日本人という既得権

昨日、衆議院選挙があって自民党が政権に返り咲いたみたいですね。数年前に民主党に熱狂した人々が、期待を裏切られたと感じて自民党に戻っただけだと思うんだけれど、次また自民党に裏切られたと感じたら、もいちど民主党に戻ったりなんかするんだろうか?w

そんなこんなで、今回自民党が勝ったことによってなにやら徴兵制になるとか、自衛隊を国防軍という名前に変更するからいよいよ軍靴の足音が、なんていうような否定的な意見も見聞きしたけれど、みんなそろそろ日本が既得権の塊だということに気がついて、それを守りたいのかどうかしっかりと考えたほうが良い段階になると僕は思う。

ちなみにこの既得権というのは、日本の中に存在する既得権ではなくて、世界の人々の目から見た場合「日本人という存在」そのものが既得権であるということです。

日本という国は多くの人達の努力もあって世界有数の豊かな国ですよね。で、国内の農業や雇用やあらゆる部分で日本人を保護するために、様々な規制を設けています。僕たち日本国民全員は、日本に生まれたのは「たまたま偶然」なのにも関わらず、この先人たちの努力の上に築きあげられた巨大な資産を自分たちで独占する権利を与えられているのです。

世界的に見れば上位数%に入るような金持ちしか住んでいない国、それが日本です。もしあなたが日本国内では貧乏だったとしても、世界的に見れば立派なお金持ちなのです。

残念ながら世の中にはそれを何としても、あらゆる手段を講じてぶち壊し、自分たちのものにしてしまいたい、と考える人や国家が少なからず存在しています。それを守るためにどうするのか?それとも守ったりせずに、その既得権を全部手放してしまったほうが良いですか?

僕はもちろん戦争は嫌だし、軍隊だってもちろん存在しないほうがいいに決まっていると思ってます。でも、もし他国から武力よる攻撃を受けた時に軍隊を持たずにどうやって対処しますか?僕たちが軍隊を持たなければ、本当にどこの国も攻めてきたりしないのですか?自分たちの権利を守りたいと言うのは右翼ですか?

武力は持たない、戦争はしない、誰も傷つけない、無抵抗、などと口で言うのは簡単です。でも、その反面自分たちが持っている巨大な既得権「日本人であること」は絶対に手放したくは無い。自分たちの築き上げたマーケットに外国人が勝手に入ってくることは許さない。果たしてそんな都合のいい話が通用するのでしょうか?

もう、政治家に文句ばかり言って、自分たちの権利ばかり主張して、綺麗事ばかり言っている場合ではないと思います。自分のことは自分で守る、守らないなら権利を侵害されても人のせいには出来ない、ということを、もっとしっかりと認識しなければならない時期に来ていると、僕はそんな風に思います。

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日本人という既得権」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    はじめまして。
    意見に賛成:)))
    たまたま日本人だった。
    本当にラッキーなことだと思います!
    それって外から刺激(攻撃?)や外に出て身を持って感じないとわからないのでしょうか。危機感が薄い人もしくは一方的に悲観的(もう日本ダメ論)が極端な気がします。。。

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