アドベンチャーだぜ@カンボジアの道路(笑)

ダラとスタートさせている養豚ビジネスなんだけれど、このビジネスで利益を出して行く一番のキモはいかに飼料を安く調達するのかってことになるようだ。
まぁどんなビジネスだって、コストをいかに安く抑えるのかは重要ポイントなポイントであるに決まっているんだけれど・・・
(参照)
・豚舎完成@養豚ビジネス
http://hugs-int.com/kengo/archives/1138


主に豚に与える飼料は、米を精米したときに取れる米ぬかだ。
これをマーケットで購入すると100キロあたり18ドル、現在はダラの家の近くの精米所で購入させてもらっているので100キロあたり15ドルまでコストを下げることが出来ている。
ただ、これも豚の頭数が増えてくると5トン10トン単位での購入になってくるし、今の精米所の規模じゃとてもそこまで供給出来ない・・・


それならばシェムリアップよりも米がたくさんとれて、大きな精米所がいくつもあるバッタンバン(カンボジアで2番目に大きい街)まで安い米ぬかを探しに行こうっていうことになった。
片道170キロくらいの行程を通常はみんなバスにゆられて移動するようなんだけれど、僕は日本に居る時から乗り合いバスでの移動が超苦手だ・・・日本で嫌なことはここでも嫌だ(笑)
ってなわけで、うちのコンドミニアムのオーナーさんのお兄さんに無理言って車を貸してもらうことにした♪


同行するのはいつもの凸凹コンビ、ダラとフィフォン・・・



ふたりとも免許を持っていないので、ずっと僕が運転手です、はい。
ちなみにカンボジアの運転免許証は50ドルで買いました♪(日本の免許があれば試験もなんにも無しで売ってくれた(笑))


まずはバッタンバンの街並みでもお楽しみ下さい( ̄▽+ ̄*)



ヨーロッパナイズドされているシェムリアップに比べると、カンボジアに来たっていう風景だ。
街の規模もかなり大きい。



市場も大きい



さすがは人口2番の街、ブランド品も山積みだ(笑)
コピー品云々という以前に、そもそもブランド品という概念があるんだろうか・・・?



元々の土地が肥えているらしく、農作物に困らないバッタンバンはかなり裕福な州(あくまでもカンボジア国内でというレベルだが)らしい。
ちなみに言うと、シェムリアップはカンボジアでも1,2を争う貧しい州だ。


そして精米工場
農業とおおよそ縁のなかった僕は、こういう場所にも初めて訪れた。



機械もデカイなぁ・・・
小学生の頃の社会見学を思い出した♪ うちの子供たちにも見せてやりたいな。



これが脱穀した後に出る米ぬか・・・iPhoneのSIMロック解除は脱獄・・・関係ないよね、ゴメン。



ダラに「今のうちに袋に詰めて持って逃げよう!」って真剣な顔で言ったら、すごく可哀想な奴を見るような哀れみの目で微笑まれた・・・( ̄ー ̄;


結局この辺りはシェムリアップよりもタイの国境に近く、最近の世界的な飼料高騰のせいでタイに輸出する方が高く売れるらしい。
工場から直接購入して100キロあたり22ドル・・・全然こっちのほうが高くて話にならなかった。


さて、今回の行程は全部で約450キロくらい、主にカンボジアの幹線道路をドライブすることになったんだけれど、これが結構大変だ・・・(((( ;°Д°))))
片側1車線の対面通行道路なんだけれど、平気で対向車が反対車線を走りながら追い越しをかけてくる・・・ひどいときには、前から車3台が横並びで僕の車の正面に向かって全速力で向かってくる(°Д°;≡°Д°;)
明らかに危険察知能力が欠如しているとしか思えない(笑)


しかも工事中の道は砂漠のラリー状態で前が見えない・・・



危ない割にはあんまり事故が無いな~って思っていたら、トラックがコケていた。
間違いなく対向車の避け損ねだろう。(;°皿°)



今度はバスが何かにぶつかった様だ・・・後ろに誰か倒れている、大変だ( ̄□ ̄;)!!



野次馬根性丸出しの僕たちは、早速車を急停車させて取材開始だ(笑)
写真を撮っていて文句をいわれると嫌なので、フィフォンに「デイリーシェムリアップの記者だと言え」って言ったら、本当に真顔で周囲の奴にそう説明していた・・・しかもニヤニヤしながら・・・アホだ(笑)



はい、ご心配なく、轢かれていたのは牛さんでした。



合計6匹が跳ね飛ばされたそうだが、この道はみんな100キロ以上で飛ばしているのに、そこをいきなり牛が

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やはり世界遺産、恐るべし!

