チベット

昔、ブラピが出ていたセブンイヤーズ・イン・チベットを見て、かっこいいよなぁ
とか思ったりしたことがあったけど、実際に行くことになるとは数日前まで思っていなかった(笑)
まぁ、これも流れのままでいい感じなんだと思う。
そうそう、以前からコメントをもらっていたのに返事のやり方が今日までわかりませんでした。
とりあえず、自分もコメント欄に記載してみるという手を使ってみたんだけど
これで合っているのですか?
しかし、チベットは外国人もネット使えるんかなぁ・・・
ウルムチあたりは無理そうだという話を聞いているので、無理かも知れないかな
では飛行機に搭乗しに行ってきます。

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常識的??

ネパールと一口で言っても、中心部のカトマンズと山間部の村では何もかも事情が違う。

同じなのは携帯の国際電話が繋がりにくいことくらいだ。

僕が今回購入したSIMカードは、Meroという会社のものなんだけど、

なぜか日本からの着信番号表示が、使用されていないネパールの電話番号になる・・・

一体どういう仕組みになっているんだろう??(笑)

そんなことはともかく、ネパールの山間部は昔の良き時代の日本に本当に似ている。

多分僕よりも、僕の両親の世代の人たちのほうがそれを強く感じるだろうと思う。



どこまでも広がるのどかな棚田、粟や稗も栽培されているし、

それぞれの家には家畜がつながれていて、生えている木や草も日本のもの近い気がする。

あの都会のけたたましさが嘘のようで、丸っきりの別世界だ・・・

この人たちが都会に出れば、あんな野蛮なクラクションを鳴らしたりするんだろうか?

とか思っていたら、やっぱりばっちり鳴らしまくっていた(笑)

どうしてこの国はこんなにまで常識が違うんだろう?って色々と考えてみたんだけれど

どうやら多民族国家であることが原因なような気がしてきた。

同じ東南アジアの途上国でも、カンボジアではここまで常識が違うと思うことは無かった、

なぜなら日本と同じ、ほぼ単一民族国家だからだ。

ところがネパールのように色々な民族が入り乱れ、そこに色んな文化が西から東から入ってくると

自分が当たり前だと思っている常識(共通認識)が通じない相手がゴロゴロいることになる。

自分の常識、相手の非常識という具合になるなら、最初から常識を作らなければいいと考えるのが

もっとも効率的な選択肢として残ってきたのだろう。

だから、同じような人々が集まっているところでは常識的でのどかな人々も、

ひとたび街中に出れば、そんなこと言っていられないということになるんだろう。

日本人の国際的な政治力がどうしても弱いことの一つの要因は、

単一民族国家に育ったがために、あまりにも常識的過ぎるからかもしれない。

そしてもう一つは、カーストの存在も理解をさらにややこしくしている。

洗濯屋、肉屋、掃除屋といったところから、珍しいものでは爪きり屋というカーストまで存在しているらしい。

カースト=差別という図式で捕らえるのが、まぁ普通の常識で

アムネスティーあたりの人権団体は目を三角にしてカースト撤廃を叫んでいることだろう。

でも、そんなことはもちろん本人たちも良くわかっていて、人間は全て平等だと知っている。

あえて言うなら、男性と女性という二つのカーストがあるくらいでしょう、と言う意見だ。

それを知っていながらも、カーストが無くなればネパールの文化が全く違うものになってしまう、

市場の様子も何もかもが変わってしまう、それはそれで問題だと言っていた。

そう、世界も常識も人も全て全然違うから面白い。

もし世界中の連中が僕みたいなやつばかりだったら、僕は気が狂って死んでしまうだろう(笑)

今このブログはポカラの空港の待合室で、例のごとくワードに書いているんだけど、

実はさっきから全然飛行機が来ない(笑)

予定の飛行機が壊れたらしく、別の飛行機を準備中だそうだ・・・

航空会社の名前は、その名もブッダエアー!! 墜落してお釈迦になっても全く笑えない・・・

もちろん座席指定など存在しない♪

最近どんどんと乗る飛行機が小さくなっている気がする(笑)

さて、明日からチベットに行くことになるんだけど、ネット環境はどうなんだろうか?

