はい、お待たせいたしました、先日の『アンコールワット・イベント』の続きでございます♪
(参照)
・アンコールワット・イベント
http://hugs-int.com/kengo/archives/1143
現地の知人を通じて紹介された人々の心強いサポートも得られ、僕たち3人は意気揚々と日本に引き上げてきて、どのアーティストをカンボジアに呼ぶのかとか、スポンサーの選定をどうすればいいのかとか、必要になりそうなコストだとか、まぁ喧々諤々とミーティングを重ねていった。
僕も言い出したら引っ込まないタイプだけれど、根っからの黒人アメリカンスタイルのモーリスもこれまた一旦言い出したらトコトン引かない・・・間に挟まれたタケがずいぶんと苦労していたけれど、それもこれも面白いイベントを成功させるためには仕方がない♪
そうこうしているうちに、先方の僕たちが協力を頼んだ人からモーリス宛にメールが入った。
実は僕たちが協力をお願いしていたのは、カンボジアのある公な組織のトップとそのNo2の人だったんだけれど、メインで協力をすると申し出てくれたそのNo2の人は英語が苦手だ・・・なのでその人の部下で英語が堪能なS氏がいつも僕たちに連絡をしてくることになった。
そのS氏のメールによると、「ボス(No2)が首都プノンペンやシェムリアップに行き来したり、政府の要人や、アンコールワットをコントロールしているアプサラオーソリティーの人々と連絡を取ったり、またその人々を接待したりするためにいくらかの予算を用意してもらいたい」とのことだった。
もちろんカンボジアの公務員の給与が少ないことは僕も先刻承知なので、すぐさま当面必要そうな1000ドル(約10万円)を、タケと僕の折半でそのS氏の口座に振り込みすることにした。
それをモーリスに伝えると「KENGO、そんなチッポケな金額じゃなめられるよ!1万ドル(100万円)くらいパンっと振込まないと、僕たち金が無いと思われるよ!逆にこんなのじゃ人は動かない!!」と、えらい剣幕で怒りだした・・・( ̄Д ̄;;
いやいやモーリス・・・カンボジアと日本と全然物価が違うから、僕は1000ドルでも十分すぎると思ってるよ、っていうのを理解をしてもらうのにずいぶんと時間がかかった(笑)
っていうか、いきなり1万ドルも振込んだらきっとその人、そのままいなくなるよって・・・
そうこうしているうちに僕がカンボジアに来る日がやってきて、今まで以上に彼らと密に連絡をとっていつでも動くことが出来る、まさに戦闘態勢になってきた♪
先方のオフィスにも顔を出して、僕がすでにシェムリアップに住み始めたことも伝え、後は彼らからの連絡を待つのみだ。(No2の人はラオスに出張中で留守だったので会えなかった)
ところがそれからと言うもの一向に先方から連絡が入ってこない・・・
タケからは「モーリスが、KENGO本当にやる気あるのか?って聞いてるけれどなんて答えればいい?」と何度も連絡が入るけれど、僕も先方からの連絡を待つことしか出来ない・・・(><;)
当初僕を先方に紹介してくれた知人(といっても僕が無理言って紹介してもらったわけだが・・・)も、すでにそこを離れ国に帰国してしまっている。
すると今度はモーリスに、そのNo2から直接メールが入った。
「今回のプロジェクトはどのように進展していますか?」
(((( ;°Д°))))・・・・・・
出たよ、これ・・・ヾ(▼ヘ▼;)
その人の手元に金が渡ってない・・・どうやらS氏が『ポッケないない』してしまったようだ。
お前、普通同僚の紹介で知りあって、自分の上司も関わっている人のお金に手をつけちゃう?とじっくりと聞きたいところだけれど、まぁこんなのもありなんだろうなぁ、といい勉強になりました。
で、このことの顛末全てを知る男、ダラやフィフォンに僕はミソカスに怒られる羽目になってしまった(T▽T;)
ダラ 「俺は最初から無理だと思っていたよ!シェムリアップのことをよそ者に頼んだって無理に決まってるじゃないか!KENGOは頭がいいけど、たまにとっても馬鹿だ。でも僕はこれもKENGOの経験だと思ってずっと何も言わなかったんだ」
僕 「・・・・・ゴメン」
フィフォン 「なんでそんなにすぐに人を信用してお金を振込むの?」
僕 「だって知り合いの紹介だし・・・」
フィフォン 「じゃあその人が弁償してくれるの?」
僕 「いや、それは無いよ」
フィフォン 「でしょ!?じゃあ簡単に信用しちゃダメだよ。ここは日本じゃなくてカンボジアなんだから」
はい、以降くれぐれも気を付けるように致します・・・(TωT)
ねっ、でも1万ドルも振り込まなくて良かったでしょ?モーリス(笑)
ところが捨てる神あれば拾う神ありだ。
ずっと僕の話を聞いて密かに動いてくれている人がいた!
