実は今年ベトナムのホーチミンに来たのは2回目だ。前回はラオスの首都ビエンチャンから日本に帰る際の乗り継ぎで立ち寄っただけだったので、滞在時間が数時間という強引な滞在だった。それでも結構ベトナムが発展している場所だなぁという印象があったのを記憶している。今回は昨日書いたとおりカンボジアからバスに乗って陸路での入国となったわけだけど、思いのほかバスも快適だったので心底ホッとした(笑)
カンボジア側の国境はバス会社のガイドが一括して出国管理の担当者にパスポートを渡して、一人ずつ名前を呼ばれた人からバスに乗り込みあっけなく終了。
お次はベトナムへの入国のために国境へ向かうが、こちらもバス会社が一括してパスポートを渡し、名前を呼ばれた順に入管のゲートをくぐりベトナムへの入国が完了、案外こちらもあっけない。
ベトナムに入ってから道を進むとやっぱり国に力があるというか、経済力が備わってきているのがありありとわかった。中央分離帯のある片側2車線のきれいな道、観葉植物などを売っている店があったりコンクリートで出来ている建物が多い。いつもは飛行機で入国してしまうので、たとえ隣の国に行っても全然別の国に来たという気がしてあまり比較をしなかったけれど、こうやって陸路で入ると少しの距離でも国が変わるだけでこうも違うかとわかって面白い。
最近ベトナムは旅行先としても女の子に人気があるそうだけれど、それはわからなくも無い気がした。 アジアの雰囲気とフランスの植民地時代の建物がミックスしているし、ブランドショップやおしゃれなカフェがあちこちに点在している。もしかしたら今はタイよりベトナムの方が勢いがあって、リゾートとしても発展していくんじゃないだろうかとも思った。
しかしカンボジアの物価に慣れ親しんでしまっていた僕はベトナムの物価が高く感じてしまって仕方が無い(笑)でも、よくよく考えたら決して高いわけではないんだけれど、きっとベトナム通貨であるドンの数字がでか過ぎるせいもあるだろう・・・
日本円の50円が10000ドンになるから、コーヒー一杯に30000とか40000とか値段が付いている。こんな調子だから何でもすぐに数十万という数字になってしまって、なんだか騙されてひどくボッタくられているんじゃないかと錯覚してしまう(笑)
と思っていたら、到着直後いきなりタクシーにその洗礼を浴びせられていた(笑)ベトナムのタクシーメーターの表記方法は、表示されている数字×1000になっていたらしく、しかも小数点表記になっている。そしてそのすぐ横に時間を計るタイマーがこれまた上手い具合に3桁で並んでいる・・・
どういうことかというと、タクシーの初乗り料金が9.5(9,500)ドン、その横にタイマーの表記が000となって並んでいるので、初乗り料金が9.5 000というように表示されている。
到着してすぐに僕たちがベトナムドンの貨幣価値が全くわかっていないタイミングを見透かされて10倍の料金をボッタくられていた。要するに実際の料金は65,700ドン(約300円)なのに僕は65.7 124と表示されているメータを見て、65万7千ドン(約3千円)だと思ってしまったというわけだ。 まぁメーターを見間違えていた僕がアホだったんだけれど。
でもこのタクシー運転手のすごかったのは、さっき僕がATMで引き出したばかりのベトナム・ドン全額である50万ドンを差し出して、事情を説明したところ更に15万ドン足りないからアメリカドルをよこせと請求してきたことだった。15万ドン分の米ドルがいくらなのか両替レートすらわからなかったので、僕が近くの人にレートを聞きに行ったりし始めたからやばいと思ったのか、「もういいから15万ドンは負けといてやる!!」と捨て台詞を吐きながら怒ったふりまでして立ち去っていった(笑)
ベトナム人恐るべし・・・
そして騙されているんじゃ無いかと思ってしまうもう一つの原因に、ベトナムはカンボジアに比べて人の笑顔が少ないってことに気がついた。といっても別に愛想が悪いわけでもなんでもなくて、どちらかと言うとカンボジア人がいつも笑顔過ぎるのかも知れないけれど、ベトナム人が少し冷たく感じてしまい、やっぱり笑顔はあらゆる問題を解決する一番の早道だなぁと改めて思い知らされた一日だった。ちなみにこれは個人的な感想だけれど、ベトナムの女性はきれいだと思う。すらっと細身で背が高い人が多くて、黒髪のストレートがなんともオリエンタルな美しさを引き立てている。
こうやって見るともっと日本人の女性も美しい黒髪を大切にすれば良いのになぁと思う。そしてそれにカンボジア人のようなやさしい笑顔が加われば無敵の存在だよなぁ