アクセル踏もうよ

カンボジアは急激に自動車の数が増えています。自動車に対する関税が100%になるため、日本で500万円くらいの車なら1000万円出さないと買えないにも関わらず、レクサスの新車の4WD(1500万円くらい)とかレンジローバーとかがあちこちに山盛り走っていて、一体みんな何でそんなに稼いでいるのか不思議になってくるような、一見お金持ちが増えています。

まぁ、そうやって景気が良くなっていくのは非常にいいことなんだけれど、つい最近までバイクに乗ってウロウロしていた層が急に自動車に乗り出してる。たまに小学生くらいの子供がバイクに乗ったりしているのを見かけるカンボジアは、きっとバイクの免許なんか誰も取ってないんだろうなと推測出来ることから察するに、自動車ももの凄く無免許運転の人が多いんだろうな、とw

いやもう、とりわけ僕が暮らしているシエムリアプは渋滞するほどの交通量じゃないにも関わらず、最近はいつもノロノロ運転しか出来ない。なんてったって、たくさんの車がアクセルを踏まずに走ってるからw これ、ほんとに大げさじゃなく、文字通り後ろを走っているかぎりアクセルを踏めない。

しかも片側2車線の道の場合は必ず車線を跨いで中央をゆっくりゆっくり、自転車に抜き去られるスピードで走ってる。そしてこういう人たちは、ミラーも見ないし周りも見ないから道を譲らないw さらにはブレーキも踏まないからゆっくり走ってる割に危ない、でも抜くのも一苦労ww

ベトナムのようなアグレッシブにみんなが我先を競ってるような運転も大変だけれど、ちょっとあのベトナム人の爪の垢を煎じてカンボジア人ドライバーに飲ませたくなることが、一日に20回くらいある、そんなカンボジアの道路事情をお届けしました。

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いやぁ、お久しぶりな気がします(笑)

なんだかすっかりブログを放置しているうちに、写真のリンクが全部切れてしまってるよ(笑)

こういうことにならないように、たまにはしっかりとブログも書かなきゃならないな。。。 まぁ、お陰で相変わらずネタには困らない生活をしているので、追々アップしていくことにします♪

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地味~な作業をかっこ良く

カンボジアの最も有名な遺産がアンコールワットだとすれば、有名な負の遺産といえばやっぱり地雷だろう。 未だにタイとの国境沿いなどの山間部に約500万発とも言われる地雷が残されていて、完全に撤去し終わるまでに後10年、およそ5億5千400万ドル(約440億円)掛かると試算されている。

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ひょんなきっかけhttp://hugs-int.com/kengo/archives/995)から、カンボジアの、いや今や世界的な地雷撤去の第一人者と言っても過言ではないアキ・ラーと知り合った僕は、以前から彼らに何かの協力をしたいと考えていたのだけれど、今回ようやくその望みが叶うことになり、僕達の会社HUGSが今後アキ・ラーのチームに制服の支給などを行なっていくことになった。 で、まぁその制服なんかを届けがてらHUGSの頼れる相棒ジローちゃんと共に地雷原を訪れたので、今回はその話題です。

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僕達が訪れたのはコンポンスプー州にあるウドンという街にある地雷原。 ここは1970年当時、クーデターで政権を奪取したロン・ノル首相がカンボジアで一番大きな武器庫を設置していた場所らしく、その後の内戦で爆破された武器庫からあらゆる武器が周辺に散らばっていて、毎日100個近い不発弾やら地雷やら手榴弾が見つかっている、なんとも物騒な場所です。

ちなみにこの当時は米ソ冷戦の真っ最中で、お隣のベトナムではアメリカ軍が北ベトナム共産軍と血みどろの戦争をしていたころで、ロン・ノルという人はCIA(言わずと知れたアメリカ情報局)のサポートを受けて、中国の毛沢東やベトナムのホーチミンと親交の深かったシハヌーク国家元首が居ない間にクーデターを起こした。 このロン・ノル時代より以前は、カンボジアはかなり豊かな国だったらしく、今をときめくシンガポールの初代大統領リー・クワンユーをして「シンガポールはプノンペンを目指す」をさえ言わしめてたとかいないとか・・・。 まぁ、それぐらい素敵な場所だったそうです。

結局このロン・ノルをぶっとばして、再びカンボジアを自分たちの手に取り戻すためにシハヌークが連れてきたのがカンボジア赤軍派、クメール・ルージュだったわけなんだけれど、なぜか僕達はこのあたりからしかカンボジアの地獄の歴史をあまり知らなかったりする。

それはさて置き、そういった理由からこのあたりに散らばっている武器弾薬その他もろもろは全てアメリカ製、もしくはおフランス製の商品たちです。 そういったものを製造している会社はさぞかし儲かったに違いないし、かなりの額を納税したのでしょうね。
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こんなもんがたくさん落ちていて、子供達が知らずに触って遊んでいてドカン、とか、お百姓さんが鍬でガツンとやってしまってドカン、とか、そういった悲劇を無くすためにもアキ・ラー達が拾い集めて一括して爆破処理をしています。
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地面に深く穴を掘って、爆弾や大砲の弾などと一緒にTNT火薬を置いて、その上からたっぷりと土を被せることによって、周囲に破片が散らばったり爆風が広がったりするのを防ぎます。 後は防護服をしっかりと装備して、安全な距離まで離れて爆破。 呆気無いもんです(笑)
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でもこの爆破作業はあっけなく簡単で、しかもちょっと迫力があって面白かったりするのですが、それまでの地雷や爆弾を探す作業といったらもう、それはそれは恐ろしく地味でしかも大変な作業な訳です。 しかも基本的に街中なわけがありませんから、ジャングルや野っぱらで完全なサバイバル生活を余儀なくされます。 みんなが想像しているようなキャンプとは一味どころか十味も二十味も違います。

なんか僕は、そんな地味で面白く無い作業を、もっと華やかで楽しくてカッコイイものにできないだろうか、とかそんなことを考えています。 もしオモシロそうなアイデアがある人はぜひ教えてください。 実際にできそうなことならすぐにでも試してみますから♪

ってなわけで、今日もアキ・ラーたちCSHDのメンバーたちは地雷原に向かい、地味~に、そして確実に世界平和に貢献しています!
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