返済日

ちょうど孤児院でフィフォンたちと打ち合わせをしていると、僕達のマイクロクレジットの利用者が返済に訪れた。

小さい子供を抱っこして夫婦で返済に訪れたのを、うちの子供たちが書類を引っ張り出してきて金額を確認して受け取る・・・絵に描いたように理想通りの展開と光景に、思わず写真を撮らせてもらった♪
と同時に、もっともっと貸付を必要とする人に届けることができるように、資金を調達しなければならないという強いプレッシャーも感じることになった・・・
マイクロクレジットへの投資に協力してもいいよ♪って人はぜひご一報下さいね!

ここカンボジアに限ったことではなく昔の日本もそうであったように、地域社会が十分に機能しているこのような農村地域では、事前に借主たちの特性なども把握することができるので、マイクロクレジットの返済率が非常に高くなる。
グラミン銀行の発表では返済率98.35%だそうだ。
我々も借主が返済に窮した場合のセーフティーネットとして、なぜ事業がうまくいかなかったのかを一緒に考えることが出来る仕組みや、上手く成功させている人が上手くいかなかった人を支援出来る仕組みを作っていきたいと思っている。
そして、マイクロクレジットの資金を使って努力をした人には、その次の段階として小規模ビジネスへの投資を受けて、さらに事業を拡大するチャンスが得られるような仕組みも構築中だ。
そのための実験として、自分たちで実際に豚舎の運営やティラピアの養殖などを現在進行させている。
(参照)
・養豚ビジネス
http://ameblo.jp/kitaurakengo/theme-10022664919.html
そしてこの小規模ビジネスへの投資にあたって法律面をしっかりと煮詰めるために、今日はフィフォンに弁護士事務所に連れていってもらった♪


カンボジアの土地を外国人が所有しようとしても、実は49%までしか所有することが出来ないという法律がある。
なのでこの投資をするにあたって、ビジネスに必要な土地の所有権を誰にするのかというところが一つ大きなポイントになっていたんだけれど、なんと担保権の設定なら外国人であっても制限が無いということが分かった!
さらに現在カンボジアの国土の80%以上が未登記だということも・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
今日のこの収穫は大きい!!
また一歩、僕の構想する形に向けて前に進むことが出来た。
そしてもう一つの収穫は、フィフォンが僕の代わりに弁護士に僕達の目指す方向と、現在抱えている法律的な問題点を全て自分でスラスラと説明してくれたことだ。
去年の今頃はマイクロクレジットが何か、投資というものがどういうものか全く知らなかった彼が、今や『投資をするにあたって権利関係をどのように整理すべきか』ということ『我々の先にある投資家が求める利益は社会の発展である』ということ、そして『投資家と信頼関係を構築するために何が必要か』ということを、僕の補助なしでドンドンと弁護士に説明していく・・・
昨日の子供たちの日本語習得能力といい、このフィフォンの成長っぷりといい、今まさにカンボジア人はいい意味で飢えている!!


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俺達は世界一・・・弱小のマイクロクレジット(笑)

今日は我が『世界一小さいマイクロクレジット組織』の栄えある第一回目の支払日だった。
(参照)
・マイクロクレジット

http://ameblo.jp/kitaurakengo/theme-10021034110.html

 
うちは毎週土曜日を貸付の日と決めていて、借り入れ日の一月後から毎月の支払いが開始される。
予想通りではあったけれど、やはり難なく全ての人の入金が完了したのでまずはホッとした。
ここまでの間に、当初想定していた初年度の貸付資金10万ドル(1000万円)は全て貸し切り、やはり少なくとも後10万ドルは必要となりそうなので、現在資金調達に向けて交渉中だ。
この当初の20万ドル分の貸付で色々な問題点の洗い出し等を済ませて、もっとビジネス的にもブラッシュアップさせてから、まずは100万ドル(1億円)位の予算組みで他の地域の孤児院とその周辺の村に範囲を広げていきたいと思っている。


一応ライバルはグラミン銀行のムハンマド・ユヌスなので、こんなところでオタオタやっていられない(;´▽`A“

待ってろよ、ユヌス・・・(笑)


さて話題はいきなり猛烈に変りますが、今日は最近ちょっと気になっていることについて書きたいと思います。
それは戦争というものの定義が変わっているということについてなんだけれど『今、日本は完全に戦時下にあって、敗戦の色が非常に濃厚だ』と言ったら、何人の人が理解するだろう?
きっとこんなことを言う僕を、アホ扱いして終了するだろうな(笑)


でも、今の時代の戦争は、もうミサイルや鉄砲を使ってドンパチやるものでは無くなっている。
一部そんなことをやっている場所もあるけれど、それは前時代的なもの、もしくは今の戦争のあり方を補完するものでしかない。
では、現代の戦争って何だというと、まさに金融戦争に他ならない・・・
もはや領土の奪い合いなどという物理的な戦争など全く意味を持たなくて、マネーという完全バーチャルなものの奪い合いと、その奪い合いを有利に進めるための暴力装置としてのミサイルや核兵器が存在している。


この現代の金融戦争において、日本はまたしても太平洋戦争の時と同じ過ちを犯そうとしているように思えて仕方がない。
それはリスクをどんどんと積み上げて解消し切れ無くなっているっていうことだ。
本来、自然の原理原則として、どんなことだってリターンを得るためにはリスクが存在する。


アメリカが上手なのはそのリスクを他国に押し付けてしまうことで、リターンだけを上手くかっさらっていく・・・サブプライムローンに端を発した世界金融危機などはまさにいい例だ。
反対に日本は、リターンを得るためのリスクを全て国内に抱え込んでしまっているばかりか、他国のリスクまで引き受けてしまっているので、いつ時限爆弾が破裂してもおかしくない状況だ・・・


