ラッキーかもね(笑)

えーっと、実はよんどころない事情でスペインのイビザ島に来ています
時は去年の夏の話に遡るのですが、僕がカンボジアに来るきっかけを作った張本人でもあり、地雷原へ行って来いなどの無茶ブリを平気でしてくれる、僕の頼れる兄貴分の長江さん「来年の夏はイビザ島に行こう!」と誘われ、軽~い返事をしてしまっていた・・・
(参照)
地雷と長江さん

てっきり忘れているものだと思って安心していたら、ちょうど僕がスイスに行っているタイミングで電話がかかってきた。
「6月の末くらいにイビザに行くことになったから、チケットを取っておくように♪」
「・・・・・・( ̄_ ̄ i)」
いや~っ・・・てっきり油断していました(笑)
しかも今回は先日長江さんと酒を飲んでいるときにうっかり「僕も行きます!」という迂闊な発言をしてしまった、オザも強制参加の憂き目を見ることに相成った。
僕はカンボジアからだし、みんな出発地点も日程もバラバラなので結局現地で合流するということになり、僕はこの時とばかりに溜まりに溜まっていたマイレージを消化して、渡航費を節約することにした♪
バンコク・マドリード間の往復を取りたかったんだけれど、どうしてもその区間の行きだけが取れなかったので、行きはローマ経由でイビザ島入りすることになった。そのトランジットはラッキーなことに経由時間がかなり長い。
これはせっかくなのでローマ観光も済ませてしまおうという目的と、ここ最近の移動の疲れが重なっていたこともあって、絶対に飛行機で寝ないと体が持たないと判断した僕は、またしても睡眠薬の世話になることにした。
はっきり言って普段あらゆる薬を全く飲まない僕は、ことさらに睡眠薬がよく効く。
今回の飛行機はほぼ満席だったため、いつものごとく真ん中の列のシートで横になることも叶わなかったのだが、薬のおかげで到着する前の食事に起こされるまで椅子に座ったまま完全に熟睡していたようだ。
そして、だいたいいつも起きてから数時間は頭がぼーっとしている時間が続いてしまう・・・(その時はしっかりしているつもりなのだが、後でやっぱりかなり抜けていたことに気がつく(笑))

そして今回もやはりかなりボケていたようだ・・・(いつもだろう!というツッコミは無視いたします)
というのも、地図を広げてどこに行こうかと思って思案していたら、親切なイタリア人に声をかけられ、あっという間に腕にミサンガが巻かれ、そして25ユーロ請求されていた(笑)
いつもなら発狂してやるところだが、さすがに睡眠薬は精神安定作用を持っているだけにそうはさせてくれなかったようで、すんなり30ユーロを渡し、しかも後で良く考えてみると釣りをもらうことも忘れていた・・・っていうか、この薬ちょっと効きすぎだよね?(((( ;°Д°))))
いわゆるローマの名所をぐるっと回って、はっきり言ってもう死にそうなくらいクタクタになっていたんだけれど、空港までは電車で帰ろうと決めていたのでローマ駅に向かった。
自動券売機はもちろんイタリア語で書いてあって僕にそんなもの読めるはずも無く、どうすりゃいいんだろうと思案していると、またして親切なイタリア人が現れた(笑)
空港まで行きたいという僕の話を聞いてドンドンとボタンを押して画面を操作してくれるこの親切なイタリア人が『1~4』までの数字が並んだところで手を止めて、「どれ?」と僕に聞いてきた。
確か飛行機の出発はターミナル3だったと覚えていた僕は、ためらいなく「3だ♪」と答えると、画面に42ユーロと価格が表示される。

えらく高いなとは思いつつも、さすがに券売機に騙されることも無いだろうと思ってお金を入れて、その親切なイタリア人に1ユーロを手渡し引きとってもらった。
すると券売機からチケットが3枚出てくる・・・一瞬何のことだかさっぱり理解できなかった僕は、券売機から取り出してシゲシゲとそのチケットを見比べてみて、ようやく自体が飲み込めた!?
『同じチケットを3枚購入してしまっている!』

いやはや、完全に無駄な28ユーロを自分の思い込みのせいで払う羽目になってしまったばかりか、またしても朝のミサンガ事件も頭をよぎり、もう腹が立つやら悔しいやら情けないやら・・・
駅員らしき人に払い戻しを尋ねるとチケットオフィスに行けと言われたが、チケットオフィスは長蛇の列。並んでいたらとてもじゃ無いが飛行機のチェックイン時間に間に合いそうにない。
しかも空港行きの電車が出るホームは更に400mくらい歩いた先にあるらしいので、疲れと腹立ちで多分傍からみればかなり怖い顔をして歩いていただろうと思う(TωT)
フラフラになりながらホームまでたどり着くと、なんとそこにも券売機があるじゃねーか・・・
ここで買えば良かったとか思いながら券売機に目をやると、僕と同じようにチケットの購入の仕方がわからず困っている親子がいた。迷っているということはイタリア人じゃ無いってことだから、英語が通じる可能性が高い♪
そこでおもむろにその親子に近づいた僕は「どこまで行くの?」と聞いてみた。
「空港まで行きたいんだけれど・・・」とそのお母さん。
「ちょうどそれなら話が早い♪ここに間違えて買ったチケットが2枚余っているから、これ売ってあげるよ!」と、とんでも無く訝しげな顔をしている親子に僕の間違えて買ったチケットを見せ
「ほら、ここに空港行きって書いてあるでしょ!僕、イタリア語が読めないから間違ってしまったんだよ。嘘じゃないよ。あっ、あそこに駅員さんがいるから一緒に聞きに行こうよ!ね、ね・・・こっちこっち!!早く~♪」
と半ば強引にその親子を連れて駅員らしき制服の人の元に行き、そのチケットが本当に空港行きのものであることを説明してもらい、まだ半分狐につままれたような顔をしているお母さんから無事28ユーロを受け取ることに成功!

なんとか失敗を一つ取り戻すことが出来た(笑)
ラッキー♪ヾ(@^▽^@)ノ
っていうか、もう当分どこにも行きたいくない・・・いや、本当にヘトヘトだ。(´д`lll)
来週カンボジアに戻ったら、もう9月に日本に行くまで絶対にどこにも行かないぞ!


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ラッキーかもね(笑)」への7件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    取り合えず、しっかりして下さい。笑
    でも、英語圏しか知らない私から見ると
    英語圏以外でそんなダフ屋みたいな事(笑笑)
    出来ちゃう人はすごいと、ホントいつも思う!
    私、多分ってか絶対無理、泣き寝入りしちゃう。
    ま、兎に角、安全に帰って来て下さい。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >時事問題オタク・えびてんさん
    いや~・・・いつもしっかりしてるつもりなんだけどなぁ・・・(T▽T;)
    でも俺、やっぱりどこでも生きていけるなと再確認しました(笑)

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >ささらさららさん
    はい、頑張って珍道中をお伝えできるよに、またどこかに行きたいとは思いますが、ちょっと休憩させてください(笑)

  4. ピンバック: イビザ 熱すぎるクラブ活動 | 北浦健伍の「僕、カンボジアに住んじゃいました」

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