ハロン湾

ハノイの近所にある絶対に抑えておかなければならないスポットナンバーワン、といえばハロン湾だろう。

海の桂林とか言われたりしていて、水墨画そのままの景色が海の上に展開されている。

どうやら今回当てずっぽうで選んだハノイのホテルは結構うまい選択だったみたいで、色々と親身になってやってくれるし、このハロン湾ツアーもそこで申し込んだ。

往復送迎つきの海上船中泊というまぁまぁ豪華なツアーだけど、日本で言えば東横インに1泊するくらいの価格で行ける♪

ちなみに目の前にある日本語スタッフ常駐のツアー会社のパンフレットを見ると、日本語ガイドつきのツアーは1.5倍くらいの価格がしていた・・・

朝ホテルに迎えに来たバンに乗り込んでハロン湾の船着場に向かう。

途中にベトナムのカントリーサイドの美しい景色が広がっています、とガイドさんが言っていたけれど、残念ながら綺麗だともなんとも思えなかった・・・

中途半端に電気の鉄塔が建っているのが見えたり電線や電柱がたくさんあったり、最近とてつもないネイチャーな景色を見慣れている僕には、これだったらまだ新幹線から見える田園風景のほうがよっぽど美しいと思った(笑)

船着場に着くと多くの観光客でごった返しているが、ハワイなどでは嫌というくらい目に付く日本人の姿が本当に見当たらない・・・

決して来ていないわけではないんだろうけど、海外に出る日本人が減っているというのは多分本当なんだろうなぁと思うとさびしい気がした。

反対にアジア各地でよく見かけるのがオーストラリア人・・・どうやら体力と時間が有り余るほどあるのか老若男女問わず本当に元気だ。

日本に来たことがある人も多くて、意外と言ってはなんだけれど広島に訪れている人がかなり多い・・・

鯨のことさえ言い出さなければ基本的にオージーはいい奴ばかりだ(笑)

今日宿泊する船まで行く専用の小型のボートに乗り合わせたのは僕とハヤト以外に日本人はいなかったんだけど、こうなるとガイドが何語を話しているかということより、周りに日本人がいないという状況のほうが英語の苦手な人にはきついのかも知れない。



そこに付け込まれてみんな1.5倍も高い金額を払わされているんだと思うとちょっと悔しいし、日頃から僕が考えている日本人の英語アレルギーを何とかするプランもかなり煮詰まってきたから、そろそろ実行に向けて稼動する時期になってきた。

それはともかく、このツアーは来て良かったと心から思わせてくれた。

船も雰囲気があったし、景色の素晴らしさは言うことが無い。


一番の問題は男同士で来てしまっていることくらいだろう・・・だって僕たち以外みんな男女の組み合わせなんだから・・・(笑)



みなさん、ハロン湾はぜひカップルで来ることを強くお勧めいたします♪

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もう負けない♪

大体においてせっかちで事前の準備が苦手というよりも、準備している間に物事を進めてしまいたくなる癖のある僕は、何かにつけていつもぶっつけ本番だ(笑) そんな僕が旅行をすれば事前に何らかの下調べなんかしているはずも無く、現地に到着してみてびっくりすることがよくある・・・

今回はそんな中でも準備や下調べ以前の超初歩的なミスをしていた。ホーチミンはベトナム最大の都市であって首都では無いってこと・・・知ってはいたけれど忘れていた(笑) 何が言いたいかって、ホーチミンにはミャンマー大使館なぞ無い、存在しないってこと。大使館があるのは首都ハノイ、ホーチミンから遠く北へ1800キロ彼方の都市だった。日本で例えるなら鹿児島と青森くらい離れているらしい。

まぁどのみちプノンペンからのバスならホーチミンに一度は行かないと駄目だったから別に良いんだけど。

そんなわけで今日の朝4時半にホテルを出て空港に向かい、朝一の飛行機に飛び乗ってハノイにやって来た。空港から出たところに止まっていたタクシーに乗って、とりあえずハノイ市内まで行ってくれと告げたところメーターを倒さずに走り出した。