昨日のエントリーに書いた1000ドルの投資(?)のおかげで物語が少しドラマティックに進んでくれたのは、ある意味ありがたい話になったのかも知れない・・・(笑)


念のためここまでの流れを読んでない人のために、今回のアンコールワット・イベントについての詳細と、その後のちょっとしたドラマの詳細は下記リンクにあります。
・アンコールワット・イベント
http://hugs-int.com/kengo/archives/1143
・まぁ、あんなこともあるよな~
http://hugs-int.com/kengo/archives/1145


さて、僕も良くは知らなかったんだけれど、周囲から漏れ聞こえてくる話によれば、うちの孤児院の理事長ポン・セナ(通称フィフォンパパ)は、戦争時代の軍隊でかなりの地位にいた人らしく、人望も厚いしかなりの人脈をもっているらしい。
僕はフィフォンパパを、ただの人のいい田舎のおっちゃん位にしか思っていなかった(笑)
っていうか、そうと知っていれば端から彼に色々と相談していただろう・・・


まぁいずれにせよこのフィフォンパパがあちこちに電話をかけまくって、どうすれば僕たちのプロジェクトを実現出来るのかっていう情報収集に努めてくれた。
ここで、僕が当初予想していなかった事実が色々とわかってきた(というかもっと事前に調べておけというツッコミは入れないで下さい(^▽^;)


まず、アンコールワットをコントロールしているのがカンボジア政府では無いってこと・・・
アンコールワットをコントロールしているアプサラオーソリティーというのは、カンボジア政府の組織だと思っていたんだけれど実は全く関係がなく、なんとベトナムの民間企業だそうだ( ̄□ ̄;)!!
カンボジア政府がアンコールワットに関わる利権を、隣の国ベトナムの企業に売っぱらっちゃったって言うんだから驚きだ(笑)


次に僕が知る限り、今までアンコールワットで3回イベントが行われているんだけれど(そのうち一回は東儀秀樹氏のイベント)、まずイベントが認められるとしても日本の伝統的な音楽や踊りなど、他国とカンボジアとの伝統文化交流にしか使用が認められそうにも無いってこと。


遺跡の保護には、この超いい加減っぽいカンボジア政府もかなり神経質になっていて、アンコール遺跡一体の周辺地域には建物を立てる許可すらおりないってこと。
これはアンコールワットのみに限らず他のアンコール遺跡群に関してもそうらしく、そう言えば遺跡の近くでフリースクールをやっているカンボジア人も、学校にトイレをつくる許可がおりなくて困っていると以前言っていたのを思い出した。


仮に僕たちのプロジェクトが認められたとしても、収容人員をあまり入れることが出来ない可能性があること(大勢の人が興奮状態になると、遺跡が破損させられたりする恐れがある・・・)


そんな悪条件が重なりまくっているにも関わらず、フィフォンパパは粘り強い交渉を続けてくれて(実際に何度も役所などに足を運んでくれた)、アンコールワットの隣にある遺跡、アンコール・トムにある像のテラスでならイベントをしても良いというところまでこぎつけてくれた。


象のテラス



1000年前のアンコール王朝が栄えていた頃、戦いに勝利した軍隊をここで国王が謁見していたという場所だけに、テラスの前には雄大な景色が広がっている



僕たちの間でも、ここを第2候補にしてもいいかも知れないという意見が出ていたのも確かだ



でもやっぱり、ライトアップされたアンコールワットをバックにイベントをするのとでは、天地の差ほどインパクトが違う・・・


そもそもこの企画で僕とタケ、モーリスの3人が話し合いの末合意していたのは、イベントの映像、音源などの権利一切合切をカンボジア政府に寄贈しようという事だった。
そのかわりテレビなどで当日のライブの映像を中継させることにより、タバコ会社や金融・保険会社をスポンサーとして獲得し、イベント自体は入場無料にする。
欧米市場で広告規制や締め出しが厳しくなっているタバコ会社は、アジア圏でのイベントスポンサーとしてはかなり有望だ。


そもそもF1やテニス、サッカーなどのスポーツイベントに比べて、音楽イベントにあまり高額なスポンサーが付かないのは、興行主が後々ライブ映像などをDVDにしたりして販売するなどそこから利益を取るために、簡単に録画してしまえるテレビで映像を中継させないためスポンサーの露出が限定されてしまうからだ。
ということは、我々が最初っからその映像の販売などで利益を上げることを放棄してしまえば、テレビ中継などで積極的にスポンサーの露出をすることによって、イベントの運営費用はまかなえるはずだ。


後はVIPシートなど、アーティストとディナーを楽しめたり、飲食などがオールインクルーシブになっている特別エリアを設け、そこのシートの売上を全てチャリティーに回すことが出来る。
これらの企画を現実の物にするのは、やはりイベント自体のインパクトが無くてはどうにもならない・・・
そのためにも『アンコールワットでやる』ということが必須条件だった。


