イビサ島(英語読みではイビザなんだけれど、スペイン語だとイビサになるそうだ)は、旧市街地などを含む島全体が世界遺産に登録されている。いわゆる地中海というイメージの白い壁の家が立ち並ぶ旧市街地は、昼も夜も趣抜群で本当にカッコいい。
昼も夜もと書きながら、夜の写真しかないんだけれど・・・(笑)
旧市街の真ん中に城があって、その城壁を取り囲むように白い家並みが城下町を形成している。
実はこのイビサのあるスペインも先日訪れたイタリアもEUの落ちこぼれ国家だ。いつ経済破綻してもおかしく無いと言われ、EU経済の足を引っ張っているとも言われている。じゃあ人々が見るからに貧しいのかというと、ものすごく豊かな暮らしをしている・・・美しい町並み、陽気な人々、明るい太陽と豊かな自然、古きよき歴史に透き通った海・・・豊かさってなんだろう??
日本は、いやと言うより先進国家はGDPという数字で国力を計り、IQや偏差値などすべて数値化出来ることで強さや豊かさ、果ては人間の能力までを推し量ろうとしている。そのためにあらゆる人々は子供のころから数字で推し量ることの出来る結果を求めて努力し続けている・・・反面このEUの落ちこぼれ国家に住む人々は、そんな数字に見えることよりももっと大切な何かを求め続けているんじゃないだろうか。
美しいものはより美しく、おいしいものはより美味しく、楽しいことはもっと楽しく、リラックスするならとことんリラックスを追求する・・・これは全く数字では評価できない要素ばかりだし、GDPなんかに直接響くことなんて絶対にない。ともすれば古い街並みを残すなんて作業は、却ってコストが掛かるばかりか便利も悪く非常に非効率だ。でも大切な事はコストや効率なんかではなくて、いかに人生を芸術的に生きることが出来るかどうか、素晴らしい日々を送ることが出来るかどうか、ってことなんじゃないだろうか。
本来は日本という国もそういう国なんだと思う。茶道や華道、書道だってそうだ。たかがお茶一杯を飲むために徹底的にもてなししの心を注ぎこみ、そこに人生観さえ見出してしまう。しまいには相手に伝わるかどうかなんて全くわからない部分にまで手を入れる。ここにコストや効率なんてものは全く存在しない・・・究極とも言える自己満足が相手を幸せな気分にし、文化を創り、世界に名だたる日本の商品品質の高さに繋がる土壌を作ってきたのだろう・・・
江戸時代の鎖国政策が終わり、開国と同時に他国(欧米諸国)との競争に自らが入っていき、当時の競争指標であった武力・軍事力で勝負に出て最終的にボロボロになった。そして次は経済戦争に参戦しまたもや自分たちで自国の通貨価値を全くコントロール出来ないような状況に陥ってしまっている・・・なぜ、どうしていつも他の国を追いかけようとしてしまうんだろう?どうしていつも他国が決めたルールで勝負しようとしてしまうんだろう?あらゆるゲームはルールを決めるやつが勝つに決まっているのに。
もっと日本は、日本人は自分たちに誇りを持つべきだ。それは決して鎖国をするとか核を持つとかそんな馬鹿な話ではなくて、とってもエキセントリックな文化と風習を持つ自分たちのルーツに自信を持って、誰かの真似をしたり他者との違いを隠そうとしたり、ましてやいつも誰かの後を追いかけたりせずに、自分たち独自の道を追求すればいいんじゃないだろうか。こんなとてつもなく変なおっさんが普通に暮らしていけるような、そんな変り者だらけの国になればとっても面白くて、本当の意味で豊かな国になると思うんだけどな~
人と違うことを恐れるな!!
人気ブログランキング募金を行っています。
1クリックしていただくたびに 10円を皆さんに代わって
アジアの子供たちのために募金させていただきます。
下のボタンをクリックしてください
(新しいページが開くと完了です)
↓
ご協力よろしくお願いします!!
ツイッターのフォローもよろしくね♪
↓
by Twitter Icons