銀行からの借り入れ金利が月利2~3%なのに、自分たちにお金があってこのビジネスをするとしても同じ金利しか取れないと言う。
これ以上金利を取るとお客さんが来ないらしい。
そんな馬鹿な話はない。
銀行は土地や家屋全てを担保にとってこの金利なんだから、リスクの高い小口債権はもう少し金利が高くなって当たり前でしょ?というと、担保がないならリスクが高いから貸付できない、という。
ちょっと待て・・・担保があるなら銀行から借りると思うよ・・・
しかも、マイクロクレジットの一番のメリットは貧困者にビジネスを教え、その利益の中からの返済を目指すというものなんだから、ただ貸せばいいってもんじゃない。
手間隙かけて、地域の発展を目指すと言う仕組みなんだし、その金利で得た金で地域の子供たちに無料で教育をして、孤児を育てるんだから銀行金利より高くても、別にいいんじゃないのっていくら説明しても理解できない。
このあたりでは3%だから・・・という話になってしまう。
他に何ができるって言う話になると、バナナやマンゴーの木を買ってきて植えるという。
どこの農村でもやっていて、それでみんな貧しい暮らしを余儀なくされているんだから、おんなじことやっても同じ結果しか出ないじゃないの?
成功している人と同じことをやったからと言って成功するとは限らない。
でも、失敗した人や、うまくいかなかったやり方と同じやり方をやったら間違いなく失敗する・・・100%ギャランティーだ(笑)
彼らの発想のどこかに、自分たちは貧しい中でかわいそうな子供たちを養っているんだから助けてもらう権利があり、それが一番の収入源だという思いが少なからずあると思う。
この気持ちを完全に変えない限り、いつまでも貧しさからは抜け出せない。
僕はもちろんこれからも協力するけど、この学校の運営は僕の仕事ではないって伝えた。
それにしてマイクロクレジット、いいと思うんだけどなぁ・・・
色んなNGOがやったりしているけれど、基本的に金融業を知らないと思う。
その点僕の場合、かなりのノウハウを伝えられると思うし♪
カンボジアンナイト
カンボジア史上最悪の洪水となった今日、ダラから電話がかかってきた。
「ケンゴ、今日何も予定がないなら飲みに行こうよ!」
一体こんな状況の中、外国人の僕にどんな予定があると思っているんだろう(笑)
なんだかよくわからないまま、ダラとその友達のナイが運転するトゥクトゥクに乗せられて
今や完全に川になってしまっている道を・・・
向かった先にあったのは、真っ暗な路地を入っていった先にある
なんとも怪しげな光を放つ、ローカル専門のナイトクラブだった。
そもそも入り口にいるスタッフからして、誰一人英語すら話せる気配は無い。
中から出てくるのも、調子よく出来上がったカンボジア人オンリーだ♪
そしてエントランスを入って中に進んでいくと、
仏壇が僕を出迎えてくれた(笑)
ステージの上では女の子が入れ替わり立ち替わり歌って踊っている。
日本だったらこの洪水が、号外ニュースが配られるくらいの大惨事っていうことなど
誰一人気にかけている様子すらない。
どうやらこの店は、一人に一人ずつ女の子がついて接客してくれる
いわゆる日本で言うところのキャバクラ方式のようだけど、女の子のチャージは必要ないらしい。
生ビールをピッチャーで注文し、小腹も減ったから料理もお任せで注文した。
実はこの中華だと思われる料理、マジで美味しかった。
ふと上を見上げると、室内だと思っていたこの空間は半オープンになっていた。
毎年絶対に雨季が存在し、その度に大量の雨が降るこの国で、
ナイトクラブに元々半分屋根が存在していないってのが、なんともイカシている。
結局みんなでビールをピッチャー10杯飲み干して、お会計をしてもらった。
無理やり払おうとする奴ら二人を押しとどめて、取り上げたチェックビルに書かれていた金額は
なんと25ドル、日本円にして2千円ちょっとだ(笑)
いったい原価はいくらなんだろう??
どこでもドア(笑)
ラッキーなことに今朝、目が覚めると僕はベニスにいた♪
昔からドラえもんの道具で唯一欲しかった道具が『どこでもドア』だった。
これさえあれば、金が欲しけりゃ銀行の金庫の中に行けばいいし、
宝石だって旅行だって思いのまま、何だって手に入る(笑)
そう、僕は子供のときからかなり現実的な子供だった♪
今日、もしかしたらその夢がかなったのかも知れない(笑)
っていうか、実際の話さすがにここまでの洪水になったのは、
現地人も知っている限り初めての出来事だそうだ。
ちなみ言うと僕は結構名の知れた雨男だ。
中学の同級生とたまに波乗りに行くときに、天気が悪かったりすると
露骨に僕のほうを見て嫌な顔をされる...
その後輩たちもみんな真剣に僕のことを雨男だと信じているようだから困る。
その昔、レースをしていたころも、僕が車に乗り込んだ瞬間に突然雨脚が強くなり
レースが一時中断されたこともある(笑)
今までに海外旅行に行って、雨が降らなかったのはドバイとラスベガスだけ。
そう、二つとも砂漠の都市だ。
それでも学校に行くのか?
と言うよりやっているのか、そもそも??
屋台もちゃんと営業中、お客様もこの通り笑顔です♪
せっかくなので僕も水着に着替えてバイクで走ってみた(笑)
これ以上深いところに行くと、さすがに危っかしくて片手を離せない...
実は今年のカンボジアは雨が少なくて、貧困の村に水が無くなって
政府がかなりの金額をかけて、先月水を配ったばかりだそうだ。
もう少し早く僕を招待してくれれば、その金額の十分の一で雨を降らしてやったのに・・・