はや一年、たったの一年?

ちょうど先日の15日でこのブログを書き始めて1年が経ちました。このブログを書き始めたのは、ちょうどカンボジアにボランティアの日本語教師をしにきた事を皮切りに、アジアを周遊して色々な現状を確認する旅に出た日だった。今から思えばあの時点で、まさか『翌年自分がカンボジアに住んでいる』とは想像もしていなかった(笑)

実際のところ、昨年カンボジアにやってきたときは誰一人知り合いがいない状態だった。ただ一人だけ連絡先を知っていて、何度かメールのやり取りなどで意見を交わしたことがあったのがフィフォン。一度孤児院で会っているんだけれど、例によって人の名前と顔を全く覚えられない僕が一度会っただけで、もう一度会うかどうかわからなかったカンボジア人を覚えているわけは無く、空港で向こうから声をかけらるまでわからなかった・・・(;´▽`A“  そこからポールやサラ、ダラとの出会いがあったり、地雷原に送り込まれアキ・ラとの出会いがあり、ネパール、チベット、エベレスト、インド、ベトナム、タイ、マレーシア、ミャンマーで数多くの人達と出会った。

年末に日本に戻り、そこから自分にいったい何が出来るか?何がしたいのか?色々と考えてみた。考えた結果は『これ以上日本で考えていても意味が無い。現地に直接行って出来る事、やりたいことをかたっぱしからやってみよう』ということだった。3月にカンボジアに移る事を決意した後、ブログを通してせいきゅんとの出会い、そしてまた同じくブログを通じて正大さんのような素晴らしく共感できる意見の持ち主と意見交換をする機会があった。カンボジアに来る前に上海にワンタッチして、日本の仲間が現地にオープさせたクラブ『ノードラウンジ』のオープニングイベントに顔を出して刺激を受けた。
ノードラウンジ
http://nodelounge.com/

そう言えば、マイケル・ジャクソンの一周忌イベントをカンボジアのアンコールワットでやってやろうと、2006年・2007年にマイケルを日本に呼んだ『ポジティブ・プロダクション』のモーリスとも、一緒にカンボジアに来たりとドタバタやってみた。結局はユネスコやアプサラオーソリティーの厚い壁に阻まれ、この企画が陽の目を見ることは無かったが、アンコールトムという遺跡でならイベントが出来るという所までは分かったし、まぁそれはそのうち何かのイベントが出来るかも知れないというオプションが出来たということで良しとしておこうw
ポジティブ・プロダクション
http://www.positiveproduction.com/

カンボジアに来てからは以前より可能性を感じていた『マイクロクレジット』をさらに昇華させた形にしたいと考え、近隣住民が借り入れた資金から支払う金利が孤児院の運営費用に当てられる仕組みを作った。孤児院を通じて自分たちがビジネスを初めて利益を出すチャンスを得たのだから、次はその利益の中から金利として自分たちの住むエリアの子供たちのために使ってほしいという発想だ。

そこで知った養豚や養殖などを自分たちでも手がけてみることにした。自分たちもそのビジネスを熟知している方が、資金の借主に対して良いアドバイスが出来るようになる。さらに村に新たな雇用を創り、豊かになる人を増やしたいと思い、そのビジネスそのものに投資してもらえるような仕組みを提案し、実際にアッキーやせいきゅんたちに投資してもらうことが出来た。もちろんこれらのビジネスはまだまだ初期段階なので、これからさらにもっともっと煮詰めていかなくてはならない。

そうこうしているうちにもスイスにポールやサラたちに会いに行き、ついでにオランダに遊びに行ったり、スペインのイビサ島に『地上の楽園』を体験しに行ったりした。この体験は、僕に『カンボジア、特にシェムリアップをアジアの楽園にしたい』という思いを強くさせた。いつまでもカンボジアが可哀相な国であっては行けない。もうそんな時代はさっさと終わりにして、アジアで一番楽しくかっこいい場所になればいい。それと並行してせいきゅんからうちの孤児院の子供たちを日本に招待したいというオファーがきた。まぁ、そんなもんパスポート取れば済む話だから簡単だろうと、安請け合いしてみたらとんでも無く大変な作業になった(笑) これは短期間でカンボジアという国を学ぶのに非常にいい勉強になった。まさに生きた勉強とはこういう事を言うんだろう・・・

一度日本に帰国した際に、グローバルリーダーを育てるという目標の下IGSを創業した正大さんと会って熱い話を注入される。『スゲー!こんな熱い人が僕の周囲にいる!本気で日本を変えようとしている』。さらにDUFFというフリーペーパーを発行している高松くんにも出会った。『真面目で小難しい事を力を抜いてフザケながらやっちゃおう』ってなコンセプトがぴったりと僕にはまった。そう言えばカンボジアに移ってすぐ位の時に、ミスター土着菌の吉井さんにも出会っている。これまたとんでもなく熱い魂を持った人だ。『毎年カンボジアに来て農業指導をしているが、時間的な制約があり伝えたいことを伝えきれない。 誰か日本に留学に来てくれれば・・・』という話から、今回のチェットの日本行きを検討することになった。
IGS
http://www.iglobalsociety.com/

DUFF
http://www.duffworx.com/DUFFMAGAZINE/Home.html

そして先日『SmileJP』の招きで子供たちと一緒に日本へ。そこでまた、たくさんの出会いがあった。カンボジアに絶対に来ると約束してくれた人多数。日本の大学生に僕の話を聞いてもらいたいといって、講演会の準備を初めてくれた由美ちゃんのような人もいる。 せっかくカンボジアに来てくれるという人がいるのなら、シェムリアップ楽園化計画の第一歩として宿泊施設を作ってみたいと思った。これについては現在土地の買収交渉中だ。他にもメグがせいきゅんと組んで、カンボジアスタディーツアーを計画している。手前味噌だけど、僕以上にシェムリアップを楽しむことが出来るツアーを創れる日本人がいるとは到底思えないので、 カンボジアに来てみたいと思っている人は要チェックだ。
SmileJP
http://www.smile55.org/

うーん、しかしこうやって書いてみると、日々のんびりと過ごしている割には色々なことが動いてきたんだなぁって思う。なにかの大きな歯車ががっちり咬み合って、全てが僕の思う以上の形となって回り始めているように感じる。さて、次の一年はどんな出会いと冒険が待っているんだろう?楽しみで仕方ないし、今設定されている未来以上に素晴らしい未来にしてみせる。これからもよろしくお願いします!!

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はや一年、たったの一年?」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    一年こうやってブログで見ると、めちゃくちゃ早いし、全部知ってるだけに、なんか全部が全部最近のように思います。
    でも、今から更に楽しくなりそうな気がして、
    毎日毎日、アジア進出を考えてワクワクしています。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    おっとっと。
    自分の名前をみるとコメントしたくなっちゃいますねww
    私の中でのケンゴさんが、
    ずっとカンボジア漬けなイメージなので、
    1年って聞いて不思議です。
    講演会やる仲間にケンゴさんのブログ見てもらいますね~
    カンボジア、はやくはやく行きたいでっす!

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >チャーミー:yumiさん
    ずっとカンボジア漬けではないよ(笑)一部分しか見ていないと、客観的に物事を見ることが出来なくなって、物事の本質を見誤ることにもつながるからね。
    カンボジア、そして日本、さらにはアジア全土を良くしたいと思うからこそ、常に広い視野を持ち続けたいと思っています。
    カンボジアで会うことを楽しみに待っています!

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