とってもズーリック

我々が日頃からチューリッヒと呼んでいる場所は、英語で発音するとズーリック(Zurich)になる。
最初ポールとサラに出会った時に「私たちスイスのズーリック出身なのよ」と言われて、全くどこのことかわからなかった(笑)
ヨーロッパの地名は日本語発音と英語発音が違いすぎて、言われてもどこのことなのかさっぱりわからないか、もしくは英語で伝えるのになんて言えばいいのか戸惑う場合がとても多い。
ミュンヘンはミュニックだし、ウィーンはヴェンナ、ジュネーブはジェノヴァ・・・ただでさえボキャブラリーが少ないのに勘弁して欲しい(笑)


で、まぁこの英語風に言うところのズーリックって場所は、とにかく何でもかんでも生活の質が高いというのか、やたらめったら綺麗で清潔だ。
スイスで一番大きな都市で、電車で高々15分ほど行ったところに国際空港があるにも関わらず、市内を流れている川の水は完璧に透き通っている。
ここでいうプールというのは、この川を柵で囲って周囲にデッキを張り巡らせただけのモノなんだから、いかに川の水が綺麗なのかわかってもらえるだろう・・・



そしてすべてのプールがそうなのかは知らないけれど、僕が連れていってもらったプールは男性専用プール、もちろん女性専用プールも別の場所にある。


実はこのプールを主に利用しているのはジューイッシュ(ユダヤ教徒)の人々だそうだ。
なぜなら彼らは不特定多数の異性に肌をさらすことが出来ないから・・・特にこの写真のように一目でそうと分かる敬虔なジューイッシュがたくさん住んでいるズーリックなら、なおさらのことそうなるんだろう。






ところで僕がプールに連れていってもらったのは泳ぐためではなくて、以前このブログに書いたとおり、スイスに来た最重要ミッションである散髪のためだ♪
ってこれだけでは、なんのことやらサッパリ意味がわからないよね・・・(笑)


実はこれらの異性立入禁止のプールは、夕方からは誰でも立ち入ることが出来る水辺のバーに早変わりするんだけど、最近はそこにフリーマーケットの要素も取り入れられるようになったようで、いつもポールとサラがカットしてもらっている美容師の彼女がここのプロデュースをやっている。



っていうか、久々に魚眼レンズの登場






そういった経緯からこの美容師さんも、店の定休日にはここのプールサイドバーで青空美容室をやっているってことで、今回はここで僕の髪を切ってもらうことになったわけ(°∀°)b
散髪中のワタクシ・・・後ろを色んな人が通り過ぎていくわ写真は撮られるわでなんだかとっても不思議な気分だ(笑)



しっかりとポールも散髪してもらっています♪



ここはいわゆるズーリックのイケてる人々(と自分で思っている人々)が夜な夜な集まる場所らしく、まぁタトゥーやピアスのオンパレード。
サラ曰く「とってもズーリックな人々が集まる場所なのよ♪ ただし生粋の地元民はあまり多くないけれど(笑)」
そう、東京でもよくあるパターンで、オシャレスポットに集まるおしゃれな人々は、案外東京の人々ではないってやつと同じようなものなのだろう・・・
あぁ、ちなみにものすごく明るいが夜の8時頃の写真です、念のため・・・( ̄ー ̄;


おかげさまで一応ズーリックデビューと散髪を同時に果たせたワタクシは、他の人々に負けないくらいとってもズーリックな奴になったようです(笑)


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Heppy Birthday!!

今日、5月25日は僕の実の弟、そしてもう一人の弟T(テリー)の誕生日♪

2人ともおめでとう!!


めでたいな~なんて思っていたら、サラのお父さんも今日が誕生日だそうで、夕食会に招かれた。
スイスの銀行エリート社員の父の元生まれ育って、チューリッヒとロンドンに両親の家があるんだから、実のところ言うとサラも結構お嬢様なんだけれど、そのお父さんの誕生日に食事に招かれたなら、僕もちょっと気合を入れてプレゼントを用意しなければならない。


そこで僕が今回チョイスしたのがこれだ!



日本の誇り、ハッピーターン(笑)
となりは芋焼酎♪ 見たことない銘柄だが、どうしてスイスに売っていたのかは不明だ・・・
ちなみに、この写真はチューリッヒ中央ステーション前の、いわゆる世界で一番地価が高いと言われている場所で撮影したので、とっても高級な仕上がり具合だ(笑)


では、ちょっくらこのプレゼントを引っさげて、ギャフンと言わせてきます♪


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アルプスの少女ハイジはドイツ語圏在住w

『アルプスの少女ハイジ』はこっちでも有名なアニメで、ポール達はこのハイジを見て日本アニメに興味を持ったらしく、今や攻殻機動隊やゴートなどの熱烈なファンだ。
しかも彼らが言うには、ハイジは絶対にスイスのドイツ語圏(チューリヒももちろんドイツ語圏)に住んでいる設定らしい・・・なぜかってそうじゃないと、ドイツのフランクフルト出身でドイツ語しか話せないクララと遊べないじゃないか、って(^▽^;)
僕、そこまで覚えてないって(笑)
そんな感じで朝からトラムと電車を乗り継いで、チューリッヒよりさらに絵葉書チックな街ルーサーンに連れていってもらった。


電車で約45分位で到着したのは、デッカイ湖が駅前にあってその向こうに雪を被ったアルプスの山々が見える、まぁなんていうか「ショボーン」ってなってしまうくらい綺麗な街(笑)
建物がカッコいいのは最早言うまでもない・・・



この湖の上を約100年前に建造された蒸気船に乗って2時間くらいクルーズしながら、別の街に向かい、そこから電車でチューリッヒに帰るというコースだ。

久しぶりに美しいとか、幸せだとか、そういった言葉を通り越して、只々深呼吸するしか出来ない時間だった・・・
このポールとサラという人と出会って、もうすでに何度かそのような時間を経験しているが、彼らが周囲に光をもたらす人であることは間違いないだろう。

船を降りた港にあったカフェ
誰がどこでシャッターを切っても、間違いなくいい写真が撮れる・・・スイス恐るべし(笑)


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