ハイテンション!

いったい何がどういう理由でこいつらはこんなにテンションが高いのか意味がわからない(笑)
ネイティブに英語を話す連中がそうなのか、はたまた白人と言う人種がそうなのか、欧米人という括りでそうなのかわからないけれど、なんにせよまぁよくしゃべる・・・
僕も結構しゃべりだと自分では思っているし、僕よりマシンガントーク炸裂な人にも数人心当たりがあるけれど、やつらのしゃべりっぷりは全く別次元だといっても過言ではない。
レストランに到着してくるなり、さっきまで明らかに一緒にいたんじゃないのという人同士でもいきなり議論が始まる。
一斉にしゃべって一斉に返事するんだから、ある意味彼らの脳みそは才能豊かなんだろう(笑)
最近みんなのお気に入りのレストランがすぐ近所に有って、毎晩そこが溜まり場になっているんだけど、唯一の欠点は食事が出てくるのが無茶に遅いことだ。
それでも尚通い続けている理由はかなりのレベルで旨いのにもかかわらず、
信じられないくらい安いからに他ならない。
一体どれくらい安いかというと、一番高いメニュー(ステーキとかポークチャップとか)で3ドル。
しかも1ドリンク何でも無料でつまみのポップコーンと食後のデザートにスイカがついている。
生ビールが2杯目から50セント(要は50円)・・・
ここでたらふく食べて一人で5ドル使うのは至難の技だというレベルに達している。
今日もお別れパーティーの前にみんなでここに集合したのが7時、食事が出揃ったのが8時過ぎというくらいスローペースだったにもかかわらず、目の前に食事が出てきても食べるのをおざなりにしながらしゃべり続けている・・・
こういう光景を見ていると特にヨーロッパ人というのは本当に人生を楽しむことに長けているなぁと感心させられてしまう。
これについては僕たち日本人がもっとも見習うべきところだろう




ちょっと疑問に思う部分だし、以前にもブログに書いた事があるんだけれど
一体誰が他の国の人と政治と宗教の話はタブーだなんて言い出したんだろう?
僕の知っている外人はしょっちゅう政治や宗教の違いを笑いのネタにして楽しんでいるんだけど・・・
しかも最近はアメリカのことをよく言う連中にも会った事が無くて、みんなブッシュをボロかすに言ってけなしまくる。
今日もアメリカ人がイギリスのやつに
「ブッシュを選んだ自分が恥ずかしくないの(笑)?」とか言われて、
「いや、僕そのとき旅行中だったんだよね
」とか言って笑ってた。
そして彼らはみんな口を揃えて僕に向かって
「どうして日本はアメリカになりたがっているんだ?」と聞いてくる。
「お前たちの国民を一番大量に殺したのはアメリカ人だぜ!」って・・・
みんなならこの質問にどう答える??
そんなテンションのままサラとポールのお別れパーティーに突入した。



こんな東南アジアの片隅で、かくも多国籍な連中が寄ってたかって酒を酌み交わしながら
馬鹿話をして楽しんでいる。

後の心配はサラとポールが重度のホームシックにかからないかということだけだ・・・




あぁそうそう、彼ら来週は東京に一週間遊びに立ち寄る・・・
秋葉原あたりをうろつくはずだから、もし見かけたら声掛けてあげてね

初めての日本、楽しんでくれるといいなぁ


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ピュアなエネルギー

どうもカンボジアに戻る前にインドで風邪っぽい兆候があったけれど、全く知らない場所を一人でうろついているわけだし、気持ちも張っているからどうということは無かった。
ところがカンボジアに戻ってきた瞬間に気が緩んで鼻水と咳が出始めた・・・
といったところで熱があったりするわけではないし、以前にも書いたことがあるようにここ何年も風邪による発熱などしたことが無い・・・
そう『病は気から』だから(笑)
カンボジアを離れてからめまぐるしく場所を変ながら面白くも大変な日々を過ごしていたから、ちょっとのんびりしようとか思っていたけれど、どうも環境が僕にそれを許してはくれないみたいだ。
それというのも今回どうしてもこのタイミングでカンボジアに戻りたかった理由の一つでもある、ポールとサラの旅立ちの日が迫っているからに他ならない。
彼らは去年の秋に初めてChres孤児院を訪れてそのまま2ヶ月という期間をここで過ごし、
その間に自分たちのお金で数十台にのぼる自転車を寄付たばかりか、
さらにスイスの保険会社からトイレの建築費用を捻出させるという偉業を成し遂げた後、
他のアジア諸国周遊の旅に出ていたわけだけれど、子供たちとの再会の約束を果たすべく4ヶ月前に再び孤児院に戻ってきていた。
前回彼らがここで過ごしているときは他にボランティアがいない状況だったにもかかわらず、
今ではイギリス人が4人、