さらに粘りま~す♪(o^-‘)b



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まぁ、そんなこともあるよな~

はい、お待たせいたしました、先日の『アンコールワット・イベント』の続きでございます♪
(参照)
・アンコールワット・イベント
http://hugs-int.com/kengo/archives/1143
現地の知人を通じて紹介された人々の心強いサポートも得られ、僕たち3人は意気揚々と日本に引き上げてきて、どのアーティストをカンボジアに呼ぶのかとか、スポンサーの選定をどうすればいいのかとか、必要になりそうなコストだとか、まぁ喧々諤々とミーティングを重ねていった。
僕も言い出したら引っ込まないタイプだけれど、根っからの黒人アメリカンスタイルのモーリスもこれまた一旦言い出したらトコトン引かない・・・間に挟まれたタケがずいぶんと苦労していたけれど、それもこれも面白いイベントを成功させるためには仕方がない♪
そうこうしているうちに、先方の僕たちが協力を頼んだ人からモーリス宛にメールが入った。
実は僕たちが協力をお願いしていたのは、カンボジアのある公な組織のトップとそのNo2の人だったんだけれど、メインで協力をすると申し出てくれたそのNo2の人は英語が苦手だ・・・なのでその人の部下で英語が堪能なS氏がいつも僕たちに連絡をしてくることになった。
そのS氏のメールによると、「ボス(No2)が首都プノンペンやシェムリアップに行き来したり、政府の要人や、アンコールワットをコントロールしているアプサラオーソリティーの人々と連絡を取ったり、またその人々を接待したりするためにいくらかの予算を用意してもらいたい」とのことだった。
もちろんカンボジアの公務員の給与が少ないことは僕も先刻承知なので、すぐさま当面必要そうな1000ドル(約10万円)を、タケと僕の折半でそのS氏の口座に振り込みすることにした。
それをモーリスに伝えると「KENGO、そんなチッポケな金額じゃなめられるよ!1万ドル(100万円)くらいパンっと振込まないと、僕たち金が無いと思われるよ!逆にこんなのじゃ人は動かない!!」と、えらい剣幕で怒りだした・・・( ̄Д ̄;;
いやいやモーリス・・・カンボジアと日本と全然物価が違うから、僕は1000ドルでも十分すぎると思ってるよ、っていうのを理解をしてもらうのにずいぶんと時間がかかった(笑)
っていうか、いきなり1万ドルも振込んだらきっとその人、そのままいなくなるよって・・・

そうこうしているうちに僕がカンボジアに来る日がやってきて、今まで以上に彼らと密に連絡をとっていつでも動くことが出来る、まさに戦闘態勢になってきた♪
先方のオフィスにも顔を出して、僕がすでにシェムリアップに住み始めたことも伝え、後は彼らからの連絡を待つのみだ。(No2の人はラオスに出張中で留守だったので会えなかった)
ところがそれからと言うもの一向に先方から連絡が入ってこない・・・
タケからは「モーリスが、KENGO本当にやる気あるのか?って聞いてるけれどなんて答えればいい?」と何度も連絡が入るけれど、僕も先方からの連絡を待つことしか出来ない・・・(><;)
当初僕を先方に紹介してくれた知人(といっても僕が無理言って紹介してもらったわけだが・・・)も、すでにそこを離れ国に帰国してしまっている。
すると今度はモーリスに、そのNo2から直接メールが入った。
「今回のプロジェクトはどのように進展していますか?」
(((( ;°Д°))))・・・・・・

出たよ、これ・・・ヾ(▼ヘ▼;)
その人の手元に金が渡ってない・・・どうやらS氏が『ポッケないない』してしまったようだ。
お前、普通同僚の紹介で知りあって、自分の上司も関わっている人のお金に手をつけちゃう?とじっくりと聞きたいところだけれど、まぁこんなのもありなんだろうなぁ、といい勉強になりました。
で、このことの顛末全てを知る男、ダラやフィフォンに僕はミソカスに怒られる羽目になってしまった(T▽T;)
ダラ 「俺は最初から無理だと思っていたよ!シェムリアップのことをよそ者に頼んだって無理に決まってるじゃないか!KENGOは頭がいいけど、たまにとっても馬鹿だ。でも僕はこれもKENGOの経験だと思ってずっと何も言わなかったんだ」
僕 「・・・・・ゴメン」
 
フィフォン 「なんでそんなにすぐに人を信用してお金を振込むの?」
 「だって知り合いの紹介だし・・・」

フィフォン 「じゃあその人が弁償してくれるの?」
 「いや、それは無いよ」

フィフォン 「でしょ!?じゃあ簡単に信用しちゃダメだよ。ここは日本じゃなくてカンボジアなんだから」
はい、以降くれぐれも気を付けるように致します・・・(TωT)
ねっ、でも1万ドルも振り込まなくて良かったでしょ?モーリス(笑)
ところが捨てる神あれば拾う神ありだ。
ずっと僕の話を聞いて密かに動いてくれている人がいた!
そう、我が孤児院の理事長、フィフォンパパだ♪

つ・づ・く


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