森林浴

少し前のブログにて、シェムリアップの観光名所のひとつフローティングヴィレッジが
あまりにも高すぎてびっくりしたということを書かせてもらった。
そんな僕にコンポンプロックヴィレッジという、同じ水上生活者の集落でも全く違うのがあるから
と、やたらとダラが勧めてきた場所がある。
正直言うと、フローティングヴィレッジで嫌な気分を味わった僕は行きたくなかった。
どうせ湖に船で出て、水の上に浮かぶ家を見せられて終わりでしょ?という感じだ・・・
ただ今日が最終日だし、そこまで言うなら一度訪ねてみようという気持ちになったので
僕のバイクをダラと2ケツしてコンポンプロックに向かった。
チケットブースの役目を果たしている家で、乗船料を取られる。
一人15ドル、2人で30ドル・・・やっぱり高いし同じじゃないかとすでに嫌な気持ちになった。
そして船に乗り込み約30分、そこに確かにフローティングヴィレッジには無かった光景が
展開されていた。

このあたりの家は浮かんでいるわけではない。
乾季はこのあたりの水位が8メートルも下がってしまい、
その時は普通に歩くことが出来るようになるようなので、年中浮いてばかり入られない。
というわけで、とてつもなく高い位置に高床式住宅が建てられている。


いま、ちょうどいい感じに仕上がっているこの家の入り口も
乾季には8メートルの高さにあるってことになる(笑)

しかも、こんな家で犬を飼っていたり豚を飼っていたり
イワユル普通の暮らしをしているし・・・

入浴に洗濯などは全て目の前でやってしまえるという限りなく便利な暮らし向きのようだ(笑)


しかし、ここのハイライトはこの集落を抜けたところにあった♪
森がすっかり水の中に沈んでいる。
マングローブは基本的に海水の河口付近だから、ちょっと違う。
こちらは完全に水に水没してしまった森だ・・・

そして、その森をさらに抜けると水平線が広がっている。


そこで、船のエンジンも全て止めてただ浮かぶことを楽しませてくれた。
海と違って波もないし、何の音もしない本当に静かなだだっ広い空間。
どうしてここがメジャーな場所になっていないんだろう?
フローティングヴィレッジなんかとは雲泥の差だ、いやマジで。
さらに、森の脇で地元の兄ちゃんが漕ぐ手漕ぎボートに乗り換えて
森の中を散策してもらうことが出来る。

なぜか、この人もうれしそうな顔で漕ぐのを手伝っていた(笑)

木がたくさんあるおかげで、ただでさえない波が完全に消されて
あたり一面の水が鏡のようになっていて、そこに水草が浮かんでいる。


つかの間、”森の中の湖”では無く『湖の中の森』に浮かぶ小船の上で
昼寝をさせてもらった♪


これだけの場所がガイドブックにも特に載っていないし、宣伝もされていない。
カンボジア人はアピールということについて何を考えているのか
今をもってしてもさっぱり解らないまま、今日カンボジアを後にする(笑)

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森林浴」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 憧れの無人島のオーナーになりました(笑) | 北浦健伍の「僕、カンボジアに住んじゃいました」

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