アメリカ人が1人、

ドイツ人が1人、

日本人が僕を含めて2人、

というところまで内容が充実してきた。
他には運営サポートとしてオーストラリア人やフランス人も常に連携を取りあっている。

こういうことをやっていると、人は僕のことを子供好きだとか思うようだけれど、
実のところは全く違う。

基本的に僕は物分りの悪いやつが嫌いだから、どちらかというと子供は苦手なほうだ(笑)

しかもいわゆる聖人君子のような無償の愛だとか、そういったものが素晴らしいとは思うけれど僕には真似できないことも自分でよ~くわかっている...
じゃぁなぜこんなことをやっているのかと言うと、ここには色々な国からたくさんの人がエネルギーを注ぎ込みに来ていることをひしひしと感じ取ることが出来るからだ。
人がエネルギーを注ぎ込む場所が発展しない理由を探すのは難しい♪
日本人はパワースポットとかいうものが大好きだけれど、
パワースポットというものはすなわち多くの人のエネルギー、
いわゆる”気”が固まっている場所のことだと僕は思っている。
そしてこの場所に誰よりも多くの気を注ぎ込んでいるのがポールとサラだろう。
今回の滞在で彼らはサラのお父さんを説得し、孤児院が長い間夢見てきた調理場を建築すること
に成功した。


サラのお父さんはスイスの銀行出身者だし、サラ自身ロンドンで生まれチューリッヒで育っているということからしてもそれなりに育ちの良い家庭の娘さんであることは間違いない。
そんな彼女は自分自身の子供は作らないというポリシーを持っている、
というのも一生涯自分が選んだ伴侶を自分の一番大切な人として接し続けたいからだそうだ。
そういうピュアな気持ちは何よりも強いと思わざるを得ない、なぜならサラとポールの周囲からは常に人が絶えることが無いから・・・

そんな彼らも今日がここで授業を行う最後の日になった。
まぁ相変わらず文章能力のない僕にとって、今日の雰囲気をうまく伝えことが出来るはずも無く、
適当に写真を貼ってごまかして・・・(笑)






明日はお別れパーティー・・・
その後二人に再開するのは僕がスイスに遊びに行くときになる予定だ♪

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インディアン嘘つかない

結局ほとんどなんにもしないうちにインドでの4日間滞在が終了した。

どこに行っても「インドは初めてか?何日滞在する?」と聞かれて「4日間の滞在だ」と答えると、いったいたったの4日間で何をしに来たんだと異口同音に聞かれた。

そんなこと僕自身が一番聞きたい質問だ(笑)

まぁそれでも一通りデリーを中心とした観光客が回らなければならない必須の場所には行っておこうと車を手配して、タージマハールやその他もろもろ昔のインドの王様の浪費っぷりを見て回った。




タージマハールは名前は知っていたけれど、デリーの近所に有ったと言う事はもちろん今回インドに来て始めて知った(笑)

インドの観光地にはどうやら政府公認の押しかけガイドがたくさんいるようで、どこに行っても色々なガイドが声を掛けてきてくれるから、その中から比較的英語が聞き取りやすくて機敏そうなやつを選んででたらめに安い金額をこちらから言って値引きさせる。


一人選んでおけばもう他には声を掛けてこないばかりか、道順や説明さまざまな段取りなど何かと重宝したし、タージマハールの時のガイドなんてディズニーランドよろしく並んでいる長蛇の列をブッチギリ「こっちです!!」とか言って僕を横入りさせて
「僕はあなたの時間を2時間以上セーブしましたよ♪」
とニコニコしながらチップを請求してきたようなツワモノだった。

