アジアの一地方としての日本

ここ最近日本の不景気や閉塞感も相まって、アジア進出を考えている企業や人がかなり増えてきたらしい。 でもまだまだ日本の全人口の割合から言えばほんの一握りにも入らない、極々僅かな人たちに過ぎない状況です。

実は今、日本が抱えている数々の問題は日本国内だけで片付く問題ではない。経済問題しかり、外交問題しかり・・・。様々な分野の問題は全て、他国との複雑な関わり合いの中で発生している問題です。だからこそ今までアジアのトップを走り続け、様々なイノベーションを提供してきた日本人の一人として、もっともっとアジア各地への進出を考える人が増えてくれればいいと思っている。

ではそんなアジアの可能性について、簡単におさらいしてみよう! そもそもアジアはなんといっても人口が多い・・・。 世界の60%の人はアジアに住んでいる。 しかも毎年1億人以上の人口増加率だ♪ 日本という島単体で考えてしまうと少子高齢化が問題になっているけれど、アジア全体で捉えてみると実は人口は増え続けている。 ところがこの『アジア単位で物を考える』ということに拒絶反応を示す日本人はことのほか多い。

だいたい僕も含めて日本人はすぐに国単位で人を判断したがる。(まぁそこは他国も同じか・・・w) もちろん文化による国民性や気質の違いは大きくあるけれど根本的な人間性の部分まで生まれた国や人種で判断するのは間違っている。どうしてかっていうと、日本人の中に僕には全く理解できない奴がたくさんいるし、もちろん僕のことを理解できない奴ももっとたくさんいるはずだから(笑)

例えば池田小学校に乗り込んだ宅間や秋葉原でナイフを振り回した加藤なんて、同じ日本人だからといっても何一つ理解も共感できない。 なのにも関わらず、みんなすぐに何かあると「やっぱり韓国人だから・・・」とか「中国人はすぐに裏切る」とか「カンボジア人だからいい加減だ」とか言う。 ところが僕なんて、今までの人生で一番日本人に多く裏切られてひどい目に合わされている。金貸しが商売だったからっていうのもあるだろうけど、1万人以上の日本人の嘘に付き合って振り回されたり、約束を反故されたりしてきた・・・『日本人だからと言う理由だけをもって信用できて、外国人だからという理由だけで信用ならない』のであれば、こんなことにはなっていないはずだろう(笑)

そしてともすれば日本人は西洋の一部だとでも思っているかのように、アジアの一部であることへの拒否反応もまた強いような気がする。何かっていうとヨーロッパ、アメリカについて行きたがる・・・ っていうか欧米人になりたがるよね(笑)

でも残念ながら僕たちは間違いなくオリエンタルな東洋人だ♪ しかもとびっきりの(笑)

国境や人種を超えて、共感できる意識やモラルを持つ者同士で、アジアを一つの地域とみなすことが出来るようになれば、日本は新たな発展を遂げることが出来るだろう。 その先陣を切るビジネスチャンスがアジアにはゴロゴロと眠っている!

ツイッターのフォローもよろしくです↓

Twitter Icon

初子豚誕生

実は先日、僕の誕生日の翌日の夜、ダラ豚舎に初めての子豚が誕生した。8月の初旬になんだかよくわからない豚の伝染病が大流行したために、ようやく種付けが終わったばかりの豚が全て感染し、ろくに立ち上がることも出来ないばかりか流産しまくった挙句、2頭も大切な母親豚を失うことになってしまっていたので、今回の子豚の誕生は今後の展開に取って非常に勇気づけられることとなった。

現在2頭の母豚が出産したのだが、そのうちの1頭は流産をして子供を諦めていた豚だった。ところがどうやらあの激しい流産をお母さんのお腹の中で乗り越えた子豚が、無事にこうやって誕生してくれたというわけだ。ま、結局近いうちに食肉になってしまうという、とってもシュールな展開が待っているのだが・・・

現在ダラ豚舎は子豚を保護するために臨戦態勢に入っており、常に誰かがそばに付きっきりで世話をしているし、夜中も豚舎にハンモックを吊って睡眠するという徹底ぶりだ。はやく母親豚の頭数を増やして、彼らの家族を儲けさせてやりたいと心から思う。

で、お次はSmileJPが支援してくれている養殖池に、8月末に稚魚を購入してきた続報だ。基本的に池の中に居る(当たり前かw)魚は豚と違っていつも眼に見えないから、あまり成長っぷりが見えないのが残念なのだが、矢継ぎ早に請求されるエサ代からも推測できる通り、非常に速いペースで大きくなっている♪

・・・・・うーん・・・(-_-) 写真を撮ってもやっぱりイマイチ面白くない(笑) 動画の方が様子が分かりやすいので、餌付けの様子をどぞ!!

