マンダレイという場所は見所も多く外国人観光客には人気の場所だ。
日本ではミャンマーは危険な国というイメージがあるらしく、(っていうか東南アジア全体がそういうイメージだと思っている人もいる・・・)ミャンマーに行くって言ったら入国できるのかって聞かれたこともある(笑)
実際に軍隊が政権についていて僕たち的に言うとマトモな国ではないけれど、けっして危険な国というわけではなく観光客もけっこういたりする♪(多くはないけれど・・・)
面白いのがこの国に来ている観光客の出身国だ。
イタリア・スペイン・フランス・ドイツそれにタイの人が多い。
逆にアメリカ・イギリスが主だった情報源になる国の人はあまり訪れていない(笑)
こういったところでもそれぞれの国の思惑で、一般の人々に伝わる情報やイメージが違うっていうのを体感できたりして本当に面白い。
そんな国に住むビルマ人(ミャンマーの人々は自分たちのことをそう呼んでいる)の面白い風習に、TANAKAという白粉のようなものを顔に塗るというのがある。
こんな風にきれいにデザインされているのはほとんど観光客向けのようで、一般の人はただ単にほっぺやおでこに塗りつけてあるだけだ・・・
最初は何かのおまじないかと思っていたけれど、これは日焼け止めの効果があるから塗っているんだそうだ。
そんなことしなくても普通に日焼け止め塗ったほうが女の子はかわいいんじゃないのって思ったけれど、ビルマ人の美的センス的にはTANAKAを塗っていない女なんてっ、てことになるのかもしれない(笑)
マンダレイにはこれでもかと言わんばかりの数のパゴダ(寺院)があって、もしかしたら住んでいる人の数より多いかもしれないと思うくらいにたくさんある。
ミャンマーのイメージ写真に必ず登場するウービンブリッジ・・・この鳥を自由にしてあげると幸せになれるとか言われてフクロウの子供を手渡された。
3ドルで幸せになれるなら安いもんだ(笑)
ウービンブリッジの近くにあるこの学校はお坊さん専用の学校というか、近所の貧しい家の子供たちがお坊さんの修行をするという名目で、この学校に通い托鉢を受けて食事を取ったりできるというようなシステムになっているらしい。
観光客が必ず立ち寄るポイントにもなっているし、案外とうまく機能しているシステムだと感心した♪
次にここはインワという場所で、なんていうかテーマパークかって思うくらい前時代な場所だ(笑)
移動は馬車のみ・・・しかもタイヤが木でできているのに道がでこぼこだから、かなりハードな乗り心地だった・・・
ミャンマーでは歌を歌いながら自転車やバイクを運転している人をよく見かけるけれど、この馬車使い(?)の人もう歌を歌ったり、馬と話をしながら(本当に話をしていた・・・)僕たちを案内してくれた。
こんな感じのおしゃれなカフェレストランもあったりして、休憩がてらビールを飲みに寄ってみたんだけれど、僕たちのテーブルからちょっと離れた場所に感じのいいリラックスチェアが置いてあるのを見つけた。
「あの椅子結構いいよな♪」
ってハヤトに一言言っただけだったのに、少ししたらスタッフがその椅子を運んで来てくれた。
ビールを飲んでいい気持ちになって背もたれの部分に首をもたせかけていると、今度は布を折りたたんで枕のようにして持って来てくれた・・・
他のテーブルを見るとスタッフの一人がゆっくりとテーブルの周囲を回りながら、団扇のようなもので扇いでいる・・・
ビルマ人の気の利き方は一事が万事この調子だから本当に恐れ入ってしまう。
その後ホテルに着いてからは早速インターネットに接続できる場所を探すことにした。
だいたいインターネットショップの数も少ないけれど、その中から自分のPCを接続させてくれる所になると、さらに数が限られてくる。
でもここもさすがにビルマ人。
「うちは無理だけどあそこに行ってみたら?」と懇切丁寧に教えてくれる。
ただし英語があまり話せないのが玉に瑕だけれど(笑)
教えてもらったインターネットショップに行くと、すぐに2階にある外からは見えにくい部屋に案内された♪
僕のPCにLANケーブルを挿してネットを立ち上げている間もずっと後ろから見ている・・・
なんだろうと思っていると、案の定yahooのページにすらアクセスできない・・・
と、すぐさまスタッフの彼が僕のPCを触りだし、またしても日本語表記の画面を事も無げに突破し、僕の求めているサイトにアクセスできるようにしてくれた。
と言ってみたところで、今日このブログをアップロードするのに(書くのにではない)1時間近くかかっているくらいネット回線のスピードは遅いけれど・・・
と思って確認したら速度1Gbpsってなってる(笑)
しかし一体この気の利き方はいったいどういう教育を施してこうなっているんだろう?
もし、この国が軍事政権にならずにビルマのまま発展していたら、今頃はいったいどんな国になっていたんだろう?
そう思わずにはいられないくらいに、ビルマに住む人々は素晴らしい・・・