運転手曰く「市内まで15ドルです」とのこと。ホーチミンでタクシーにやり込められた僕としてはそんな話を当然素直に聞くはずも無く、「メーターを倒せ」の一点張りの主張を続け、そのうち無理やり車を停車させてここで降ろせとトランクを勝手に開けて荷物を取り出した。運転手もメーターが壊れているとか言って一生懸命ごそごそやったりして、仕舞いには英語を話せるスタッフに電話を掛けて「空港から市内までは一律15ドルと決まっている」と説明させる始末。

「そんなもん関係あるかい!メーターがついてるんだから倒して走れ」といい続けて、きちんとメータが動く同じタクシー会社の別の車を来させてそちらに乗り換えた。インドやネパールのタクシーも結構強烈に値段を吹っかけてくる印象があったけれど、そこに騙しの要素まで入ってくるのがベトナムのルールだとわかった以上、僕が容赦する理由はどこにも無い。運転手はメーターを倒したほうが高くつくのにとかブツブツ言いながら車を走らせ市内に向かった。

ところで、その道中ホーチミンの旅行会社が出しているガイドブックを見てみると、どうやら本当に空港からハノイ市内までは一律料金の15ドルと決まっているらしい・・・。まぁ済んでしまったことはしょうがない(笑) 運転手さん、ごめんなさい。

結局ホテルに到着した時点でメーターに表示された額は14ドル強、僕の勝ちだ(笑)

しかしハノイという街はこれが同じベトナムかと思えるくらいホーチミンとは違う。景色も気候も歩いている人の人種も全く違って見える。カトマンズにも少し雰囲気が似ている気がするし、歩いている人の顔は明らかに中国系。きちんと四季があるそうで、今の季節になると夜は上着を着なければ寒い。近くに小さい湖があって、その周辺はフランス植民地時代の名残があって本当にかっこいい。

残念なことにこの国にはトゥクトゥクが存在していないようで、タクシーでウロウロするのもなんだか味気ない。そこで金銭的なトラブルが多いといわれているけれど、なんとも味のある乗り物シクロ(自転車タクシー)を利用して、市内を見て回ることにした。シクロの運ちゃんたちはみんなUSドルで値段を言ってくる。
それを大体3分の1とかに値切って、そこから今度はベトナムドンに計算しなおして更に値切る。アイフォンについている電卓機能がこんなところで大活躍だ(笑)
為替レートを相手と言い合いして自分のレートを押し通し、更にきりの良い数字まで値切って、それにチップなども後から請求させない。なんてったって日本のラテン系、大阪出身の僕にとって値段交渉は、まぁ生活習慣の一部だし(笑)

そんなことをやりながらも、きちんと目的のミャンマー大使館に行ってきた。
なんでかわからないけれど、ここの大使館ではビザが3日で取れるらしい・・・
やっぱりベトナムが共産圏の国だからなんだろうか?

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ホーチミンシティ

実は今年ベトナムのホーチミンに来たのは2回目だ。前回はラオスの首都ビエンチャンから日本に帰る際の乗り継ぎで立ち寄っただけだったので、滞在時間が数時間という強引な滞在だった。それでも結構ベトナムが発展している場所だなぁという印象があったのを記憶している。今回は昨日書いたとおりカンボジアからバスに乗って陸路での入国となったわけだけど、思いのほかバスも快適だったので心底ホッとした(笑)

カンボジア側の国境はバス会社のガイドが一括して出国管理の担当者にパスポートを渡して、一人ずつ名前を呼ばれた人からバスに乗り込みあっけなく終了。

お次はベトナムへの入国のために国境へ向かうが、こちらもバス会社が一括してパスポートを渡し、名前を呼ばれた順に入管のゲートをくぐりベトナムへの入国が完了、案外こちらもあっけない。

