東京ディズニーランドプロジェクト

以前このブログのエントリーに書いたように、せいきゅんとその愉快な仲間たちの手による『カンボジアの孤児院の子供たち50人を、東京ディズニーランドに招待しよう』プロジェクトが、着実に進められている!!
(参照)
・ディズニープロジェクトのサイト
http://www.smile55.org/

(ディズニープロジェクトについてのブログエントリー)
・とんでもないこと Part1
http://hugs-int.com/kengo/archives/1122 


国外どころか村からも殆ど出たことが無い子供たちは、もちろんパスポートなるものを持っているはずも無く、これを取得するところからはじめなければならない・・・
(参照)
子供たちが夢見る『行きたい場所』はすぐ近くの山だった・・・
・遠足行こうよ♪


パスポートを取得するためには、日本にどういう目的を持っていくのかなどが証明出来る書類が必要だとの事だったので、せいきゅんから正式な招待状を孤児院宛に送付してもらうことになった。
「もう少し話が正式に決定するまでは、子供たちに内緒でプロジェクトを進めて欲しい」というせいきゅんの希望で、ここまでずっと子供たちには伏せてきていたんだけれど、これからはパスポートの取得などどうしても水面下で進行させるわけにはいかなくなってきた。


というわけで、今回せいきゅんから届いた招待状を読み上げるという形で、子供たちにプロジェクトの発表を行った♪
突然集合をかけられて意味が全くわからず、戸惑っている子供たちの様子をぜひ御覧下さい!!





この後、彼らの日本語学習意欲が突然向上したのは言うまでもありません(笑)



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アンコールワット・イベント

実は今年に入ってからずっと進めてきていたプロジェクトがある。
友人のモーリスとタケと一緒にカンボジアでチャリティーイベントをしよう、それも極力サプライズでビッグなイベントにしたいなっていう話から、アンコールワットをイベント会場に使いたいという計画が立ち上がった。
そもそもモーリスは2006年と2007年にマイケル・ジャクソンを日本に連れてきたポジティブプロダクションの社長で、当時マイケルと子供たちを日本の孤児院『星美ホーム』に連れていった実績もある。
(参照)
・マイケル・ジャクソン

http://hugs-int.com/kengo/archives/1052
そこでモーリスが、「マイケルの子供たちの呼び掛けで、マイケルの誕生日である8月29日にこのイベントをやれたら最高じゃない?」っていう提案をしてくれ、マイケルが一番みんなに伝えたかった『LOVE』をテーマにした、『Message of Love』企画をスタートさせることになった♪
この企画はマイケルの意志を継ぎ、世界にLOVEのメッセージを発信出来るアーティストをアジア各国からアンコールワットに集めて、チャリティーイベントを行うっていうプロジェクトなんだけれど、なによりアンコールワットをイベント会場にできるのかどうかが、まずは最初の勝負の分かれ目だ。

時間的にも余裕がなくギリギリいっぱいの僕たちは、急遽カンボジアに飛んで現地アンコールワットの視察を行った後、知人の紹介でカンボジア政府にラインをつなげることが出来そうな人を紹介してもらった。
(参照)
・時間がない
http://hugs-int.com/kengo/archives/1072
・特急カンボジア旅行
http://hugs-int.com/kengo/archives/1074

その人達もモーリスの素晴らしいプレゼンのおかげで大いにこの企画の趣旨に賛同してくれ、全力を持ってアンコールワットの使用に関する権限をもっている政府高官達を説得しに行動すると約束してくれた。
と、まぁここまでが前回迄のお話・・・
次回に続きます( ̄▽+ ̄*)


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なんだか今日はちょっとムカついた

今日はダラと一緒にシェムリアップにある日本料理屋に飯を食いに行ってきた。
そこには日本のカメラマンが撮影したカンボジアの写真集が置いてあったので、ダラにも見せてやろうと手にとって見てたんだけれど、なんて言うかとっても恣意的な写真ばっかで見ていた僕たち二人は少し気分が悪くなってしまった・・・
「なにこれ?30年前のカンボジアの写真か?」とダラ・・・
残念ながらつい最近発行された写真集だ。
概して写真なんてものは撮る人の持っている方向性で全く伝わるものが違ってくるんだけれど、白黒でトーンを思いっきり暗くして、『裏路地やごみ山の一番汚い部分ばかりを撮ってあるその写真集』は、実際にこの国で暮らしている人にとって決して気持ちのいいものではないだろうと思った。

もちろんカンボジアで悲惨な暮らしをしている人は今もたくさんいるし、そのために多くの人や国がサポートにしているのも事実だけれど、いつまでも「カンボジア=貧しくかわいそうな国」としてのレッテルを張り続けるのは、この国で将来を見据えて弾けるような笑顔で毎日を過ごしている多くの人達にとって、屈辱的な事なんじゃないだろうか?
それともカンボジアは、いつまでもかわいそうな哀れみの対象でなければならないんだろうか・・・

多くの孤児、地雷の被害者、ごみ山で暮らす人々、地雷撤去を行っている人々、実はこの国の人たちは本当に明るく陽気な人達ばかりだ。
いつもいつも陰鬱な暗い顔をして、苦しみながら生きている訳じゃない。
僕が一緒に地雷原に行った地雷撤去のスペシャリスト、アキラとその仲間たちだって実際のところかなり面白く陽気な連中だ・・・
(参照)
・地雷撤去
http://ameblo.jp/kitaurakengo/theme-10017595146.html
そしてもう一つこんな文章を発見した・・・
「カンボジアの農村に大きな資金を与えると、村民の金銭感覚が狂うだけなので・・・」という日本のNGO団体の言葉だ。
日本人は優秀だから大きな資金を持ってもコントロール出来る能力を持っているけれど、カンボジアの農村の連中は無いってことなのか?
日本も戦後は無茶苦茶貧乏だったんだぜ!?その時支援に来た欧米人が日本人にそんなこと言ったか?
なんだろう・・・絶対に人を対等に見てないような気がする。
「僕たちは日本人で経済的にも豊かで教育水準も高いから、君たちのことをしっかりと助けてあげるよ。だから全て僕たちの言うとおりにするんだよ。そうすれば君たちは生きていくことができるから・・・」
っていう感じにしか見えないんだけれど、これって絶対に相手を見下しているよね。
本当に相手を対等に見るのならば、いち早く状況をコントロールする権利を現地の人々に渡すべきはずだと僕は思うし、そのためにも相手が豊かになるようにするべきなんじゃないだろうか。
もういつまでも途上国の悲惨さを訴えて、寄付金を集めて回って、それで現地の人々に施しをして優越感に浸るっていう時代じゃない。
自分たちも現地の人々と一緒に、どれだけ豊かになるかっていうことを考える時代だ。
同じ場所に立って自らも貪欲にならなければ、安全地帯の上からいくら綺麗事を言ったところで世の中なんて何も変わるはず無いよね。

そしてそうやってみんなで新たに生み出した富で、これからの時代を創っていく子供たちを支えていきたいと僕は思います。


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