CNN『世界のヒーロトップ10』

以前このブログでDUFFというフリーマガジンを紹介したことがある。

僕がカンボジアでやっている試みを面白おかしく紹介してもらったりしたこともあって、そこのメンバーの一人でありデザイナーのケンが今回カンボジアに来るのを楽しみに待っていた。


(参照)
フリーマガジン
http://hugs-int.com/kengo/archives/1198
終戦記念日と地雷
http://hugs-int.com/kengo/archives/1216

カンボジア訪問もすでに5回目くらいになるという彼は、僕と同じくエベレストのベースキャンプまで行ったこともあるという、なかなかのツワモノ旅行者でもある。

ちなみに僕が行ったのはチベット側のベースキャンプ(だから正確にはチョモランマのベースキャンプ)、彼が行ったのはネパール側のベースキャンプ。 実は同じベースキャンプでも(双方高度5000mオーバー)そこに辿りつくまでに越えなければ行けない行程に決定的な差がある。

片方はとんでもなく大変でもう一方は、まぁ車で行けちゃったりする(それでも高山病にやられて大変ではあるけれど・・・) あえてこのエントリーではどちらが大変なのかは触れないことにしよう(笑)

(参照)
誤算
http://hugs-int.com/kengo/archives/1020

そんな彼の今回の訪問の目的の一つがアキ・ラー率いる地雷撤去チームにカメラを渡して、日々の様子をスタッフ目線で撮影してもらうという事だった。

彼らの真剣な作業の様子などの写真は今までにあらゆる人々が撮りためてきているので、今更特?貴重な写真ってわけでもない。

それよりも、以前にもこのブログでも書いたことがあるけれど、彼らの日常、いわゆる地雷撤去作業以外の時間のみんなの素顔が本当に素敵で、しかも世間に出まわっていない貴重なシーンでもある。 そういった写真をたくさん撮影してもらって自分の雑誌で紹介したいというのが、彼の望むところだということだった。

そのため今回アキ・ラーのチームと地雷原に同行してジャングルに1泊する予定だったのだが、地雷原に入るのが明日からなのに、ケンのカンボジア出発が明後日の朝だということで次回のお楽しみということになった。
で、今日はちょうどアキ・ラーの身内の100日法要ということだったので、カメラをチームのみんなに託すことも兼ねて一緒にお寺に同行することにした。

まずはお墓参り・・・

線香を焚いて仏前に現況を報告したりするってのは、ほぼ我々仏教徒の日本人が日頃やっていることと変りは無い。その後はお寺に行って法要の準備を親族一同総出で行ない、そこに近所の人がひっきりなしに訪ねてくる。

あぁ多分、古き良き日本はこんな感じだったんだろうなぁ、と思わせる光景だった。 残念ながら典型的な核家族で育った僕には、こういう暮らしを続けるのは苦痛な作業になりそうでもあるのだけれど・・・しかしやはりデザイナーってのは写真を取るのも上手いよね。 同じモノを撮っても構図が違うと、こうもいい雰囲気の写真になるんだな、と改めて感じさせられる1枚がこれ。

ただアキ・ラーが子供たちの世話をしているだけの写真なんだけれど、何故か彼の優しさがにじみ出てくる。なんて言うか、まさに古き昭和の香りただよう一枚って感じだ。
kentakamatsu1105 108
ちなみにアメリカのCNNテレビが選ぶ『2010年世界のヒーロトップ10』の一人として、アキ・ラーが選ばれている。

現在CNNのサイトで投票が行われていて、今年のヒーローナンバー1の発表に合わせてアキ・ラーも今月20日からアメリカに行くそうだ。 下にCNNの投票用のURLを貼りつけておくので、ぜひみんなの力でアキ・ラーを世界一のヒーローにしようじゃないか!
CNNヒーロー投票用のURL
http://heroes.cnn.com/vote.aspx
CNNによるアキ・ラー紹介ページ
http://www.cnn.com/SPECIALS/cnn.heroes/archive10/aki.ra.html

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