シャーマン

シャーマンというのを知っているだろうか?


日本でいうところの青森の『イタコ』や沖縄の『ユタ』のような存在と言えばいいんだろうか・・・
ラオスの山岳民族のような土着の精霊信仰を持っている人々の中で、神や精霊を降臨させて村人の病気から農作物の出来不出来、子供の将来など多岐に渡って重要なことを取り決める、とってもスピリチュアルな存在の人だ♪


前回のラオス旅行でそのシャーマンの家に訪れることが出来た。


僕が訪ねた村の人々は元々もっと山奥に住んでいて、国の政策によって最近町の近くに移住させられている。
もともとどれくらい山の中に住んでいたかって言うと、市内から軽く車で3時間、そこから道無き道を山岳民族の足で8時間歩き続けてようやくたどり着くような山奥。


だからちょっと病気をしたくらいで町まで下りてきて医者に見せたり、治療薬を買ったりすることなんて出来ない・・・
そこで我らがシャーマンの登場となる♪
シャーマンが占って出たお告げに従い、薬草などを混ぜて飲ませて様子を見るらしい・・・


その習慣は町に近い場所に下りて来た今でももちろん受け継がれていて、病気をすればまずシャーマン。それでも治らなければ最終手段として医者に見せるんだそうだ。


ちなみに誰がシャーマンになるのかも全て神のお告げに従う。先代のシャーマンに神が降りて次のシャーマンを指名するそうだけれど、これまた彼らの住居と同じあまりにも前近代的で僕には信憑性の無い物語にしか感じられなかったが・・・(笑)


まぁ能書きはこの辺りにして、シャーマンに登場してもらおう♪





・・・・・・
いたって普通のおっちゃんだった(笑)





ここに儀式に使う必要な品々が置いてある。
勝手に触ろうとして方々から止められた・・・ごめんなさい





なんだか良くわからないけれど笛のような楽器らしい(笑)
僕があんまりにも興味を示していたら、シャーマン自ら吹いて見せてくれた♪





下に置いてある自転車の車輪が意味不明だ(笑)
頑張ってくれたんだけれど、季節柄に調整が合っていなかったらしく音が鳴らなかった・・・
そんなことよりシャーマンが頑張りすぎてぶっ倒れやしないかということのほうが心配だったけれど・・・(笑)

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頑張れ関西人!

最近大阪に帰るたびに感じるんだけれど、人にも町にもとにかく元気がない・・・

僕が子供の頃には大阪は日本で2番目に大きな都会で、どちらかというと東京と遜色ない存在だと思っていた。

だいたい何かにつけて関西人(特に大阪人)は東京と競いたがるきらいがあった(笑)

阪神タイガースが好きじゃなくても巨人は嫌いだったり、標準語を使って話すと「ええカッコしい」として仲間外れにされたり、東京の臭いのするものはとにかく何でも嫌い・・・(笑)

要はライバル心がむき出しだったわけだ(ちなみに東京は大阪のことをライバルなどと思ってもいなかったみたいだが・・・)

ところが最近完全に東京に負けているのを認めてしまっている。

相変わらず僕も含めて関西弁を改めることはしない(出来ない・・・)けれど、都会として町の規模も経済も人口も何もかもが全く歯が立たないということに気がついてしまっているみたいだ・・・

僕は別に勝ち負けなんていうのはどうでもいい話なんだけれど、関西を大阪を元気にするためにはどうすればいいんだろうっていつも考えている。

よくネット上では大阪のことを

『大阪民国』

なんて書いてけなされたりしているけれど、案外的を外していないネーミングかも知れない思っているし、このキーワードこそが大阪を元気にするヒントが隠されているかもしれない♪

僕の勝手な推論だけれど、関西人と関東人は元々人種が違う・・・物静かで朴訥とした東北方面からの血脈を受け継ぐ東京人に比べ、大陸からの血と南方の気質を受け継いだ関西人は明らかに押しが強い。

最近も日本で一番テンションが高そうで肉食系が多そうという大変名誉あるレッテルを頂戴している(笑)

テンションの高い人が多そうなイメージのある都道府県ランキング

この関西人気質はこれからどんどんとアジアビジネスが熱くなるにしたがってとっても有利に働くはずだ♪

アジアの可能性

例えばベトナム人はボッタクリや騙しがあってしつこいし、ベトナムで嫌な思いばかりしたという人をたくさん見てきた。僕にとっては東南アジアのプロフェッショナルだと思える藍さんですら、ベトナムは苦手だと言って顔をしかめる・・・でも僕は彼らのルールがわかった時点から楽しくて仕方がなかった♪

ずっと寸止めの空手をやらされていたのが、実際にぶん殴ってもいいっていうルールに変わったみたいなもんだ(笑)( ̄▽+ ̄*)

何でも値切る、すぐに怒る、文句ばかり言う、自分でルールを決めてしまう・・・

ね、大阪人の欠点とも思える部分はアジアのスタンダードでしょ??(笑)

