MITのMBAホルダー日本人がアフリカ農業?

僕の持ちネタの一つでもある最終学歴マチャチューチェッチュ工科大学卒というのがあるのですが、今回はタンザニアで本物のマサチューセッツ工科大学を卒業した方とお会いしました。

以前、僕とHUGSのことを自身の書籍「ノマド化する時代」に書いてくださったこともある大石さんが主宰する、Facebook上のサロン「ノマド研究所」の会員でもある僕は、たまたま現在MITで勉強中の勝間田さんという方の書き込みを発見し、その勝間田さんがタンザニアに居るMITの先輩である小川さんをご紹介してくださった、という、なんともインターネット時代ならではの出会いです。

改めまして、ノマド研究所を主宰いただいている大石さん、そして快くMITの先輩である小川さんをご紹介くださった勝間田さん、ありがとうございました。

さて、小川さんにお会いして僕が一番聞きたかったこと、それはどうしてMITのビジネススクールを卒業して、こんなアフリカというまだまだ未踏の地のイメージの強い場所で、しかも農業を選択したのか、という事でした。僕等のような一般人からすれば、こんな世界有数の学校を出れば、それこそ大手コンサルティングファームや金融コングロマリットなどビックリするような給料を貰えそうな企業の重要ポストを狙ったり、もしくはITとMITで培った人脈を駆使して指先一本で巨万の富を築く、なんていうようなことをするのが王道なのでは無いのか、と思ってしまうわけです(笑)

それがこのカンボジアよりはるかにハードルが高そうなタンザニアの奥地の農村に自ら乗り込んで、トラクターのレンタル事業を開始しているという。。。かなりのキワモノですよね、どう考えても。

ところが話を色々とお伺いしていると、まず元々から小川さん自身の資質として弱い人を助けたり、社会を良くしたりしたいという気持ちが小さい頃から強かったということがわかりました。さらにはMITの中でも「社会開発」というのが近年大きくテーマとして取り上げられたりしているので、こういった分野に興味を持っている人も少なからず増えているとも言われていました。

僕は先日からアップしだしている農業の将来についてのプレゼンテーションでも主張しているとおり、これから益々農業という分野の重要性が高まってくると考えているので、それに連れて小川さんのような優秀な方々がどんどん参入してくるのではないかとも思っています。だからこそ、こんな日本人が誰もチャレンジしていないような場所で、実際にすでに事業をはじめている小川さんにお会いさせていただいて本当に嬉しかったです。

ぜひこれからも途上国・農業というキーワードを同じくするもの同士、切磋琢磨しながらも様々な情報交換などをしていきたいと思います。

【お知らせ】
小川さんが、JICA 地球ひろば2階「国際会議場」にて6月27日午後6時半から、シードアフリカ事業説明会を開催いたします。
ご興味ある方も無い方もぜひ
住所:〒162-8433 東京都新宿区市谷本村町10-5
http://www.seed-africa.com/

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念願のアフリカ初上陸

僕は現在、初めてのアフリカ大陸に来ています。今回は合計12日間で東アフリカ5カ国を駆け抜けてしまおうという計画のもと、僕の目標は「アフリカ大陸のカンボジアのような存在を見つける」ということです。って、これでは意味わからないですよね(笑)

えー、実は今でこそカンボジアのことを訳知り顔で語ったりしていますが、僕もカンボジアに初めて来る前まではこの国が”危険”で”貧しくて悲しい国”、そして地雷があちこちに埋まっていて、ロクデモナイ国だというような認識しかありませんでした。はい、日本の多くの皆さんと全く同じか、もしくはそれ以下の認識でした。。。それがまさかこんなに快適に住めて将来への可能性もあるなんて、全く思いもよらないことだったのです。何事も実際に自分の目で見て体験してみるまでわからない、ということをこの時改めて強く感じた僕は、また別の場所でもこういった「自分のステレオタイプなイメージでは想像もしていなかった現実」が進行している国を探したいといつも思っているのです。

で、ブラック・アフリカ初上陸の地となったのは、エチオピアの首都アディスアベバ。

僕の乏しいエチオピアのイメージは、ズバリ難民。そうです、僕の小学生の頃のテレビでよく放送されていて聞き覚えのある難民、それがカンボジア難民とエチオピア難民でした。双方とも真っ黒で、目だけがギョロギョロしてガリガリでお腹だけがポッコリと膨らんだ子供。そして泣く気力も無く、顔や目にはハエがたかっている。。。ただただそんな悲惨なイメージしか無い国です。

今回はスターアライアンスのマイレージを使っての旅なので、エチオピア航空を利用することになったのですが、ハッキリ言って本当にちゃんと整備されてんかよ、とちょっと不安になるくらいのマイナスイメージからのスタート(笑)

前置きはこれくらいにして、現実のアディスアベバはと言うと・・・。photo (2)

色んな意味で僕がイメージしていたブラック・アフリカではありませんでした。アフリカというよりアラブの一国と言ったほうが、僕的にはすんなりと受け入れられる感じです。何がどうとはうまく言えないのだけれど、人々もアラブ人の肌の色を濃くしたような感じで、黒人というには全然違います。街の雰囲気というか空気感もアラブと言ったほうがしっくり来ます。IMG_0278

多分、というかこれは僕の勝手な想像ですが、アラブ文化の西南の端っこでブラック・アフリカ文化とミックスしているのがエチオピアなのでは無いだろうかと思う次第です(笑)アラブ文化の東の端っこはもちろんインド、こちらはアラブとアジアが混じった感じかな〜なんて思います。

ちなみにアディスアベバのクラブに遊びに行こうと思い、シェラトンホテルにあるクラブに行ったのですが、スニーカーでは入れないと丁重に入場をお断りされました(笑)photo

photo (1)

あちこち歩きまわる旅をするのに、まさか革靴なんて持ってきていない僕は入り口で恨めしそうにクラブに出入りする人々を眺めるだけ。これがまた、みんなスーツやドレスでバチッと決めて遊びに来ていて、間違いなく僕がそのエリア一帯で一番みすぼらしい格好をしていることに気づいた僕は、今度からの旅は革靴も持って来ようと心に強く誓ったのでした。

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