2012年の思ひ出 その2

昨年シンガポールから遊びに来てくれたシンガポール在住のNINJA GIRLが、新年からおけ大会をやりますってなことを言ってて、面白そうな人たちが集まるので僕もちょっと飛行機に飛び乗って参加しに行きました。

主な参加者は、「若者よ、アジアのウミガメとなれ」という講演で有名な加藤さん元シンガポール政府の職員で現在は日系企業の進出を徹底サポートしている関さんシンガポール在住日本人の頼れる家庭医佐藤さんWebstagram創業者の三尾さん、そしてNINJA Girlたち。

せっかくの機会なので、僕が初めてカンボジアに来た時から一緒にやってくれているHUGSの番頭、フィフォンくんを海外体験させるために同行することにしました。

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「おい、フィーちゃん、シンガポールにカラオケしに行くから一緒に行くぞ」と伝えた時の彼の嬉しそうな顔w なぜなら彼はHUGSの宴会部長という隠れた役職を持っているくらいの、カラオケとお酒大好き人間だからです。東南アジアで最も成功している国シンガポールのカラオケと聞いて、めくるめくようなやましい想像が頭の中を駆け巡ったことでしょうw

さて、ここでちょっと皆さんにおさらいをしておきましょう。実はカンボジアのカラオケというのは、20人くらいが座って踊れるくらいのスペースのあるだだっ広い部屋に行くと、これまた数十名の女の子が目の前にダダーっと並び、その中からお気に入りの女の子を選んで横に座ってもらい、一緒にお酒を飲んだり歌を歌ったりして盛り上がり、最後にはミラーボールが回転しだして音楽もダンスミュージックが爆音で鳴り響き出してプチクラブに早変わりするという、ちょっと日本のカラオケボックスのイメージとはかけ離れた場所のことです。

きっとフィフォンくんはシンガポールの綺麗どころが目の前に100人くらいドドーンと並び、豪華絢爛キンキラキンの部屋で、アラブの富豪よろしく遊べるような想像を逞しくしていたのでは無いでしょうかw 実際のシンガポールのカラオケ店(皆さんがご存知の日本のカラオケと同じです)に入った時のフィの戸惑いっぷりは見てて痛々しいくらい面白かったです。きっとそこは待合室か何かで、そのあと大きな部屋に移されるとでも思っていたのかもしれませんね。

そんなフィフォンの異文化衝撃体験は置いといて、こちらは話を真剣に聞くウミガメ加藤さん

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熱唱する加藤さん

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僕に撮影される加藤さんw

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やっぱりいろんな意味で守られた自分の母国「日本」から外に出てやってる人は、熱くて逞しくてオモロイ人ばかりです。僕もこんなスゴイ皆さんに負けないように、来年もしっかりと頑張りたいです♪

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2012年の思ひ出 その1

カンボジアでは全く年末の雰囲気もクソもないままですが、世間ではいよいよ2012年も終わりを迎えようとしている模様ですw まぁ僕も無理やり年末の気分を味わうために、今年一年有った様々な出来事でも振り返ってみたいと思います。

今年の正月はマーレーシアのコタキナバルにある、キナバル山という東南アジア最高峰(4095m)の山登りをするという暴挙からスタートしました。ちなみに僕は登山などしたことありませんし、そもそも興味すらありませんw 年末年始を過ごしにコタキナバルに行ってみたところ、東南アジア最高峰という言葉に興味を惹かれて思わず登山道具一式を現地で購入したという、ただのいつもの無茶振りノリの結果です。

実はその前日までビーチステイを満喫していて、調子こいてバナナボートなどを楽しんでいたところ、「滑らない男」ことアッキーがバナナボートの転倒と同時に全体重を乗せて僕の後頭部目掛けてぶっ飛んできました。ボートの運転手もなんだか調子に乗って結構なスピードを出していて、そのスピードが全く緩まないまま水中に転落した僕の後頭部に、アッキーがミサイルのごとく後頭部に直撃したのですから、本当に死ぬかと思うくらい痛かったです。

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嬉しそうにピースサインとかしちゃってる後ろで後頭部を抑えているのが僕、おでこを抑えているのがアッキー。アッキーと旅をすると大変な目に合う可能性があることを忘れていた僕がうかつでした。

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いやぁ、アッキーくん、絶対におでこよりも後頭部の方がダメージ大きいと思います。これに懲りて、もうアッキーとは金輪際旅をするのは危険なので止そうと決意しましたw

