イビザ 地上の楽園に暮らす人々

今回は参加者全員が初めてのイビザだったんだけれど、オザの友人が以前来たことがあったらしく、現地に住んでいる人の名前と連絡先を教えてもらっていた。どこの国に遊びに行くに際しても、ローカルに知り合いがいることほどこころ強いことはないし、楽しさが倍増すること間違い無しなのでとってもありがたい♪　さっそく連絡先を教えてもらった『ファビアーノ』に電話してみた。

「ちょうどUshuaia（ウシュアイア）ってところで今日はBBQパーティーをやっているからそこにおいでよ！」と誘ってもらったので、晩ご飯がてらに行ってみるとそこはビーチの上にダブルベッドが並んでいるビーチサイドクラブだった。ここでもご機嫌な音楽が鳴り響きながら、横ではファッションショーをやっていたりする♪

実はオザがカメラを持っていて色々な写真をたくさん撮ったんだけど、そのカメラを紛失してしまって他の写真が無くなってしまった・・・非常に残念だ(Ｔ▽Ｔ;)
ところでこのファビアーノ、スペイン人かと思っていたらブラジル人。妙にスペイン訛りの無い綺麗な英語を話すなぁと思ったんだけど、毎年夏の６ヶ月はイビザで、冬の６ヶ月はアメリカのアスペンで過ごしていたそうだ。というわけでポルトガル語、スペイン語、英語の３ヶ国語がペラペラだ。

そして驚いたのが次に紹介されたギリシャ人（ごめん、あまりにもたくさん紹介されたから名前覚えてない・・・）。なんといきなり流暢な日本語で話してきた。聞くところによれば東京に２年住んでいたので、その時に勉強したんだそうだが未だに日本語が一番使用頻度が少ないので下手くそだという・・・僕が耳にしただけでも英語、スペイン語を使い分けて他の人と接していたけれど、全部で９ヶ国語話せるらしい(＠￣Д￣＠；)　その本人が一番下手だという日本語でも、僕の英語より遥かにレベルが高かったが・・・

ちなみに言うとファビアーノもこのギリシャ人も間違いなくゲイだ。そして、このひとかたまりの仲間たちの国籍も現在住んでいる場所もバラバラだ。彼らの中には人種・国籍・言語・性別・性癖・容姿などあらゆる偏見が存在しない。あるのはただ「友達なら一緒に楽しもう！」というシンプルな想いだけだ。

だから僕達のような初対面の人間も「友達の友達は友達」というシンプルなルールにしたがって、いかに僕達が楽しめるかということを本当に一生懸命に考えてくれる・・・その日はどこのクラブがアツいのか訊ねてみると「今日は間違いなくPACHAだよ♪」って事だったので、VIPテーブルを確保をお願いしてみた。するとさっそく友人に連絡を取ってくれて「すでに満席になってしまっているんだけれど、もしKENGO達が気にしないなら無理やり端っこに席を作るからそれでも構わないか？」・・・いやぁ、もちろんOKでございますですよ♪(o^-‘)b

その後PACHAに向かうと既に表に２００人くらいが並んでいるじゃないか・・・一応試しに入り口の奴に「テーブルを予約しているんだけれど」と言ってみると、すぐに別のVIP用の入り口に案内される。そこで「KENGOです」と名前を告げると、すぐに案内係の女の子が現れてホールを通らない裏口通路から中に入れてくれた♪　途中セキュリティーに僕のビーサンを注意されるも「フレッド（PACHAでテーブルを確保してくれた人）の紹介よ」と係の子が言うと、フリーパスだ・・・「フレッド、ごめん」と心の中で何度も謝った(TωT)　そしてPACHAの中に入ると、僕はビーサンを履いてきたことを改めて後悔することになる・・・（笑）

本気でカッコいい。女の子はみんなドレスだし、男は相変わらずマッチョだ（笑）　どう見たって映画のワンシーンにしか見えない・・・そこら辺にハリウッドスターやスポーツ選手がいたって全く不思議ではない。マジでもうちょっとマトモな格好してくればよかった(w＿－；　

と、そこにさっきのUshuaiaで知り合ったドイツ人の２人組の男の子がいた。彼らに言わせると「ここは本当にインターナショナルだよね！ドイツではこうはいかない・・・」。ほぼアジア人を見かけないこの環境では、もちろん僕達からするととんでもなくインターナショナルな感じがするんだけれど、同じ西洋人の彼らでも同じように感じるんだなぁ、とか思うとちょっと面白かった（笑）　そして彼らもやはり素晴らしく親切でいい奴らだ。僕がトイレに行こうとしてキョロキョロしていると、それを見つけた片割れが走って来て案内してくれる。そして僕はそんな彼の走り方を見て確信した・・・「やっぱりそうか、君が彼女役だね♪（笑）」