ただしこのガイドたちにも一つ欠点があって、その後に自分の知っている場所に連れて行き土産物を買わそうとする。

しかもそういった土産物屋は、客一人に接客係がマンツーマンで張り付く、日本で言うなら大塚家具のようなスタイルの販売方法を取っているみたいで、あんまり説明を聞いてから断るのも面倒だから僕は最初から
「何も買うつもりは無いよ」と言うんだけれど、
彼らも「いえいえ、まずは説明を聞いていただくだけで購入は全然しなくて結構です」
とか言ってくる・・・


そのセリフを最後まで聞かないうちに止める手を振り切って店の外に出ると、「日本人を連れて来た」と一仕事終えたような顔をして寛いでいたガイドが、一体何が起こったのかわからず慌てて店に飛び込んでいく(笑)

そんな馬鹿なことをして遊びながら宿泊地のジャイプールという町に到着したのが、すでに日も暮れた8時くらいだった。

運転手のラジという親父が結構朴訥としたいいやつで、一人友達がいるからちょっとここで待たせて欲しいとスーパーの前で車を止めたし、僕もインドでは必ずなるというお腹痛の兆候があったから近所の病院のトイレに駆け込んだ。


案の定、腹を下していたので英語でなんて言うんだろうと電子手帳で調べてみると
“デリーベリー”と書いてある・・・もちろんデリーは僕が今いるデリーのことだ・・・

流石インド、それが言葉になってしまうくらいみんなお腹を壊すんだ、とデリーのトイレの中で腹痛と闘いながらも感心している僕がいた。

下痢=デリーベリー・・・一生忘れないだろう(笑)

闘いに打ち勝った安堵感で車に戻ると、漫画に出てくる悪役レスラーみたいなインド人顔のやつが席に座っていて必殺巻き舌英語で自己紹介してきた。

どうやらラジのことを親父のように慕っているということらしく、今からここに酒を持ってこさせるから一緒に飲もうということらしいが、ただでさえ押しの強いインド人の中でもことさら押しが強そうなこいつが、僕より1年年上だと言う事がわかり、押しかけ兄貴よろしく親切にしてくれる・・・結構迷惑だ・・・

けっきょく僕の泊まるホテルのレストランに行って、レスラーの後輩に持って来させたウイスキーを飲むことになったんだけれど、ウイスキーとソーダと水を1:1:1で割った結構濃いやつを作って僕に飲めと言う。



自分たちも同じのを作って飲み干しているから、次のやつを作ってやろうとすると
「ケンゴが飲みほすまで俺たちも次が飲めない、これがインド式だ」とか、酒を発明したやつに殺意を覚えそうなことを言ってくる。

どうしてこうも酒飲みというやつは相手が飲まないということを許してくれないんだろうか・・・
この部分に関してだけは世界共通のようだ。

なんだか嫌に酔っ払うなぁとか思ってボトルのラベルを見ると、アルコール度数が75度もあった♪



インド人の日本人に対する評価は他の親日国とは少し違うようで、もっと神話的に日本人を評価している。

そもそもインドの国会では原爆記念日には黙祷をしてくれるくらいだし、その広島と長崎をボロボロにされたのに、頭脳一つで世界有数のハイテクと電脳の国にのし上がり、嘘をついたり騙したりするようなことが無い素晴らしい人々が住んでいる国というような評価だ。

色々な国の日本評を聞くたびに、一番日本のことを良く思っていないのは実は日本人自身だと思うようになった。

どうしてそんなことになってしまっているんだろう?
こんなにあちこちで褒められているのに、もっと自分の国を誇りに思ってもいいじゃないかと思うんだけれど、そういう考え方は右翼的なんだろうか?

ところでインドの運転もネパール同様かなりひどい、というよりこちらが本家本元か?

どんな隙間でも鼻先を突っ込んでいくし、クラクションボタンを加速ボタンか何かと勘違いしているように押しまくる。

しかも途中で気がついたんだけど、恐ろしいことにみんなミラーをたたんでいる!要は最初から後ろを確認する気持ちすらないようだ(笑)


ドライバーのラジは「みんな全然急いでいないのに無理やり突っ込んでくる運転をしてむちゃくちゃだ、本当にどうなっているんだか・・・」と毒づきながらクラクションを鳴らしまくり、今にも誰かを轢いてしまいそうな運転をしている・・・

極めつけはこれ、ハイウェイの路肩を逆走しているところだ(笑)

「こっちの方が早いから、みんなこうするんだよ♪」

インディアンは嘘はつかないけれど、言う事とやることは全くバラバラだった。

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