ちなみにこのあと僕は気分が悪くなり、1時間ほど強烈な眠気に襲われたりして、今から考えてもちょっと危ない状況だったんじゃないかと思ったりします。。。

まぁ、そんなこんなでもすでに登山ツアーを予約してしまっていたので、そのまま続行することにして標高1600m地点まで行って前日泊。これが年越しの夜だったので、僕としてもアッキーたちとインスタントそばでも食べてちょっと酒飲んで、なんて思ってなんだけれど、とてもそんな元気は無くさっさと寝床につきました。

あぁ、前置きが長くなってしまったけれど、結果として山はとっても素晴らしかったです。僕たちのような初心者でも登ることが出来るし(ちょーしんどかったけれど)、普段目にすることが出来ないような景色を見ることも出来るし機会があるならオススメです。

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しかしスゴイのはこのポーターの人たち。最大で40キロもの荷物を背負って1600m地点から3200m地点にある山小屋まで3時間程度で往復してしまう。

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超人ですね。いやはや世の中にはスゴイ仕事があるものですねぇ。

さて、一年の計は元旦にありなんて言葉がありますが、今年は正月早々慣れない山登りをするなんていうとってもタフなことをしてしまったがばっかりに、一年中タフなことが次から次へと起きまくる年となりましたw なのでもうこれにも懲りて、金輪際正月にタフなことをするのは止めて、毎年緩やか~な元旦を過ごそうと心に誓いました。

次の元旦はのんびり過ごすぞ~ww

 

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芋ドロボウをとっ捕まえましたw

ことの始まりは、僕がHUGSがやっているキャッサバ農場の視察に訪れた際に、うちの畑から収穫物を満載にしたトラックが出てきたのですよ。ここ数日キャッサバの買取価格が下がってしまったため、どうやって高く売り抜けるかってことに頭を悩ませていた最中だったので、今のタイミングで収穫をしているわけがないことから、すぐにそのトラックを停止させました。

そしてオフィスに連絡を入れて確認した所、「ちょうどうちの畑の土地の一部をオーナーが売却することになったから、ほんのちょっとのエリアだけ急遽収穫することになったので問題無い」との回答。なーんだ、そうだったのか、心配して損したよ(笑)ってな具合で、収穫物満載のトラックを笑顔で送り出しました。

農場内に入ると総勢20名以上にも及ぶ人々が収穫作業に精を出して働いていました。頑張れよ~、なんて思いながらも、あれっ?うちのスタッフは一体どこで監視してるんだろうと思って、再度オフィスに連絡を入れて場所を確認。念には念をってことで直接現場のスタッフを呼んでくることにしました。

なんせここがHUGSの農場の中では一番狭い農場といったところで、75ヘクタール(東京ドーム16個分)の広さがあって、しかも見通しも悪いときてるから農場の反対側の端っこで誰が何をやってるかなんて全然わからない。もちろん音も聞こえない。

ようやく現場スタッフのところにたどり着くと「いや、収穫作業をやってるのはここだけのはずだけど・・・」と、自分の目の前の収穫作業員たちを指さす。

や・ら・れ・た・・・

くっそ~、さっき僕が笑顔で送り出したトラックはドロボウじゃないか・・・orz

ということで急いでさっきの場所、ようは僕が現場スタッフと合流した場所とは農場の反対側、に急行!人数はかなり減ってたけれど、7名をゲット♪

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今からさらに運びだされようとしていた芋

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まぁ、これが日本の出来事だったら「お前らとりあえず正座しろ♪」とか言って、ちょっとブチ切れたふりでもしてみることろだけれど、ここは外国カンボジア。そもそも僕のクメール語能力じゃ、みんながなんて言って言い訳してるのかもよくわからない。

ただひとつよくわかったことは、誰一人「悪いことしてごめんなさい」とかは、思ってなさそうなこと・・・。みんなニコニコ、妙に笑顔で冗談言い合ったりしてる・・・(笑)

そう、ここは笑顔の国カンボジア。

彼らはいつなんどきも微笑みを絶やさない。例え盗みの現行犯で捕まった時にさえ(笑)

はい、駆けつけてくれた警察官と記念撮影w

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結局、ここでは近隣の村人と軍人達の2つのグループがドロボウ収穫していたそうで、この人達は軍人さんたち。バイクしか持ってなかったから収穫物を持ち去る前に捕まっちゃった、ってことでキャッチ&リリース。問題はトラックで数トン規模の盗みを働いた近隣の村人たち。。。

現在、鋭意捜索中でーす。

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