で、最後はダラが自宅を近所の子供たちに開放して英会話教室を始めた。先生は近くの小学校の先生がバイトで来てくれている。料金は一人月額6000リエル(約125円)。

現在は20人くらいのちびっ子が来ているから、この先生も30ドルくらい稼げるので、少ない給料の足しになって生活も助かるってもんだ♪

早く上記のようなビジネスで利益を出して、さらにもっとたくさん立ち上げて、この村に無料で通える私塾(フリースクール)を造って運営させてやりたい。すでに僕の頭の中にはFacebookを軽く凌ぐような、世界を変える面白いアイデアが出来上がっているから、後はこうやって一つ一つを実際の形にしていく作業だけなんだけれど、どうしてもある程度時間がかかってしまうな~・・・ マジでタイムマシンが欲しい(笑)

ツイッターのフォローもよろしくです↓

Twitter Icon

無償奉仕こそが

基本的には、今年の1月に書いたエントリーなんだけれど、僕の行動原理の根幹を担っている考え方の一つなので、少し修正しつつ紹介しておきたいと思う。最近巷で流行っている『社会貢献』というのは、いったいどういう事を言うのだろう?という事です。

そもそも本来、きちんと儲けることが出来ている人は、社会に貢献しているからこそ金儲けが出来るんだろうと思う。もちろんどんなことにでも例外もあるが・・・(笑) で、ユニクロなんて品質が良くてデザイン性もいいっていう、従来の安物の概念を覆して多くの人におしゃれをしたりする機会を提供しているのも素晴らしい社会貢献だよね。もちろん利益を上げることによって雇用も創出しているんだから、社会に対する貢献度は計り知れない。

反対に、この記事を書いた翌月、会社更生法の申請を行なったJALは、昨今の格安航空などより多くの人に飛行機を使う機会を安価で提供する、という流れを見誤った。いつまでも自分たちの利益を守ることに力を注いでしまったことが高コスト体質を生み出してしまい、とうとうどうにもならないところに来てしまったということだろう。

会社更生法の申請の前月になって、ようやく格安航空会社を設立するとか言っている始末だった・・・

日航、格安航空会社設立を検討 関空・中部と観光地結ぶ

もう少し早く巨大企業としての社会へのかかわり方を考えていれば、今頃結果は全く違ったのかもしれない。

なぜならエアーアジアなどの格安航空はとてつもない速さで成長したし、彼らの社会へのかかわり方のポリシーは『NOW EVERYONE CAN FLY』(今、全ての人が空を飛べる)というキャッチフレーズに集約されている。僕はこのキャッチフレーズが大好きです。

また、巷で言うところの社会貢献と言えば、日本だけではなく世界各国に『社会に貢献することを目的として設立されている』NPO(非営利団体)やNGO(非政府組織)などの活動があります。ただ僕は、この非営利活動の限界点が最近見えてきているように感じているのです。

まず第一に活動の原資が寄付や無償奉仕、政府からの助成金など、人々の寛大な気持ちや経済力に依存しているという点。自分たちで活動資金を生み出していない以上、これらの資金の流入量によって大きく活動の内容が変わってしまうし、自分たちでその量をコントロールすることができない。今回のような金融危機が起こったりすると、モロにその影響をかぶってしまう・・・

さらにNPOの人々がその資金を確保するために時間とエネルギーを割いてしまい、本来の活動プログラムが中々進まなくなってしまう・・・いわゆる手段が目的化してしまうという問題もある。

(参照)
目的と手段  
http://hugs-int.com/kengo/archives/1027

もう一つの大きな問題はこういったNPOの人々にビジネスセンスが欠けている、もしくはそもそもビジネスをしたことが無いという点。貧困から抜け出すには経済力をつけるのが一番の早道なのに、その貧困から抜け出す手伝いをしている人々が経済的なセンスに欠けていては本末転倒だろう(笑) 無償だボランティアだ非営利だといったところで、資本が無ければ腹は膨れない・・・その資本をいつまでも他人の慈悲に依存することは非常に危険だし、依存している人たちを一生貧困から抜け出させることは出来ない。

このようにNPOなどの社会貢献を前面に押し出して活動しているところに資本が思うように集まらないのは、資金提供者にメリットが少ないからに他ならない。事実、資金提供者にメリットが多いと考えられている世界の株式市場には50兆ドル(5000兆円!?)を超える資金が集まっている・・・ 本来のビジネスとは資本の出し手と受け手双方がメリットを享受し、そこから生まれる新たな価値が社会を変えていくものだと思う。でも残念なことに今までの多くの社会貢献モデルは、この資本の出し手が受けるメリットが『社会的名声』であるとか『いいことをした気持ちよさ』しかなかったようだ。

もちろんそれも大切なことではあるけれど、これでは社会貢献に資本を提供できる人がお金持ちか心に余裕のある人に限られてしまう。 僕のこれからのチャレンジはいかにして社会に貢献しながら、かかわる人全てが利益を享受することが出来るビジネスを作ることができるのか。

現在思いつく最高の社会貢献ビジネスモデルは、先日カンボジアの子供たちを連れていったディズニーランド。あれだけ多くの人がそれぞれに最高の笑顔で楽しんで、どんなに待たされても文句も言わず、決して安くはない金額をバンバン使って帰っていく。迎える側もスタッフを始め、あらゆる部分に徹底的にこだわり抜き、いついかなる時も来客に楽しんでもらえるように努力している。みんなを楽しませ、雇用を創出し、数多くのエンターテイメントのプロを生み出し、利益を出すことで株主(資金提供者)に貢献し、納税し、ディズニーに来る人達の交通費など、周辺へ与える経済効果も計り知れない。まさにこれこそが社会に貢献するということだと感じた。

こんな素晴らしいビジネスモデルを考えたい!!

ツイッターのフォローもよろしくです↓

Twitter Icon