司法書士法人新宿事務所のスタッフ佐藤さんの提案で、またひとつ新しいプロジェクトに着手できる可能性が広がってきた。
現在ダラの村のプロジェクトに関しては提携先の会社の決議を待つばかりとなっているので、次なる村のインフラ整備とビジネスを絡めるアイデアを実行に移したいと、うずうずしていたこところでの提案なので、何としても実現させたいところだ。
(参照記事)
・トゥクトゥクドライバーのダラ
http://hugs-int.com/kengo/archives/1119
次なるターゲットはダラの奥さんとその弟ロン(たまにダラの身代わりにトゥクトゥクドライバーとして登場するので知っている人も多いと思う)のお父さんの村だ。 これがダラの奥さんの実家。 まぁ平たく言えばダラの義父の家♪
この村はダラの村より更に10キロほどシェムリアップの街から離れていて、しかも貯水池バライからトンレサップ湖への水路とは反対側にあるので水に恵まれておらず、そりゃもうかなり原始的な暮らし向きをしている人が多い村だ。 僕はもうかなり見慣れたけれど、改めて良く考えてみればかなり時代を超越した情景だ(笑)
年配層の人々はまだそれでもいいだろうけれど、子供たちがこの村で受けることが出来る教育機会や情報の格差が街中に住む子供たちに比べてあまりにも大きいと、大人になったときに望むことが出来る未来が全く違ったものになってしまう。
もちろん公立の小中学校はあるんだけれど、これに関しても地方部は先生のなり手も不足している事情もあり(給料も安いし、やっぱり若者は都会に憧れる)、教育レベルは推して知るべしだ。 特に英会話が必須とも言える昨今のカンボジア事情を鑑みれば、近隣の村の子供達が無料で学べる語学学校はマストアイテムと言ってもいいだろう。
こういった学校の設立や運営、それに最近力を入れ出している安全な飲料水の提供などを永続的に行うことが出来るようにするために、佐藤さんたち有志一同が村に投資を行うことを検討してくれている。 これは飲料水用の井戸。 井戸と言ってもほぼ『ただ穴を掘っただけ』だ。 今は雨季だからいいものの乾季は本当に飲料水の確保自体も大変だ・・・
今回のプロジェクトで僕が佐藤さんに提案させてもらっているのは養豚ビジネス。
(参照記事)
・養豚ビジネス@ダラの村
http://hugs-int.com/kengo/archives/1120
強く提案する最大の理由はダラの義父が獣医であり且つ以前は母豚を10頭飼育している養豚家だったから。 数年前に身体を壊し医療費を捻出するために資産を全て切り売りする羽目になってしまい、現在は豚舎も全て無くしてしまったが経験はピカイチだ。 その頃はこの地域(コミニューンという村が10村程度集まった行政区)の長を勤めていたこともあり村の名士だった人でもある。
もう一つの理由は写真を見てもらえれば分かり易いと思う。
上の写真はこのダラの実家の前の道を挟んだ向かい側にある養豚家の家だ。
飼育しているのは母豚4頭だけなのに、これだけ家の大きさが違ってくる。 ダラの実家と比べてみると造りも大きさも全く違う。
ということは水に恵まれていないこの村でも養豚は充分に利益を稼ぎ出すことが出来るビジネスだということだ。 その利益で語学学校を運営していくことが出来れば『この村で英語を使えるのはロンだけ(ダラ談)』という状況を著しく改善出来るだろう。 ちなみにロンの英語はとても使えるというレベルにはまだ遠く及ばない・・・(笑)
さて、また楽しみが一つ増えてしまった♪ 佐藤さん、朗報期待していま~す!!