野生児

題名とは全然関係ないんだけど昨日5つ星の高級ホテルとやらいうところに行くと、どうやらネット回線の速度が僕たち下々の者供が使っているよな軟弱なものではなく、日本ほどでは無いにしてもかなりの速度だという話を聞いて早速試しに行ってみた。
僕の部屋からだと25時間かけてみても結局アップできなかった161Mのファイルをアップロードしてみると、なんとたったの25分と表示される!!
信じられない気持ちでパソコンの前に25分間張り付いてみると、本当にアップできた!
凄い・・・素晴らしい! これが文明ってやつだろ!?
ってな訳でせっかく手榴弾の爆破シーンもアップしたので見てちょうだいね♪
ちなみにカンボジア語で「1・2・3」は「モイ・ピー・バイ!」と言います。

そんなわけで題名の話題に戻るけど、大体カンボジアって言う国は日本ではかなり誤解されたイメージを持たれている。


例の貧しくてかわいそうな国というイメージだ・・・


確かに金持ちな国では無いけれど、かわいそうな国というのは本当に違和感を感じる。


 


 


僕としてはこの国が金銭的に貧しい原因は、文明そのものがあまり無いからなんじゃないだろうかと思う。


極端に言えば自給自足の暮らしで生きていけてしまうから、金は無いけれど食べ物が無いわけでもない。


これがアフリカあたりだと食べ物すら無いってことになるから、確かに悲惨な暮らし向きということになるんだろうけど、この国では農作物や魚、動物が豊富にいる。


 


 


だからこの国の子供たち(もちろん大人もだけど・・・)は本当にワイルドだ(笑)


日ごろは授業を教えるという立場で接しているから、普通に一生懸命勉強する子供たちだなぁという印象だけだけれど、一緒に遊びに行ったりすると彼らのポテンシャルを目の当たりにすることになる。


 


 


先日孤児院の池がすぐ近所にあるって言うので一緒に魚取りに行こうということになった。


網を持っていくので魚釣りではなくて、魚取りだ♪


みんなでぶらぶら歩いて行ったんだけれど、地平線まで見渡す限り田んぼが続く一本道以外どこにも池なんか見当たらない・・・





 


 


結局孤児院からゆうに30分以上歩いて行った先の水が張ってある田んぼの中をジャブジャブと入って行ったところに池があった。


日本に居る時なら家から5分以上の距離は車で行くと心に決めている僕としては、子供が乗ってきた自転車を強奪することにした(笑)





 


 


到着するや否や全員が上半身裸になったかと思うと一斉に網を持って池に飛び込んでいった・・・







てっきり僕は陸から投網でもするのかと思っていたので、結構この国に慣れたつもりでいたけれどやっぱり驚いた(笑)


みんなで網を持って魚を囲んでいって一網打尽にするといういたってシンプルな漁法で、その横ではプロの漁師らしい親父が一人で網を動かしていて、あがってくると大量のえびを確保していた。





 


 

ボランティア教師の一人が竿を持って来ていたので餌はどうするのかなと思っていると、子供が手で土を穿り返してミミズを捕まえて渡してあげていた・・・いやはや素晴らしい手際の良さです。 


僕がこの前カエルを食べて美味しかったという話をしていたので、しっかりとカエルも数匹確保してくれていた・・・大きな声では言えないがありがたくない話だ・・・(笑)


そして孤児院に戻るなり早速調理が始まり、僕のカエルちゃんは串に刺されて香ばしく焼かれている。
その横では鳥がえらく騒いでいるなと思っていたら、今やこの孤児院の兄貴分のような存在になっているダラに鴨が捕まえられていて、素晴らしい手際で首を捻られアッという間に鶏肉へと変化させられていた。


金は無いから確かに経済的には貧しいと言うのかもしれないけれど、この逞しささえあれば何にも怖い物は無い。
金と経済に依存してすっかり逞しさを失ってしまった子供たちが暮らす国出身の僕は心からそう思った。

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野生児」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: シェムリアップに到着した | 北浦健伍の「僕、カンボジアで農業始めちゃいました」

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