そろそろ卒業式シーズンを迎えるにあたって恒例の話題がニュースに取り上げられるようになってきた・・・
そう、君が代・日の丸問題だ。
ちょっとこのことについて僕の意見を言わせてもらいたいと思うんだけど、その前にまず確認事項・・・
君が代と日の丸に反対している先生たちはいわゆる反戦平和主義を標榜している人たちだよね?
で、『この国旗や国歌を強制することによって愛国心が強まり戦争への道を歩むことになるから反対だ』という論理で正しいんだよね?
もしくは国旗・国歌の強制は思想信条の自由を認めている憲法に違反しているっていう論理もあるようだ・・・
しかしまず第一に公立の学校の先生は公務員です。
公務員の政治活動には制限があるはずだし、そもそも卒業式は先生の為にあるのではなくて、子供たちの為にあるんじゃないの?
別に先生がどういう思想や信条を持っていようが、たとえば自宅の壁一面に星条旗が貼ってあろうがドクロの旗がはためいていようが構わないけれど、それと公務をごちゃ混ぜにしてしまうのははなはだ公私混同で問題だと思うんだけれど・・・
第一この世にあらゆる紛争が巻き起こるのは、相手の意見を尊重しない、認めない、自分を被害者に仕立て上げる、というのが主だった原因だと思う。
どうしても日の丸・君が代が気にくわないんだったら、それを自分の気に入った物に変更できるようにあらゆる努力をするべきであって、現在の決まり事を自分の思想信条を全面に押しだすことによって、日の丸・君が代を国旗・国歌だと思っている人たちの想いや意見を聞き入れない、認めないと言うような頑なな姿勢や考え方こそが、一番戦争への近道になる考え方だと気がついていないのが恐ろしい。
本当に国旗・国歌の問題を通じて平和教育をしたいのならば、どうすれば日の丸・君が代を平和の象徴に出来るのかを生徒たちと一緒に考えるべきだろう。そして日の丸・君が代がどうしても自分の思想信条にあわないのであれば、それについて自分がどのように行動しているのかを生徒に伝えると共に現在国旗・国歌として制定されているのは日の丸と君が代だから公の場ではきちんとその規則に従う姿勢を身をもって見せて、自分とは全く違う人の意見も敬意を持って接するということを教えるべきなんじゃないのか。
自分たちが国家や権力から国旗・国歌を押しつけられている被害者だ、という論理を展開するのではなく、自分たちも自分たちの思想を人に押しつけている加害者がも知れないという考え方もしてみるべきだろう。
自分自身、自分の家族・祖先、自分の地域・国に誇りを持ち、そして全く違う文化・意見・風習に対しても常に尊敬と敬意を持って接し、互いに足りない部分を補い合い重なり合った部分を譲歩し合う。
そうやって常に他者との関係性によって自らを確立することの出来る日本の若者をたくさん育ててください。
それこそが日本の先生たちの本当に大切な仕事です。
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