昨日、例の尖閣諸島の問題で逮捕されていた中国人船長が、限りなく政治的な判断によって起訴猶予処分となり釈放された。 ホリエモンや村上ファンドのような『やったかやってないか分からない』ような事件はしゃかりきになって立件し、このように明らかに見ただけで判断できる事件を立件しない、という2重基準を白日のものにさらけ出してしまった今回の代償は大きいよね。
で、ツイッターなどではこの件に対する世間の怒りはかなり大きく、みんなが政府の弱腰外交を非難すると共に、平成の坂本龍馬の登場や、平成維新待望論のようなものが巻き起こっている。ではここで、もし今『坂本龍馬がこの平成の世に居たら』一体どういう平成維新の足がかりを付けただろう、という推測をしてみた。
そもそも幕末期において坂本龍馬の最大の功績は『薩長同盟』を実現したことに尽きるだろう。当時の人々の頭の中で言うところの『お国』とは、『藩』のことである。今みなさんが想像している『日本という一つの国』という形が出来上がったのは明治になってからであって、それまでの世間の常識は自分の藩が国であったわけだ。その中でも薩摩と長州は犬猿の仲、戦争することはあっても同盟を結ぶなんてこともなければ、そんなこと危なっかしくて口にすることも想像することも出来なかったはずだ。
同じ日本人同士なのにそんな馬鹿な話、と思わないだろうか?今で言うところの鹿児島県と山口県が互いに罵り合って、殺し合いをしていた訳なんだから・・・
江戸幕府が日本を収めていたというけれど、当時の江戸幕府の存在は今で言うところの『国連』、もしくは『アメリカ』といったようなイメージかも知れない。この江戸幕府の政治、やり方に『No』を突きつけ新しい世界を創るために、犬猿の仲だった別々の国をひっつけて一緒に戦わせるという、常識はずれの荒業をやってのけたのが坂本龍馬である。
で、この当時の状況を今の時代に当て嵌てみれば、一体どんな状況が見えてくるだろうか?同じアジア人同士が犬猿の仲で罵り合って、殺し合いになりかけていないだろうか?同じ肌の色、同じ黒髪、似たような文化、同じような文字を使っている国に住む人同士が、まさに当時の薩摩と長州のようになってはいないか?もし平成の坂本龍馬が平成維新を行うとすれば、日中同盟をやってのけ、アメリカ型支配からの脱却のために戦いアジア新政府設立を夢見ただろう。
今回の尖閣諸島の事件に関しては、もちろん日本という法治国家が存在する以上、自国の領海内で起きた事件に関して、他国の干渉によって判断が狂わさせたということは由々しき事態である。でも、このタイミングだからこそ、みんなが無意識に口にする『日本』というものは一体なんなのかもう一度考えてみて欲しい。『日本』という言葉と概念の中で思考停止してはいけない。法律をねじ曲げ、人々の命を危険に晒し、多額の軍事予算をかけてまで守らなければならない国家とはなんなのか? 国土なのか、国家権力なのか、日本で生まれ育った人々の集合体のことなのか・・・ 一度みんなにこの『日本』という枠組みから外れ、さらに高い抽象度で考えてみて欲しい。そうなった時にこそ本当の解決方法が見つかるはずだ。
日本も中国もなければ『そもそも今回の事件は起こらなかった』のだから・・・
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近代に成立した「国家」という概念の枠が存在することで維持される治安秩序がある一方、今回のような領土問題が発生してきます。
国家共同体を考えさせられるのが、ガンダム00です。テレビシリーズが現在の国際情勢の延長上でストーリー展開しております。
国が国家群としてまとまっていき、最終的に地球連邦という政治組織ができてゆく間に起きた数々の「悲劇」。
ガンダムシリーズを通して模索してきた国のあり方、コミュニケーションの問題など、1つの答えが最終話の用意されているで、機会があれば見てみてください!
劇場版では、宇宙に出た地球人が地球外生命体と共生するための問題に迫っていて、あながち、「たかがアニメでしょ?」の一言では終われない重みですよ~。
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>上村 真衣さん
なるほど!ガンダムって奥が深いんですね~・・・。知らなかったからぜひ見てみます!ありがとう!
俺はこれからの世界のあり方というのは、既にインターネットの世界で明確に表現、というか具現化されていると思っています。 それは世界共通の大きなプラットフォームと、小さくいくつも存在している独自性を持ったコミュニティーです。この辺りについて、次回のブログに書いてみたいと思いますので、また楽しみにしていてください♪