そう、我が孤児院の理事長、フィフォンパパだ♪
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様々な(海外での)経験、対外的交渉、など相当の荒波にもまれていると思われるKENGOさんでさえ・・・。
「日本人は甘過ぎる!」って、世界の人からは思われてるんでしょうね。
でも。
そこが日本人の良さでもあり、
感じる人には、感じてもらえる!って。
・・・続きを楽しみにしていまっす(^.^)
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うはは!むしろ全然安い必要経費かも~。
でも、ダラさんがけんごさんの経験だって思って言わなかったっていうのが優しいー。
つづきまだですが、さすがフィフォンパパ~!笑
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り、理事長ー!
ズドン!とかましてやって下さい☆
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人を疑わずに信じる心。
日本人の良さですよね。
でも、それが一歩外に出ると
仇になるとこもありますよね。
海外では日本の常識は全く通用しないですから・・・。例えば、コントラクトもあってないようなもの。書類さえも信用できないですからね。
今回の件も、公安の力が強い国で良く聞く話ですよね。
私も友人達から
Makkoは人を信用しすぎるから
気をつけてよね・・とよく言われます
が、
アタマでは前途したこと、よく分かっているのですけどね、やっぱりどうしても・・・。
一歩進むのに、日本の10倍かかるような国だと思います。
今回の件も、本当に「まあ、そんなこともあるよな~」と思って前進しないと、ですね。
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兄さん、さすがです!
ドラマティックな展開…というかなんというか
日本の常識、世界の非常識ですね。
続きがますます楽しみです♪
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>いつでも途上人(繋ぐ社労士)さん
こういうセコイ人や悪いヤツはどこの国にでも居ますし、100%それを排除することは出来ないだろうと考えれば、単に確率論の問題になるので、まぁ仕方がないなと・・・
あのイチローですら4割に届かないのですから、僕なんてもっと成功確率が低くても当たり前ってことで(笑)
おっしゃる通り、別にいいんです、日本人はお人好しなんです(*^▽^*)
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>えびてんさん
うん、マジで安い経費で助かったよ(笑)
こうやって色々と文句をいってくれる連中が周りにいるってのが、また幸せだね♪
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>TAIJIさん
ここからフィフォンパパの逆襲始まるよ~(笑)
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>Makkoさん
みんな外国でありがちな話だと思っていますが、僕の場合以前の職業柄今までで一番騙されたのは『日本人』です・・・(T▽T;)
なので、まぁビジネスでお金をやり取りする以上、この様なケースも致し方ないなって感じです。
無いに越したことはありませんが、必要経費と考えれば安いものなので、メゲずに頑張ります(°∀°)b
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>nonさん
いえいえ何をおっしゃいますか姉さん・・・日本も十分非常識ですよ(笑)
ろくでなしはどこにでもたくさん居ます♪
そんなことより物語が多少ドラマティックになって面白いっしょ?
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3人のやり取りが目に浮かぶよ~モーリス、逆にいい経験になったね!
3人の大きなプロジェクトが楽しみだー!それにしてもSさん、凄いね。
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>いづみ朱(本名☆今泉牧子)さん
あのモーリスのセリフの雰囲気をわかってもらえるのは、まきちゃんくらいしかいないと思っていたから、逆にわかってもらえて嬉しいです(笑)
ピンバック: やはり世界遺産、恐るべし! | 北浦健伍の「僕、カンボジアに住んじゃいました」