アンコールワットのある街シェムリアップには、たぶんみんなが思っている以上にたくさんの日本料理店があるみたいだ(僕はあんまり行ってないからよく知らないが・・・)
その中でも絶対に誰もが知っているだろうと思われる店が『米咲』(まいさ)だろう。
日本人は経営者のおばちゃん一人で、他は全て現地の女の子を使って切り盛りしている。
最初僕はこのオカンが歳の頃で言うと65歳くらいかなって思っていた。
ちゃきちゃきしているし、先日も「今朝バンコクまで食材の買いつけに行って、氷がとけるとアカンから夜中に車を走らせて帰って来たばっかりなんよ。だから昨日から寝てないの♪」なんて話してくれるくらいのタフネスぶりだ。が、元々は大阪出身だというそのオカン、「ほら、私が子供の頃は戦争で疎開せんとアカンかったから、小学校4年の時に戦争が終わるまでは海の近くの田舎で育ったんよ」と言っている・・・( ̄Д ̄;;
そ・・・疎開っすか?ってあんた一体おいくつですか?(((( ;°Д°))))
なんと75歳って言うじゃないか・・・
毎月2回はバンコクまで陸路で食材を買い付けに行くこの人は、東南アジア歴30年近い超ツワモノだった。
そもそもはご主人が亡くなったのを機会にマレーシアのKLに移り住み、10年ほど前からこのシェムリアップに越してきたそうだが、別に英語が達者なわけでもなく、今以てカンボジアの言葉『クメール語』なんて全然話せない。
本人に言わせると「ええねん。大阪のおばちゃんはそれで」って言う事になる(笑)
やっぱり以前に僕もブログに書いたけれど、これからの時代アジアに出るには、いや世界と渡り合うには関西人の方が絶対に強いな、と改めて思った瞬間だった♪
(参照)
・頑張れ関西人!
http://hugs-int.com/kengo/archives/1048
従業員の女の子はもちろん全員日本語が話せる。
しかも『はる』だとか『まい』だかいう名前で呼ばれている・・・「クメールの名前、何回聞いても覚えられへんから日本語の名前つけたってん。これやったら覚えやすいから♪」
すげー自由だ(笑)
毎年ハワイに5月に行くのが恒例になっているらしく(高野山真言宗の集まりがあるそうだ)、「そこでNYやヨーロッパに住んでる友達と会うのが楽しみやねん」と言っている。
しかもすでに自分のお墓をハワイに購入してあるらしく、これまた「NYの友達と海が見える場所で隣同士。ズラッと横1列みんな友達やで♪」・・・うーん、なんだか羨ましいぞ
店の売上と年金があるから、それで毎年贅沢は出来ないけれど日本に数回帰って娘さん(といっても50歳を過ぎているそうだ)に会うのと、このハワイ行き、それに世界のあちこちにに住んでいる友達(今はヨーロッパ)を訪ねて、数週間列車や車で国境を超えてウロウロするくらいは出来るんだそうだ。
話を聞いていても、彼女の頭の中に国境と語学と年齢の壁が全くないことが伝わってくる。
「近所の韓国料理屋のママさんとも友達やけど、私カムサムニダとアニョハセヨしかしゃべられへんねん(笑)うちの女の子がびっくりしてたわ(笑)」と、まぁ万事こんな具合だ・・・
たぶん、このおばちゃんと同じ歳でもっともっとお金を貯めている人はたくさんいるだろうと思う。
それに地位や名誉がある人も、もちろんたくさん・・・
でもこの歳で、これくらい今現在も人生を楽しめている人ってどれくらいいるんだろう?
だって30代(後半だが(笑))の僕をつかまえて、僕が面白いと思える話が出来るんだよ?
先日書いた僕的貧困の定義のとおり『充実した1秒1秒の積み重ね』の多さが、今のこの人を作っているんだなって改めて思った。
・僕的貧困の定義
http://hugs-int.com/kengo/archives/1137
いや~またしても一人、尊敬する人が現れた・・・
僕もこんなカッコいいジジイになれるようにガンバロウっと(o^-‘)b
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