求む『日本語クメール語同時通訳機能』

『最先端の人工知能が、Skypeのリアルタイム機械通訳を可能にした』っていうこの話題。http://wired.jp/2014/12/20/skype-used-ai/

いやぁ、マジですごい。SFの世界がどんどんと現実になっていくこの感じ、面白いやらちょっと恐ろしいやら複雑な気持ちにさせられるけれど、デモ映像を見る限りまずは英語とスペイン語という親和性の高そうな言語同士でのトライっぽい。言語の構成的に全く違う日本語と英語でのテキスト翻訳は未だに甚だ不自然で、互いの言語を理解している人にしか使えないんじゃないかというお粗末なレベルを脱していないんだけれど、これもそのうち人工知能が解決をはかってくれるのだろうか?

っていうか、僕の念願である日本語クメール語リアルタイム翻訳が可能になる日は僕が生きているうちに叶うのだろうかw その前にクメール語がこの世から消滅するんじゃないかと意見もあったけれど、さもありなんな気がせんでもない・・・

さて、このリアルタイム翻訳機能のベースになっているのは言語を聞き取ることが出来る機能なわけで、これはすでにiPhoneのSiriとかAndroidの「OK Google」でかなりの正確さを誇っている。例えばSiriの英語版はイギリス英語とオーストラリア英語とアメリカ英語の3種類が用意されていて、僕のアメリカ人の友達がイギリス版のSiriに話しかけても全く読み取ってもらえない。無意味に精緻だw もちろん僕が全ての英語版Siriに話しかけても、英語を話すのを金輪際やめようかなと思わせてくれるくらい全く聞き取ってもらえない。

人間ならばアメリカ人とイギリス人が英語を話していて互いに聞き取れないというシーンはほぼ皆無に等しいだろうし、僕のような訛りのひどい英語ですらみんなそれなりにちゃんと理解をしてくれる。っていうか、僕は英語も訛っているけれど日本語も大阪弁だ。カンボジアに来る前に2年ほど東京に住んでいたけれど、どうしてもこっ恥ずかしくて標準語を話すことが出来なかった。僕にとって標準語のイントネーションで話すことは、裏声で歌を歌うとか鼻にかかったオネエ言葉で話すこと以上にハードルが高い。ところがコンピューターに理解してもらうためには標準語のイントネーションにするしかない。

今まで誰に対しても話すことが出来なかった標準語が、コンピュータに理解してもらうためには話さざるを得ない。さてこれはコンピューターが人間に近づいてきているのか、それとも人間がコンピューターに合わせざるを得なくなっているのか、どっちなんだろう?

将来的には人工知能が人間を支配して、というようなさらにSF映画チックな未来が予想されているけれど、すでに人間はコンピューターのために特別な便宜をはかりだしているのではないだろうか?頻繁に停電が起きるカンボジアでも人間はそれなりに我慢して生きていくことが出来るけれど、サーバールームなどは空調完備でなければならない。いまだに世界の人口の大半は空調設備すら持っていないの言うのに。

2018年にコンピューターは脳に追いつく。コンピューターのチップ1枚に組み込まれるトランジスタの数が300億個に到達し、人間の脳細胞と同じになるという見解をソフトバンクの孫さんが披露していたけれど、きっとその日は確実に訪れるんだろう。そうなった時に人間は自分の応対している相手が人間かコンピューターか判別が付くんだろうか?いやぁそんなこと考えだすとマトリックスって映画の未来が現実になる日はすぐそこなのかもしれないね。

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