エライ経済学者は「日本の円や株式市場は、時価総額が膨大だから簡単に売り浴びせられたりしないので問題ない」というような趣旨の発言をしているけれど、つい先日もシティーバンクのトレーダーがボタンを押し間違えたとかいう理由で、一瞬にして世界の株式時価総額が数兆ドルのオーダーでぶっ飛んだ。
って言うことは、誰かが仕掛ければ日本の株式市場や円の価値は簡単に吹っ飛んでしまうし、基本的にそれを仕掛けることが出来るのは日本人では無いッてことだよね・・・
別にボタンを押し間違えなくても、誰か政府の高官か金融機関の偉いさんが発言をするだけで、一気にぶっ潰れてしまう。
現代版の核兵器に等しい金融兵器のスイッチは、すでに他国に握られてしまっている。


アメリカ自滅論(ドル崩壊)などを唱えている人も多いけれど、あの国が黙って自滅すると本気で思っているんだろうか(笑)
自分たちの正義(勝利)のために、実際に核兵器を使用することが出来る国だぜ?
これは決して被害妄想でも悲観的なわけでもなくて、日本はこれからきっと厳しい時代がやってくる。
少なくともその心構えだけはしておいた方が、日本という国と我々日本人のために役立つことになるだろうと思っている・・・



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追跡調査@マイクロクレジット

今日は我々のマイクロクレジットを利用している人々が借り入れた資金を使うことによって、どうように生活に変化が現れているのかという調査をするために、理事長のフィフォンパパと子供達で村の中をウロウロとドライブしてきた。
僕は以前ずっと貸金業をやってきていたから、貸付や利息・元金の受け取りなどは日常的に行ってきたけれど、良く考えてみると借り入れを行った顧客がその資金をどのように使用しているか、というような追跡調査を行ったのは今回が初めてだ♪
そもそも資金を貸し付けている理由も、以前の貸金業者の時代なら『利息で儲ける』という目的で貸し付けていたので、支払ってくれさえすれば例え博打に使おうが、飲み食いに使おうが関係がなかったんだけれど、マイクロクレジットの場合は、この資金で『借入をした人の生活が向上する』という目的があるので、しっかりとその後の様子を見てみる必要がある。
しかし今日は(今日も?)地獄のように暑い日だった・・・なんてたって水のシャワーを浴びているのに、屋上の貯水タンクの水が太陽に温められてしまっていて、熱湯しか出てこないY(>_<、)Y
しかし子供たちは今日も元気だ♪
きっと汗腺の数が違うのか、僕とは暑さの感じ方も汗の量も全く違うんだから恐れ入る・・・
その暑いなか行ってきた一軒目がここ。
この家族はこの新しい鳥小屋と卵を産ませる鶏を購入した。


ここのおやじさんとフィフォンパパ
バナナの葉っぱで巻いたオールドスタイルのタバコを吸っている♪

そう言えばミャンマーはコーンの葉っぱで巻いた葉巻を吸っていたなぁ・・・
文字といい仏教寺院といい、やはり同じ文化圏の匂いがする。
この人は、茅屋根を作っている村人から買い取って街に売りに行く。
その買取代金を貸し付けた。

お次は新しい豚小屋と、お母さん豚2匹。
ちょうどダラの豚舎で購入したのと同じくらいの大きさの母親豚だった。

そしてお次は魚の養殖場
実は僕も去年の暮に試験的にチャレンジしたんだけれど、水温が上がりすぎてしまい失敗(w_-;
規模が小さすぎたのが原因のようだ・・・
やはり少なくともこれくらいの大きさと深さがいるんだなぁ

この人は元々池を一つ持っていて、新たに池を増やすために資金を借りた。
ちなみに上の写真が新しい池で、下の写真がすでに魚が入っている池。
水の状態が魚にとって良い状態になると、この写真のように緑色になるらしい。


次のお宅はサトウキビ畑
どちらかと言うと『放任主義農法(笑)』のカンボジアにあっては、珍しくしっかりと手入れをしている印象を受けた♪

なんだか子供たちがガサゴソやっているなと思っていたら、サトウキビを何本かぶった切っていた(@ ̄Д ̄@;)
みんなで丸かぶり・・・ワイルドなおやつだ(笑)
もちろん僕も、力任せにへし折られたサトウキビをもらった♪


こちらの家族は鴨の養殖
当初550羽いたんだけれど、自分の家族が病気に掛かったときの治療費で餌が買えなくなり、200羽位が死んでしまったそうだ。
今回の借り入れで餌を購入することが出来て、本当に助かったと言っていた♪

と言うことは、僕もこの鴨たちの命の恩人ってわけだね(笑)
たっぷり食べてくれよ~

で、腹いっぱいになった鴨はオモムロに同じ方向に向かって歩き出した・・・

専用の池で優雅にスイミングですか・・・
明らかに僕よりいい生活しているような気が( ̄_ ̄ i)

またなんだか騒がしいなと思ったら、今度は木によじ登ってマンゴーを略奪していた(笑)

しかもよじ登っていたのは一番右の女の子♪
やっぱり明らかに野生児だよなぁ(笑)


こうやって村の中の色々な家を見てまわるのは、本当に楽しいし勉強にもなった。
そして自分たちのやっていることで、人々が少しでも豊かになりつつあるのを、この目で見て実感出来たことが、なによりも素晴らしい経験になりました(°∀°)b



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