ベトナムに入ってから道を進むとやっぱり国に力があるというか、経済力が備わってきているのがありありとわかった。中央分離帯のある片側2車線のきれいな道、観葉植物などを売っている店があったりコンクリートで出来ている建物が多い。いつもは飛行機で入国してしまうので、たとえ隣の国に行っても全然別の国に来たという気がしてあまり比較をしなかったけれど、こうやって陸路で入ると少しの距離でも国が変わるだけでこうも違うかとわかって面白い。

最近ベトナムは旅行先としても女の子に人気があるそうだけれど、それはわからなくも無い気がした。 アジアの雰囲気とフランスの植民地時代の建物がミックスしているし、ブランドショップやおしゃれなカフェがあちこちに点在している。もしかしたら今はタイよりベトナムの方が勢いがあって、リゾートとしても発展していくんじゃないだろうかとも思った。

しかしカンボジアの物価に慣れ親しんでしまっていた僕はベトナムの物価が高く感じてしまって仕方が無い(笑)でも、よくよく考えたら決して高いわけではないんだけれど、きっとベトナム通貨であるドンの数字がでか過ぎるせいもあるだろう・・・

日本円の50円が10000ドンになるから、コーヒー一杯に30000とか40000とか値段が付いている。こんな調子だから何でもすぐに数十万という数字になってしまって、なんだか騙されてひどくボッタくられているんじゃないかと錯覚してしまう(笑)

と思っていたら、到着直後いきなりタクシーにその洗礼を浴びせられていた(笑)ベトナムのタクシーメーターの表記方法は、表示されている数字×1000になっていたらしく、しかも小数点表記になっている。そしてそのすぐ横に時間を計るタイマーがこれまた上手い具合に3桁で並んでいる・・・

どういうことかというと、タクシーの初乗り料金が9.5(9,500)ドン、その横にタイマーの表記が000となって並んでいるので、初乗り料金が9.5 000というように表示されている。

到着してすぐに僕たちがベトナムドンの貨幣価値が全くわかっていないタイミングを見透かされて10倍の料金をボッタくられていた。要するに実際の料金は65,700ドン(約300円)なのに僕は65.7 124と表示されているメータを見て、65万7千ドン(約3千円)だと思ってしまったというわけだ。 まぁメーターを見間違えていた僕がアホだったんだけれど。

でもこのタクシー運転手のすごかったのは、さっき僕がATMで引き出したばかりのベトナム・ドン全額である50万ドンを差し出して、事情を説明したところ更に15万ドン足りないからアメリカドルをよこせと請求してきたことだった。15万ドン分の米ドルがいくらなのか両替レートすらわからなかったので、僕が近くの人にレートを聞きに行ったりし始めたからやばいと思ったのか、「もういいから15万ドンは負けといてやる!!」と捨て台詞を吐きながら怒ったふりまでして立ち去っていった(笑)

ベトナム人恐るべし・・・

そして騙されているんじゃ無いかと思ってしまうもう一つの原因に、ベトナムはカンボジアに比べて人の笑顔が少ないってことに気がついた。といっても別に愛想が悪いわけでもなんでもなくて、どちらかと言うとカンボジア人がいつも笑顔過ぎるのかも知れないけれど、ベトナム人が少し冷たく感じてしまい、やっぱり笑顔はあらゆる問題を解決する一番の早道だなぁと改めて思い知らされた一日だった。ちなみにこれは個人的な感想だけれど、ベトナムの女性はきれいだと思う。すらっと細身で背が高い人が多くて、黒髪のストレートがなんともオリエンタルな美しさを引き立てている。

こうやって見るともっと日本人の女性も美しい黒髪を大切にすれば良いのになぁと思う。そしてそれにカンボジア人のようなやさしい笑顔が加われば無敵の存在だよなぁ

 

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