これからも今まで以上に力を入れて皆さんのアジア進出、特に僕の愛すべき地元

大阪民国人のバックアップをしたいと思います。

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懐かしい写真

去年の2月のにラオスとベトナムに出かけたときの写真が出てきて、思わず懐かしかったので・・・

実は去年ラオスに行くまでは大多数の日本人の例に漏れず、ラオスっていうのはタイの都市かなにかだと思っていた(笑)
ルアンパバンとかいう世界遺産の街があるから行ってみようと誘われて、いつものごとくあんまりどんなところなのかも良くわからないまま飛行機に乗ることになった・・・
だいたい僕は小学生の頃から予習も復習も大嫌いで、いつもぶっつけ本番の苦しさを嫌というほど味わってきたのに、一向に治らなかったばかりか最近ではそれが楽しくなってしまっているきらいがあるようだ(笑)
日本からの直行便が飛んでいないのでベトナムのハノイで1泊して、翌朝の便でルアンパバン入りすることになっていたんだけれど、ハノイに到着してホテルまで送って行ってもらっているときに乗っていた車が事故をした・・・
乗っていた僕たちは別になんともなかったんだけど、ぶつかった相手がバイクだったから結構吹っ飛ばされて、僕が見たときには自分のバイクの下敷きになって倒れていた。
当時はあんまり東南アジア事情なんて知らないもんだから、すぐに警察と救急車が来ると思っていたのに、いつまでたっても来る気配すらない・・・
30分もしたら倒れていた奴が顔面血まみれのまま、他の人のバイクに乗って病院に運ばれていった。
唖然としていた僕たちはガイドに言われるまま何事もなかったかのように別のタクシーに乗せられてホテルへ・・・
中々強烈な出だしの旅行だった(笑)
翌朝ルアンパバンの上空に差し掛かったときに眼下に滑走路が1本だけある空港が見えた。
飛行機はその上空を通り過ぎていくし、いくらなんでも国際空港でその大きさはないだろうと思っていると、突然飛行機は大きくUターンしてその『滑走路しかない空港』に着陸していった・・・
イミグレーションも簡素な造りだ♪

なんでもルアンパバンというのはこの小さな街に70以上もの寺院があって、その全てにお坊さんが住んでいて、毎朝その坊さんたちが集団で托鉢に練り歩くということで、街ごと世界遺産に登録されているものすごく貴重な場所らしい。

ガイドにあちこちの寺に連れて行かれたけれど、今写真を見返してもどれがどれだったのかさっぱりわからない(笑)
一番僕に強烈な印象を与えたのは山岳民族の家を訪ねたことだった。

僕の常識をはるかにしのぐ非文明的な暮らしっぷりに、テーマパークか何かなんじゃないのか、と思いたくなるくらい現実感がなかった(笑)


子供たちに渡すためにノートとペンを買って持っていったんだけれど、驚いたのは子供たちがそれを取り合いしないということ・・・

後から来た小さい子供に年上の子供(といってもまだ幼い子供だ)が譲ってあげている。
ルアンパバンに到着してまず最初に感じたことだったんだけれど、物売りがいないしみんなが常に譲り合っている。
客引きのような人がいても「いらない」と言えばすぐに引き下がる・・・
半分がやさしさで出来ているバファリン以上にやさしさ成分が多そうな人ばかりだ♪
その片鱗はこのような小さな子供たちも十分に持ち合わせている。
実はこの山岳民族人々は元々悪名高きゴールデントライアングルで芥子(アヘンの原料となる植物)を栽培していた人たちだ。
どうしても麻薬地帯にいる人々っていうと、世にも恐ろしい犯罪者集団をイメージしてしまうけれど、実際のところはこのような何も知らない素朴な人々が生活のために栽培していたりするというのが現実だろう。
現在は国の政策で芥子栽培は禁止され、コーヒーなどの栽培に変更したりしているそうだ。
僕は「芥子を育てていたほうが生活が楽だったんじゃないの?いいお金になるだろうし・・・」って聞いてみた。
すると答えは「栽培している僕たちは全然儲けにならなかったんだよ。それを買いに来る人たちが大儲けしていただけ。それに芥子畑があるとどうしても村にアヘン中毒が出るからね・・・」
貧困の原因の一つは情報の貧困にあるという事実を肌で感じた瞬間だった・・・

ここにガイドとして案内してくれたディーはラオス語のほかにモン語とカム語という両山岳民族の言葉、更に英語が話せる。

英語があまりにも上手いから留学でもしてたのかと思うと、国内でトレッキングガイドの仕事をやりながら覚えたと言う。
やっぱりモチベーションが違うと結果に諸に出てくるんだなぁとか思っていると、彼が「僕は山からルアンパバンの街に出てきて経済というものを知りました。いつまでも物々交換のような原始的な暮らしではなく、僕たちももっと勉強してこの国を発展させたい」という夢を語ってくれた。
本当に発展することが幸せなんだろうか?
経済的に豊かとは思えないこの国の人は、金がなくなったからといって自殺したりはしないだろう。
圧倒的に物が足りない中にあって子供同士ですら譲り合いをするこの美しくやさしい場所が、はたして経済的に発展することが幸せを創るのだろうか、それとも壊すのだろうか・・・?
なんだかとっても考えさせられた1日だった。
続きます

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