さて、先日もお伝えしたとおりパッタヤーでバイクを借りるのに、免許証の提示は一切必要ありませんでした。僕はタイの法律はもちろんよくわかりませんが、これだと免許を持っていない外国人が多数バイクをレンタルして乗り回してるに違いないだろうなぁ、なんて思ってました。
で、まぁ僕はせっかく自由にウロウロ出来るバイクを借りたので、パッタヤーにある大きなビーチの一つ、ジョムテインビーチというパッタヤービーチよりちょっと人が少なくて海も綺麗だと言われているビーチに足を伸ばしていました。気持ちよ~くビーチ沿いの通りを走っていると、突然警察官が出てきて僕を停車させました。
最初はなんで止められたのか分からなかったけれど「免許を見せろ」と言われた瞬間ピーンと来ました。あぁ、免許を持ってない観光客狙いの「シノギ」だなぁと(笑)
僕は先日も書いたとおりいつもカンボジアの免許証しか携帯していません。もちろんこの時もそうでした。この免許証を一瞥した警官は、運転可能カテゴリーにBと書いてあるのを見て(顔写真の横に黄色の四角形の中)、その後裏面を確認してから勝ち誇ったように僕に向かってこう言い放ちました。
裏面
「この免許では車しか運転できなーーいカップ!!」
僕が「オイオイ、んなわけ無いでしょ(笑) これはBより上に書いてあるものは全部運転出来るよ」と言っても頑なに聞き入れない。
「このままだったら警察署に行って違反切符を切って罰金を払わなければならなーいカップ、わかるかね、キミ!?」なんて言ってくる(笑) まぁ最終的にこの警官にいくらか払ってやらなきゃ仕方ないなぁとか思いながら(そう、僕はすでに東南アジア人なのですw)、でも癪にさわるしちょっと遊びに付き合ってあげました。
「本当にBカテゴリーが車しか運転できないと思ってるならカンボジア大使館に問い合わせてよ」、とか、まぁ四の五のとノラリクラリやってると、突然「もういい、行け!」と言って開放してくれました♪ きっと僕に関わっている間に、ドンドンと鴨の外国人ライダーが目の前を通り過ぎていくので面倒くさくなったのでしょうね(笑)
結局、何度もこんな風に止められたり、次は本当に金払わされたりするのも嫌なので、もっと人気の多いパッタヤービーチに戻りました。もちろんパッタヤービーチでも同じように観光客ライダー狙い撃ちの検問をやっていましたが、こちらはなんせ車もバイクも数が多いので、歩道近くをゆっくりと走っているライダーばかりが止められています。そう、道の真中まで出てバイクを止めようとすると、いくら警官でもはねられる危険性があるので、中央車線あたりを他のバイクたちや車と一緒に走っていると、止めるのは不可能なので、華麗に検問をスルー出来るのです(笑)
ちなみにそんなパッタヤーの市長と、このパッタヤーがあるチョンブリー県の知事、そしてタイの文化大臣は3人兄弟だそうです。で、その兄弟のお父さんってのがタイ東部一の実力者とか言われていたそうですが、数年前に政敵を暗殺して殺人罪で懲役25年の判決が出たまま逃亡していて、つい先日逮捕されたようです。
いやぁ~、やっぱタイって素敵な東南アジアの国ですねぇ(笑)