カンボジア史上最悪の洪水となった今日、ダラから電話がかかってきた。
「ケンゴ、今日何も予定がないなら飲みに行こうよ!」
一体こんな状況の中、外国人の僕にどんな予定があると思っているんだろう(笑)
なんだかよくわからないまま、ダラとその友達のナイが運転するトゥクトゥクに乗せられて
今や完全に川になってしまっている道を・・・
向かった先にあったのは、真っ暗な路地を入っていった先にある
なんとも怪しげな光を放つ、ローカル専門のナイトクラブだった。
そもそも入り口にいるスタッフからして、誰一人英語すら話せる気配は無い。
中から出てくるのも、調子よく出来上がったカンボジア人オンリーだ♪
そしてエントランスを入って中に進んでいくと、
仏壇が僕を出迎えてくれた(笑)
ステージの上では女の子が入れ替わり立ち替わり歌って踊っている。
日本だったらこの洪水が、号外ニュースが配られるくらいの大惨事っていうことなど
誰一人気にかけている様子すらない。
どうやらこの店は、一人に一人ずつ女の子がついて接客してくれる
いわゆる日本で言うところのキャバクラ方式のようだけど、女の子のチャージは必要ないらしい。
生ビールをピッチャーで注文し、小腹も減ったから料理もお任せで注文した。
実はこの中華だと思われる料理、マジで美味しかった。
ふと上を見上げると、室内だと思っていたこの空間は半オープンになっていた。
毎年絶対に雨季が存在し、その度に大量の雨が降るこの国で、
ナイトクラブに元々半分屋根が存在していないってのが、なんともイカシている。
結局みんなでビールをピッチャー10杯飲み干して、お会計をしてもらった。
無理やり払おうとする奴ら二人を押しとどめて、取り上げたチェックビルに書かれていた金額は
なんと25ドル、日本円にして2千円ちょっとだ(笑)
いったい原価はいくらなんだろう??