あんまり期待できないので、関係者のみなさん連絡が取りにくい場合はごめんなさい。

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誤算

ネパールに入るときにアライバルビザで入国できることまでは知っていたけれど、出国時のチケットを買っておかなければいけないことは知らなかった。 まぁ、常識的に考えれば当たり前のことな訳だが・・・(笑) そのおかげで、タイからの飛行機に乗る際のバタバタは以前に書いたことがあるけれど、それからも相変わらず予定外の誤算で、バタバタと走り回っている。

まずは先日のチトワン国立公園で、朝から野生のサイなどを見に行くツアーに出かけた。

象の背中に乗ってジャングルの中などをウロウロと2時間くらいさまようこのツアー

前日、絶滅寸前と言われている野生のベンガルトラが発見されたという話から、
ネイチャーガイドたちが色めき立っていた。 ところが結局見つかったのは、このトラの食べ残しだけ・・・


トラに怯えてサイもどこかに隠れてしまっていて、結局鹿ぐらいしか見ることが出来ず、「こんなもん、奈良公園のほうがようけ見れるがな」という長江さんの台詞で幕を閉じた。(笑)


問題はその後、朝ごはんを食べた後から何もすることが無い。 ここで暇をつぶしているのもなんだし、一日短縮して今からポカラに移動しようということになった。 ポカラと言うのはヒマラヤ山脈が一望できる町で、チトワンからは軽く車で4時間くらいかかる。  僕たちが泊まる予定の宿はポカラからトレッキングで1時間半くらい行ったところにある、前人未到の頂にして“聖なる山”マチャプチャレが真正面に一望できるところなんだけど、僕はトレッキングの意味を完全に勘違いしていた・・・


これはどう考えてもトレッキングではなく登山だと思う(笑)


このあたりで登山と言うのは、山頂目指してベースキャンプからアタックする、
はっきり言って命がけの山登りのことを言うのだそうだ。 いきなり宿泊先を変更したい気分に駆られながら、登り始めた僕にトレッキングガイドが「ここから約800メートル一気に登ります」と死刑宣告。


実はそれよりもっと重大な誤算が、これに先立つこと2時間前に発覚していた。 
ネパール側からエベレストを見ようと思うと、延々1週間ほどかけて、“トレッキング”しなければならないらしい。 さすがにエベレストを見るためだけに、そこまでの時間的な余裕は無い。 体力的には全く問題ないけれど・・・ っていうのはウソです。 そんな自殺行為に等しい真似は文明的な生活にどっぷり浸りきっているワタクシには無理ってものです(笑)


チベット側からならベースキャンプ(5800メートル地点)まで車で登り、
エベレストを間近に見ることがネパール側より短い日程で可能らしい。 そもそもここまで来てエベレストを見ずに帰るなんて、僕が許しても長江さんが許さない・・・ ということで、急遽チベット行きが決定(笑)

ところが今度はチベット自治区のビザを取るためには、パスポートの本書が必要になるが、僕のパスポートはカトマンズのインド大使館に預けたままだ。 そこでドライバーに頼んで、カトマンズまで受取証を届けてもらい旅行会社のスタッフにパスポートを受け取ってビザの手配をしてもらうことにした。そんなこんながありながらも、約1時間半かけて登った先にあった景色は、文才のない僕が説明するのは全く不可能な、本当に素晴らしい景色だった♪

そこには全くの誤算が無かったのが何より幸いだった。

明けて翌日、朝の5時半にたたき起こされて日の出を見に行く。 軽くラジオ体操代わりの約30分間のトレッキング♪ なんだか最近あちこち登りっぱなしのような気がする・・・人生もそうなんだろうか??

10時過ぎに次の宿泊先に向けて約3時間のトレッキングを開始してしばらくしたところガイドの電話が鳴り、なにやら慌てている。 どうやら代理人にはパスポートを渡せないらしい・・・「インド大使館に電話をかけて、事情を話し代理人に渡すように交渉してくれ」と旅行会社の人に言われたので、大使館に電話をして担当者が電話口に出た瞬間に嫌な予感が的中した・・・必殺インド英語スペシャル(笑) トンでもない巻き舌発音・早口でまくし立てる・すぐに感情的になるの三拍子がそろっている上に、自分の英語は正しいという信念を持っている。 はっきり言って何言っているのか良くわからなかったが、委任状を書けと言っている、ということだけは理解できたので、FAXかメール添付で送ると伝え電話を切った。

携帯電話さえタイミングが良くないと繋がらない山の中、FAXなどあるわけも無く急遽僕とガイドでポカラの町まで引き返すことにした。 するとまた次の問題が発生、今日は金曜日なので1時半に大使館が閉まるし、明日からお祭りで3連休ということが判明・・・  ふもとまで降りて車を拾ってポカラまで30分、委任状をFAXしてカトマンズで受け取り、大使館まで持っていくのに30分。 ということは、昨日1時間半かけて登った道プラスαを40分で行かなければならない。

本当にきつかった・・・山道をずっと駆け足で下りながら『僕は一体何をやっているんだろう』と自問自答するしかなかった(笑) まぁ、結局このポンコツタクシーの親父も頑張ってくれたし、間に合ったんだけど



これまたFAXを送ることが出来る場所を探すのも一苦労だったとだけ言わせてください。











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